41歳既婚女性。
市内でも有数の、不良が多い中学校を卒業。
普通高校へ進学、卒業後は販売や事務の仕事などを経験しました。
普段は静かにいうことを聞くタイプだが、理不尽な扱いを受けた場合、キレると我慢ができないタイプ。
ムカつく先輩にキレたエピソード1.中学のバレーボール部
私が通っていた中学は、市内でも有名な「不良の多い」学校でした。
小学校時代、道端を歩いているだけで、女子中学生に腹を殴られたことがあるほどです。
私が入学するころには、いくらか落ち着いていたとはいえ、まだまだ名残は少なくありませんでした。
親の意向で、半ば強制的にバレーボール部に入部させられましたが、そこもまた、不良の巣窟。
先輩たちは気紛れに、後輩に殴る蹴るを働くのが日常でした。
また練習メニューも先輩が決めていたのですが、「炎天下に日が落ちるまで外を走る」などという、今なら考えられないメニューばかり。
それでも「先輩には逆らえない」と、渋々頑張っていたものです。
そのなかでも、1人とても有名な怖い先輩がいました。
どういうわけか、部活には真面目に顔を出す先輩ですが、授業にはあまり出ていません。
その先輩が、ある日、いきなり私にボールを投げつける遊びをはじめたのです。
誰も加担はしませんが、制止もしませんでした。
きっかけも分からぬまま、ばしばしとボールを当てられているうちに、急に怒りがこみあげてきたのです。
「いい加減にしてください」
受け止めたボールを先輩に向けて投げつけたところ、ボールは先輩の肩を直撃。
痛かったようで、先輩は顔を歪めていました。
ですが、「分かった」と急に遊びを止めてくれたのです。
いま思えば、私が知る範囲で、あの先輩に逆らったのは私だけだった気がします。
先輩は「中学卒業直前で、妊娠して学校にはこなくなった」と聞きました。
それきり、一度も会っていません。
私の人生のなかで、先輩に向かってキレた最初のできごとでした。
ムカつく先輩にキレたエピソード2.はじめての就職先
高校時代は比較的平和に過ごした私は、卒業後、販売の仕事に付きました。
職場にいたのは女性ばかり。
40代の女性店長、30代の既婚女性2人、20代の独身女性1人、10代の私。
このような構成です。
私の指導は、20代の独身女性が担当してくれました。
この先輩が、とても短気な人だったのです。
普段は優しいところもあり、食事に連れて行ってもらったりもしたことがあります。
しかし、少しでも機嫌を損ねてしまうと、そこから何日も口を聞いてもらえなくなることがありました。
朝の挨拶にすら、返事がないのです。
理由は必ず私から尋ねなければ、教えてもらえませんでした。
毎日、仕事に行くのが、とても憂鬱だったものです。
ある朝も、いつものように出社したところ、先輩はご機嫌斜め。
挨拶をしても、返事はありませんでした。
前日は休みだった私は、「ああ、不在中になにかあったんだな」と気付いたのですが、そこで急に腹が立ってきたのです。
「私がミスをしたとしても、挨拶もしないのは、違うのではないだろうか」と。
「謝罪があったら許すというのであれば、まずなにが悪かったのかを話すべきではないのだろうか」と。
考えれば考えるほど、「先輩は間違っている」という気持ちに。
キレて文句を言おうとも思いましたが、ふと思いついて、別な手段をとることにしました。
普段なら、自分から「なにかありましたでしょうか」と聞くところを、完全にスルーすることに決めたのです。
もちろん、無視などはしません。
私からは普通に、挨拶をしたり、話しかけたりします。
ただ、先輩がご機嫌斜めの理由には、触れないことにしたのです。
3日ほど、先輩から無視される日が続きました。
しかし、根負けしたのは先輩のほう。
「実は先日の休みに、あなたの仕事でミスがあった」
そんなふうに先輩が切り出したので、私は素直に謝罪しました。
それ以降は、先輩の顔色を見て、先に謝罪することはしませんでしたが、とくに関係が悪化することはなかったです。
ムカつく先輩にキレたエピソード3.結婚後に入社した職場
結婚後に入社した会社は、人数が200人を超えており、よくも悪くも、さまざまな人がいる職場でした。
なかには「それでお給料をもらえるのか」と感心するほど、なにもしない社員もいたものです。
そのなかの一人に、とても問題がある先輩がいました。
仕事がらみで、さまざまな依頼をしなければならなかったのですが、どれもこれも後回しにされ、忘れられる始末。
その結果、お客様から、かなりの勢いでクレームを受ける毎日でした。
入社から2年ほどは、静かに耐えましたね。
しかし、どうお願いしても解決しないことから、ぷつりと堪忍袋の緒が切れてしまったのです。
本人に直接クレームを言ったところで、解決はしません。
過去に何度も挑戦して失敗しています。
そこで、先輩の「あとで」「忘れていた」案件などについて分かりやすく、エクセルにまとめた私。
「こういった状況で、本当に困っているので、善処してほしい」と、私の上司経由で先輩の上司に提案してもらったのです。
「余計なことを」と、先輩からは恐ろしい勢いで怒鳴り散らされました。
しかし結果的に、それ以降は、先輩がらみのクレームは大幅に減ることになったのです。
まとめ
基本的に、先輩の言うことは、なるべくならしっかりと聞きたいものだと考えています。
しかし、いくら先輩だからといって、理不尽な仕打ちをされる必要性はありません。
キレ私がしたことが正解かどうかは、実際のところよく分かりませんが、少なくとも私にとっては、「いい結果を生んだ」と思っています。