金銭感覚が殿上人!金持ちの彼氏と付き合ったエピソード5編

高級マンション

20歳女性。大学生。

大学入学直後に、お金もちの男性と出会い、夏には交際をはじめる。

 

しかし、彼の金銭感覚に疑問を抱き、生きている世界の違いが我慢できず、冬に別れを告げました。

その後は、自分と似たような金銭感覚の男性と交際を開始。

 

 

金持ちの彼氏と付き合ったエピソード1.出会い

有名大学

 

私が過去に付き合った男性のなかに、それはもうお金持ちな男性がいました。

彼との出会いは、大学に入ってすぐの新入生歓迎イベント。

 

彼は一つ上の学年の先輩で、軽音系のサークルに所属していました。

その軽音系サークルに興味があったので、私はそのイベントに参加することにしたのです。

 

イベントの内容は、「みんなで自己紹介をし合ったあとに、食事を楽しむ」という、一般的なものでした。

なかなか周りに馴染めない私に、優しく声をかけてくれたのがその先輩。

 

サークルのことも分かりやすく教えてくれ、私が周りに馴染めるように、周囲にも声をかけてくれたのです。

そんな彼の優しさが、大学に入学してばかりで、緊張していたあのころの私に、とても安心感を与えてくれました。

 

食事も終わり、集金の時間になったときのこと。

新入生は500円を支払うことに決まっていたのですが、私が財布を取り出すと、女性の先輩に止められました。

 

「新入生は500円って話だったけど、あれはなし。新入生の分は全部、あの先輩が払ってくれるから」と、言われたのです。

そのお金を払ってくれるというのが、私に優しくしてくれた先輩でした。

 

財布から10,000円出すと、「集金よろしく」と言って、片づけをはじめた先輩。

そのときの新入生は20人だったので、本当に全員分の値段です。

 

私は、「まさか、あの先輩一人で20人分払うわけないし、事前に用意されていた冗談のようなコントだろう」と思いました。

「最初に先輩がほかの先輩から集金をしていて、彼を目立たせるために、そう仕組んだんだろう」と考えたのです。

 

しかし、それが本当に先輩のお金だと知ったのが、イベントの帰り。

女性の先輩に「サプライズでタダになるなんて、びっくりしました。ありがとうございます」と、礼を伝えた私。

 

すると、女性の先輩にこう言われたのです。

「払ったのは本当にあいつ一人だから、礼を言うならそっちに言ってくれ」と。

 

その顔は、冗談を言っている顔ではありませんでした。

私は「そんなことがあるなんて、彼はいじめられているのでは」と思いましたが、そんな雰囲気もありません。

 

彼がお金持ちであることを知らない私には、謎が深まるばかりでした。

 

金持ちの彼氏と付き合ったエピソード2.親密に

電話する女性

 

新入生歓迎イベントの新入生のお金を、彼が本当に払ってくれたという話を聞いた私。

そのため、帰り道に話すきっかけがつかめなかったので、帰宅後に思い切って、連絡をしてみたのです。

「先ほどは、ありがとうございました。ごちそうさまでした」というような感じで、シンプルな文章だったと思います。

 

それから彼と、毎日連絡をとるように。

彼はアルバイトもしていないようで連絡もとりやすく、勉強のことや音楽のことで、直接二人で会う機会も増えました。

 

音楽というと、私も彼もギターを担当していたのですが、彼は本当に何本ものギターを持っていましたね。

私がサークルを通じて見ただけでも、5本はあったと思います。

 

しかも、どれもプレミアものです。100,000円は軽く超えています。

「それでいて、アルバイトをしていないということは、相当なお金持ちなんだろうな」と、私はうすうす気づきはじめていました。

 

楽器の話やバンドの話で盛りあがったり、勉強を教えてもらったりしているうちに、彼にだんだん惹かれていった私。

彼も私を気に入ってくれたらしく、夏休み前には彼との交際がはじまったのです。

 

 

金持ちの彼氏と付き合ったエピソード3.交際

アパレルショップ

 

交際がはじまってすぐに、夏休みに入りました。

家がそこまで裕福でなかった私は、平日はバイト三昧。

 

それは彼に伝えてあったのですが、平日に彼からくる連絡の数の多さに、驚きました。

ですが、「私がバイトをしているけど、彼はしていないから仕方がない。寂しい思いをさせてしまって、申し訳ない」と、当時思っていたのです。

 

休日は彼とのデートにあてました。

なんと食事は、全部おごり。

 

私もバイトをしていて稼ぎがあるのに、彼のお金は、親が稼いだお金。

なんだか、彼の両親におごられているようで、変な気持ちになりました。

 

そして、買い物デートの際の彼の金遣いに、驚きを隠せなかった私。

私が「少し欲しい」と思って見ていただけでも、「欲しい? 買おうか?」なんて言ってくるのです。

 

あまりそういうことに慣れていなかったので、いつも断っていました。

ですが、次のデートにはそれをプレゼントしてくれたりと、とにかく多くのサプライズを準備してくれた彼。

 

普通の女の子なら、喜ぶことなのかもしれません。

ですが、私には「親のお金でなにをしているんだろう」という疑問が浮かんでいました。

 

付き合っていくうちに分かったのですが、彼のお父さんはとある企業の経営者で、とにかくお金持ち。

さらに彼はその跡を継ぐことが決定しており、将来も補償されているとのこと。

 

たまに「会社の人と食事をした」という話や、「会社の研修で、海外に連れていかれた」という話をしていました。

私のなかではだんだん、彼の存在が遠く感じるようになっていったのです。

 

金持ちの彼氏と付き合ったエピソード4.別れ

後悔する女性

 

彼との交際期間が半年を迎えようとしたとき、私は彼に別れを告げました。

周りの友人には「もったいない!」と、たくさんの人に止められましたね。

しかし、私には彼との金銭感覚の差や生きている世界の違いに、耐えることが難しくて、しょうがなかったのです。

 

たしかに、彼とのお付き合いは楽しかったのですが、自分がいつも惨めでした。

彼は別れを告げても、すぐは納得してくれませんでしたが、なんとか分かってくれたのです。

 

金持ちの彼氏と付き合ったエピソード5.その後

会話する夫婦

 

その後は、自分と同じくらいの家庭の人と、お付き合いをしました。

おごってくれることはなく、いつも割り勘。

しかし、お金持ちの彼と付き合っていたときのような、惨めな気持ちはありません。

 

むしろ、自然体でいられました。

 

まとめ

私が経験した、お金持ちの彼氏のエピソードはいかがでしたか?

 

お金持ちの男性は魅力的かもしれません。

しかし、それは金銭感覚の違いに、ある程度我慢できる人だけだと思います。