子供の部活で保護者の私が面倒を被ったエピソード4つ

悩む母親

35歳、女性、兼業主婦(販売業)です。

今年度、小学5年生と小学校2年生になる、息子と娘がいます。

 

2人の子どもが通っている小学校では、4年生から部活動が開始。

そこで、息子が選んだのは、もっとも人数の多いサッカー部でした。

 

 

子どもの部活で面倒を被ったエピソード1.車を出さなければならない

車

 

一番嫌なことといえば、車を出さなければならないことです。

普段は、学校のグラウンドか、校区内のグラウンドで練習しています。

ですが、地区大会や地域交流になると、地元から離れた大きなグラウンドまで、子どもたちを運ばなければなりません。

 

ペーパードライバーなので、他のお子様を乗せなければならないのが、本当に嫌だった私。

「ペーパーなので自信がありません。ごめんなさい」と、正直に話したことがありました。

 

すると、こんな厳しい回答が。

「今から練習してください」「そんな理由で断られると、子どもの活動に響きます」

「私もペーパーだったけど、練習しましたよ。甘えないで」と。

 

幸い、主人は電車通勤だったので、車が空いていることが多く、必死の思いで練習しました。

でも、一度ペーパードライバーだと打ち明けたせいで、自分の当番が回ってきたときに、一々尋ねられるはめに。

「ちゃんと練習しました?」「何時間乗りました?」と。

 

「断ってもうるさいし、引き受けてもうるさいし、どうしろって言うのよ!」

そのように、怒り狂いたい気持ちを飲み込みました。

 

「免許持ってないから」というお母さんが、一番賢いんですよね。

ですが、心ない陰口を叩かれるのも、事実。

 

「今からでも、取ればいいのに」「子どもが熱出したとき、どうしてるの?」

「普通、学生のとき取るよね。嘘じゃない?」と。

 

しかし、それらを全部「事情があって、無理なの」と、にこやかに跳ね返しています。

本当にのっぴきならない事情があるとしたら、失礼な話になると思いますが、「私もそう言えばよかった」と後悔しているのです。

 

子どもの部活で面倒を被ったエピソード2.「応援」という名の、お弁当担当とお茶出し係

おにぎり

 

試合や大きな練習は、自分の子どもの成長を間近で見ることができて、親として感慨もひとしおですね。

お弁当と、お茶出しさえなければ。

 

とくに試合の場合は、2週間前から子どもも大詰めですが、親も大詰めです。

横断幕をつくったり、ポンポンを割いたり、応援コールを練習したり……など。

基本的に、子どもにはサプライズなので、下校後の教室を使わせてもらい、準備します。

 

シングルマザーのかたや、下のお子さんが小さいかた、親の介護中のかたは、物理的に不可能です。

なので、数少ないメンバーで、19時までかかることも。

「部活が終わった子どものほうが先に帰っている」、なんてことも珍しくありません。

 

これに加えて、当日はお弁当づくりとお茶出しです。

「お弁当くらい、自分で持たせてよ!」と、何度言いたくなったことか。

 

そう言いたくて、仕方ない私なのですが、顧問の先生がこうおっしゃるのです。

「各自でお弁当を持ってこさせると、『手間暇かけてつくりました組』と『コンビニのパンで済ませました組』とで、明暗が分かれてしまうからよくない」と。

 

「じゃあ、顧問の先生がつくったら?」って感じですよね。

これは、横断幕などの準備に携われなかったお母さんにも、協力してもらっています。

 

「じゃあ、私はおにぎり担当ね」「私は、卵焼きとウインナー担当ね」

「あの子はアレルギーがあるから、この食材は除いてね」と、連絡を取りながら行っているのです。

 

「子どもの勇姿をゆっくり堪能できるのは、いつになるんだろう」と思っています。

 

 

子どもの部活で面倒を被ったエピソード3.合宿の付き添い

サッカー

 

夏休みに行なわれる合宿にも、保護者の付き添いが必要です。

「ごはんや旅館などの積み立て金を支払っているのだから、引率の先生だけで十分では?」

私は、そう思ってしまい、仕方ありません。

 

保護者が勤しむことになるのは、動画撮影とユニホームの洗濯です。

服は十分に持って行かせていても、ユニホームは何着持っていても、すぐに汚れますからね。

 

50人いるとすると、1日1回回しても50着。当然、一度に回せる洗濯機はありません。

ですから、下手すると、1日中洗濯物を干し続けていることになるのです。

そこに、子どもたちの撮影が入るのですから、もう激務です。

 

これを無料でやらせるのが信じられません。

しかも、撮った動画は編集して、CD-Rに保存し、各家庭に配布するのですが……。

必ず、「うちの子をあまり映してもらえなかった」と、言い出す人がいるんです。

 

「そんなことを言うなら手伝いにきて、間近で見たらいいじゃない!」と思いますね。

 

子どもの部活で面倒を被ったエピソード4.保護者の親睦会と交流試合がつらい

飲み会の席

 

そんな感じで、決して保護者間の仲がいいというわけではありません。

なので、年4回ある「親睦会」という名の飲み会が、苦痛でたまらないのです。

 

今まで、一切手伝いにこなかったお父さんの顔があると、「会費で飲酒できるときだけ、出てくるんだ」と、呆れてしまいます。

お酒が進むと、なかには、顧問の先生と下ネタを話す人がいたり。

よそのお父さんと、ラインの交換をするお母さんまで……。

 

会費の使い道で、一番腹が立つのが、この親睦会です。

今は、子どもが5年生なので、なにも言えません。

ですが、6年生に進級し、部活も残りわずかになったら、「親睦会は、会費の無駄じゃないか」と、進言するつもりです。

 

親睦会のほかにも、「それ、いる?」というのが、お父さん同士の試合。

こちらは、グラウンドが空いているときに、突発でやっています。

ですが、そんな暇があるなら、ちょっとは雑用手伝ってもらいたいですね。

 

「シングルマザーの方に、配慮を」

雑用のときだけ、そんなことを言って影を潜め、遊ぶときになると、積極的なお父さん方にはうんざりです。

 

まとめ

小学校の部活が、こんなに保護者に負担がかかるものだとは、思ってもみませんでした。

ですが、すべては子どものため。

口が裂けても、「あんな部活やめなさい」とは、言えませんよね。

 

「あと1年、あと1年」と、自分に言い聞かせて、過ごしています。