23歳男性。某大手不動産会社勤務。
親のコネで入社し、事務職を担当しました。
彼女いない歴=年齢。
婚活サイトに登録するも、4回会って4回とも破断する結果に。
今では「仕事に生きる」と誓い、最年少で営業所長になる目標を立て、仕事に没頭中。
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ブサイクすぎて辛かったエピソード1.小学校で自分の細菌が流行
私が、自分のことを不細工だと感じたのは、小学生になったときのことでした。
それまでは、家族がほかの家庭に比べると、あり得ないほど過保護だったので、「かわいい、かっこいい」などと、もてはやされていた私。
小学校に入学してから、1年生の5月になったときのできごとです。
友だちが周りにはできはじめていて、当然、私にも友だちができてきました。
顔で判別することはなく、子どもの無邪気な性格で、休み時間には普通に遊んでいたのです。
しかし、小学校でもリーダー格の人間は必ず存在し、そのリーダー格の人間からいじめを受けるようになりました。
小学生にして、はじめて「いじめ」という経験をしたわけですが、そこから自分の細菌が流行。
私に触れると「○○菌がついたぞー!」と言われたり、「○○菌が移るから近づくな!」と言われたりしました。
最初は冗談かと思っていましたが、それが確信につながり、結局は、仲のいい友だちしか周りにいない状態に。
陰口を言われることもあり、そのときはじめて、不細工とののしられてから、「自分が不細工なんだ」と実感したのです。
「細菌が流行してしまうのも、不細工が原因であり、顔がすべてだ」と、小学校のころから、少し悟ってしまったように思えます。
ブサイクすぎて辛かったエピソード2.部活動でいじめられる
そういった小学校の6年間を過ごしてきて、中学に進学しました。
当然、中学に進学しても状況は変わらず、変わったといえば、いじめてくる人数が増えた程度です。
小学生のときよりも、ある程度大人になっていたのか、「部活動をして見返してやろう」と思っていました。
私が入ったのは剣道部で、心身ともに鍛えれば、いじめもなくなると思ったのです。
しかし、剣道部に入ってから、私の防具が隠されたり、竹刀が折られたりすることが多発。
部活動の人間ではなく、いじめられているグループの一人の犯行でした。
剣道部は汗臭いと、ののしられることがよくあります。
なので、「不細工」に「クサイ」というのが足されてしまい、余計いじめられるようになったのです。
私と同じ部活に入っていた同級生は、とくになにも言われることはありませんでした。
顔もとくにかっこいいというわけではありませんが、面と向かって文句を言われることは、ほとんどなかったのです。
私に限っては、顔が不細工というだけで、「くさい」とののしられ、剣道に必要なものを隠される毎日。
最初は気にしていませんでしたが、2年、3年とあがっていっても、変わらないいじめに、はじめて涙を流してしまいました。
ブサイクすぎて辛かったエピソード3.先生から、明らかな差別を受ける
中学校に入ってから、先生から露骨に差別を受けることもありました。
一番最初に感じたのは、中学2年のときです。
その教師は、美術部の顧問をしており、身だしなみには人一倍厳しい先生。
私自身もいじめられて細菌が流行してから、身だしなみには気を付けていました。
普段の生活から、エチケットブラシを持ち歩いては制服をふいたり、清潔感を保つようにしていたのです。
しかし、怒られるのはいつも私から。
それが恒例になってしまっているのか、私が怒られると生徒たちは爆笑。
先生もその爆笑する雰囲気におぼれてしまい、快感を覚えていたのかもしれません。
これだけでは、不細工が理由だとは思いませんでしたが、一度、面と向かって言われたことがあるのです。
何度も指導して治らなかったのか、個人で資料室に呼ばれたことがありました。
身だしなみに注意されたあと、「お前は顔が顔なんだから、身だしなみくらいはきれいにしろ」と言われてしまったのです。
人間は不思議なもので、最大に怒ったときは憤りを感じるのではなく、自然と笑いが起きてしまうもの。
はじめて、「怒りすぎて、笑う」ということを経験してしまいました。
ブサイクすぎて辛かったエピソード4.就活では見た目で判断された
中学校を卒業し、高校は地方から離れた有数の進学校に進学しました。
男女共学でしたが、男性の比率が多く、半ば男子校という感じです。
とくにいじめもなく生活して、3年間が過ぎ就職する道へ進むことになりました。
そこで発生した問題は、顔採用です。
高校の就職活動は、学校側が就職先を探してくれるというものであり、私も希望の条件を教師に提出し、探してもらいました。
すべての段取りを組んでもらって面接をしても、不採用になってしまったのです。
どれだけ面接を繰り返したとしても、不採用に。
結局、就職できないまま卒業してしまいました。
卒業してからも就活を続けていましたが、悲観的な性格を突かれて、不採用になることが多かったのです。
これでは不細工が理由だと思っていませんが、これまた企業側から、ご丁寧に説明されました。
営業職を希望した会社があり、「営業は顔が大事だから、採用するのは難しい」と、面接中に言われてしまったのです。
その時点で「帰りたい」と思っていましたが、そこは我慢しました。
ブサイクすぎて辛かったエピソード5.彼女をつくろうにもつくれない
年齢=彼女いない歴というレッテルが張られてから、20年が経過しようとしていたのです。
「人間は顔じゃない」と言う人がいますが、まさに「顔のみで判断された」と感じています。
彼女をつくるために、婚活サイトや出会い系サイトに登録した私。
しかし、どれも顔の写真を見せれば、それから返信が返ってこなくなります。
仮に、会ったとしてもそこから続くことはありませんでした。
しまいには、女性から「顔が不細工」と、デリカシーのない発言をされることもあったのです。
そこで私は「一生彼女はできないものだ」と察しました。
まとめ
世のなかには、いろいろな不細工がいると思っています。
明るい不細工でも、暗い不細工でも、結局は顔で判断されてしまうのです。
顔というものは天性で決まっており、生まれたときからそれは決まっています。
それが理由でいじめられたり、人生が変わったりするということもあるのです。
ただ言えるのは、不細工でいじめられたとしても、耐性がつくということ。
私自身もいじめられて学ぶことは多く、強く生きるように、決心がつく場面はいくらでもありました。