20歳女性。大学生。
大学に入学してから、参加することになったサークル内に、男性を喜ばせるテクニックを心得た友人がいます。
そんな友人に、嫉妬する毎日です。
嫉妬をしながらも、そのモテる友人とは、「良好な関係を築いていきたい」と考えている。
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モテる友だちに嫉妬してしまったエピソード1.スキンシップ
彼女との出会いは、大学のサークルでした。
小さくて華奢で、小悪魔のような、雰囲気を持った子です。
女子高出身らしく、「男性への距離感が分からない」とも言っていました。
その「距離感がわからない」というところが、彼女のモテる要因になるのです。
私も、そこまでモテないわけではなかったのですが、彼女はサークル内で、とにかくモテました。
なにか用があると、すぐに男性を頼り、腕や服の袖を引っ張って、連れまわしていたのです。
それも、彼女は小さくて華奢なので、どんなわがままを言っていても、可愛く見えました。
なにか作業をするときは、いつも男性にスキンシップをする彼女。
一緒に荷物をもって、手を触れさせてみたり、背伸びをしながら、頭をなでていたりなど……。
私が男性でも、ときめいてしまいそうなものばかり。
「男性との距離感が分からない」と、言っていた彼女。
しかし、絶妙に男性が喜ぶ距離感を熟知しており、その距離感で、接しているように思えました。
そのような距離感で接してくる女性には、男性も接しやすいのでしょうね。
男性側も、彼女に触れる機会が、ほかの女性よりも多かったような感じがします。
私が当時、気になっていた人も、そのうち男性側の一人で、彼女の頭をよく撫でていました。
そのときは、本当に心から、彼女に嫉妬したのを覚えています。
たとえば、私が今更、男性たちに過度なスキンシップをしても、ほかの友人たちに、「男好き」だと思われていたかもしれません。
しかし、彼女は最初から、「男性との距離感がわからない」と、言っていたおかげで、なんでもやり放題。
そのスキンシップ術によって、サークルの男性陣は、彼女にどんどん夢中になっていきました。
モテる友だちに嫉妬してしまったエピソード2.飲み会
サークルでは、月に数回、飲み会が開催されました。
そこでも、彼女は、モテっぷりを発揮するのです。
私は、そこまでお酒に強いほうではありません。
しかし、彼女はとにかくお酒に弱いらしく、「ジョッキ半分で、酔っぱらってしまう」と言っていました。
どこまでが演技かは分かりません。
ですが、実際、彼女はジョッキを半分ほど空けると、いつもの小悪魔からは豹変してしまいます。
「隣にいる男性に、猫なで声で話しかけ、『ねむ~い』と言って、肩に寄りかかる」
そういった行為を繰り返しているのです。
彼女が、「食べたい」と言った食べ物やデザートは、必ず卓に並びます。
「ほかの人が食べたい」と言っても、彼女の苦手なものは、注文を却下される始末。
もうまさに、サークルの姫状態です。
私も、わりかし酔っていたのですが、帰り道は、ほとんどの男性が「彼女を家まで送りたい」と、申し出る結果に。
なので、結局、一人で帰ることになったのです。
酔っぱらいながら、一人で帰った、あの夜道の切なさは、忘れることができません。
しかも、あとから聞いた話によると、彼女の飲み会代は、男性陣で割り勘したとのこと。
「私はしっかり、一人分の飲み代を払ったのに!」と、悔しくなりました。
モテる友だちに嫉妬してしまったエピソード3.外出先
私と彼女と、複数の友人で、買い物に行く機会が、何度かありました。
その際、男性の店員さんに、毎回サービスしてもらっていた彼女。
デザートの量から値段まで、サービスの種類はさまざま。
洋服を見ていても、決まって話しかけられるのは、彼女でした。
やはり、それだけ彼女には、魅力があるのかもしれません。
「それにしても、うらやましい」
みんなで、そのように嘆いたのを覚えています。
合コンのときも、彼女は本領を発揮します。
男性へのスキンシップも、お酒に酔って、キャラが豹変することにより、ギャップも完璧。
合コンでも、彼女はアイドルになり、ほとんどの男性の連絡先をゲットしていました。
もちろん、ほかの女性陣からは、嫉妬の嵐。
「合コンには、もう連れて行かないでおこう」と、決めたほどです。
モテる友だちに嫉妬してしまったエピソード4.隠しごと
しかし、そんなにモテていた彼女に、実は彼氏がいました。
それも、同じサークル内だったのです。
何人かの目撃情報により、この隠しごとは、明るみに出てしまいました。
隠していた理由は、「からかわれたくないから」だったらしいのですが……。
絶対に、「男性に、チヤホヤされ続けるため」に違いありません。
「バレてしまったあとは、オープンになるのか」と、思っていた私。
しかし、「からかわれるのが嫌だから」と言って、同じ空間にいても、ほとんど会話をする姿を見せることはなかったです。
それだけなら、まだマシなのですが、陰でほかの男性に、彼氏の相談をしていたらしく……。
その相談というのは、「彼氏が重たくて、自由が利かない」というもの。
「今までさんざん、自由に合コンに行ったり、男と遊んでおいて、なにを言っているんだ」
私はそう思ったのですが、相談を受けた男性陣が責めるのは、やはり彼氏のほうでした。
「そんな奴だったのかよ! 見損なったわ!」と、陰で言われている彼氏が、不憫でなりません。
こうやって、自分が悪い状況でも、たくさんの人を味方につけてしまうのは、モテるからこそです。
本当に、彼女のモテっぷりには、嫉妬してしまいます。
まとめ
私の、モテる友だちへの嫉妬エピソードは、いかがだったでしょうか。
やはり、モテる女性というのは、容姿がよっぽど優れているか、テクニックを持っています。
嫉妬しながらも、彼女からテクニックを盗んでいきたいところです。