33歳男性。フリーライターをやっています。
大学卒業と同時にサラリーマン生活をするが、大学時代から夢だった独立が忘れられず、脱サラ。
しかし、事業が上手くいかず、銀行の融資担当からの催促に涙する日々を送っています。
昼は本業、夜はアルバイトの生活を繰り返しながらの生活が続く毎日。
その後、幸いなことに人に恵まれ、だんだんと本業で生活ができるように。
そのころ、昼ご飯が100円から300円と予算アップ。
なんとか今は、1000円ランチも行けるように。
現在は小さな会社の代表、日々精進中です。
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貧乏すぎて辛かったエピソード1.お湯がでないので、水シャワー
貧乏エピソードで、よく水が出ないやガスを止められるという話しを聞きますが、ガスだけでも大変です。
お湯がでないことによって困るのは、お風呂やシャワー。
水のシャワーも、はじめのころは荒行にしか思えませんでした。
水が体にかかるたびにあがる、悲鳴のようななんとも言えない声。
そんな日が続くと、体が慣れて水が温かく感じてくるんです。
銭湯などで普通のお湯を浴びようなら、逆に熱湯に感じてきてしまうほど。
体質の変化でしょうか。
いくら慣れてきても、冬場の水シャワーはさすがに死んでしまいそうな冷たさ。
タオルで体を拭いたりしてしましたが、髪を洗うのだけはなぜか怠らなかった私。
一応人の目を気にしていたからか、貧乏なりのプライドだったような気がします。
テレビでやるお祭りの特集で寒中水泳の映像が映りますが、余裕に感じてしまうのも、人には自慢できない経験からのもの。
ただ、貧乏でも水を止められずに済んだのは、不幸中の幸いでした。
貧乏すぎて辛かったエピソード2.畑の作物が宝の山に見えてくる
皆さんに誓ってもいいです。
決して、畑泥棒はしていません。
スーパーに行くと、ときにお肉よりも高い野菜。
貧乏なりに「野菜はちゃんと食べないと」と、思っていても、高くて買えないんです。
スーパーの見切り品に置いてある野菜は、私の味方。
傷んでいたのもありますが、お腹を壊さなければいいんです。
そんな生活を繰り返しているなか、ふと歩くと見かける近所の畑。
時期は夏、畑には色とりどりの夏野菜たち。
私は思わず、立ち止まってしまいました。
そしてカラスを羨ましく思うほど、食べたくてしょうがない気持ちに。
カラスは、正々堂々畑に侵入して、美味しそうに野菜を突いています。
無人野菜販売所なんて見つけてしまったときは、もう何年ぶりかに会う、初恋の人にあったような衝撃です。
もちろん、盗ったりはしていません。
貧乏すぎて辛かったエピソード3.渋滞情報が羨ましく感じる
ゴールデンウィークやお盆。
長期連休には、ラジオのニュースで渋滞情報がやっていますよね。
渋滞は普通好きな人なんていないし、車のない人には興味ないことかもしれません。
ですが、貧乏になると、渋滞体験できるだけで羨ましく感じるんです。
車で出かけられるってだけで、「どこのセレブですか?」と思ってしまうほど。
学生のころ、バスに乗って出かけた旅行を思い出したりして、しんみりしますね。
自宅近くにも高速道路が走っていて、道路の上に橋があり、そこから渋滞の車列を眺めることもあります。
金網のフェンス越しから道路を眺め、全国各地に旅行から帰り、見知らぬ土地の空気を運んできた車を眺めるのが、私の旅行でした。
貧乏すぎて辛かったエピソード4.髪を切るのはセルフカット
美容院・床屋には行けません。
当時、1000円カットなんていうお店もそんなにないです。
あっても、もったいなくて、行けなかったと思いますが。
そんなわけで、散髪は当たり前のセルフカット。
はじめたころは失敗してしまい、どうしようもなく、泣く泣く床屋に行っていました。
しかし、「自分で切って失敗した」なんて言えません。
「中国で切ってもらいました」、なんて嘘もつきました。
しかし、何事も失敗を繰り返してくると、上手くなってくるんです。
1年もすると、合わせ鏡で目で直接見えない後頭部もキレイにカット。
自分で言うのもなんですが、本当に上手くなりました。
流行のヘアスタイルがあっても、余裕で再現できてしまうまでに。
貧乏生活のなか習得した、ちょっと自慢できる技です。
貧乏すぎて辛かったエピソード5.手紙が送れなくなる
今ではメールも当たり前ですが、場合によっては手紙や書類を送らなくてはならないときがあります。
貧乏時代は、切手が高く感じました。
切手を買うとき、まとめて購入すると、結構な金額になるんです。
学生時代とかアルバイト時代に、書類を送ったりするときは、どんどん切手を使用してました。
しかし、今になって「自分で用意するとこんなに高いのか」と、改めて実感しましたね。
しまいには、出かけたついでに直接届けたこともあります。
たぶんその人も、「なんで、切手が貼ってないんだろう」なんて思ったことでしょう。
貧乏すぎて辛かったエピソード6.親族に会えなくなる
貧乏だと、交通費を支払う余裕もなくなります。
そうなることで、地元に帰ることもできなくなるのです。
風の便りで、祖父や祖母が会いたがっていると言っても、帰ることはできません。
「忙しい」という理由がいつもの言い訳です。送られてくる手紙などが唯一の接点でした。
貧乏生活で、食事や娯楽の制限はまだたいしたことありません。
それより、「人に会えなくなる」ということが、貧乏で辛かったエピソードでは上位にきます。
今思い出しても、涙がでてしまうほど辛いです。
「もっと会っておけば良かった」と思います。
貧乏すぎて辛かったエピソード7.結婚式に出席できない
結婚式への出席は好きですか?
人の幸せは見ていていいもの。こちらも幸せパワーにあやかりたいものです。
しかし、貧乏は結婚式に招待されても、ご祝儀が払えず出席できないんです。
結婚式はラッシュというものがあり、仲のよい友人や知人が相次いで結婚する時期があります。
そんなときに出席したくても、お祝いに駆けつけられないのが貧乏の辛いところ。
招待状には欠席にマルをすると同時に、メッセージを添えて出すのがいつものことです。
「ご祝儀貧乏」とはよく言いますが、まだマシです。
本当の貧乏は、ご祝儀も渡せないですから。
でもお祝いは渡せます。ポイントで貯めたギフト券が定番です。
私の友人たちの結婚祝いは決まって同じギフト券だと、友人の間で噂されていないといいですが……。
まとめ
貧乏は辛い!
これは紛れもない事実です。
ぜひ、これを読んだ方は貧乏にならないようにしてください。
もし、現在進行形で貧乏の方は、浪費をしないで一歩一歩進んで行き、「あんなこともあった」と、楽しく思えるような日常をつかみましょう。