47歳女性、パートタイム勤務。
青春時代にサザンやドリカムを聴き、バブル時代を楽しんだ世代です。
40代になり、子育てもひと段落して、自分と向き合う、つまらない毎日を送る。
50代・60代と、先の世代をどうやって楽しめるか、現在模索中。
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40代で毎日がつまらないと感じる理由1.嬉しいことが日常生活のなかにない
40代になると女性は、更年期の前兆のような症状が出はじめます。
体調の変化や免疫力の低下で、「なんとなく、気分が乗らない」と感じるように。
そのため、日常生活の些細なことに、「嬉しい」と思える心境ではなくなってくるのです。
40代で子育てを終えて、いざ「自分のために、時間を使っていい」という状況になった際、戸惑ってしまった私。
30代は家事に子育てをしていたので、毎日忙しかったですが、子どもの成長を心から喜べる、そんな毎日でした。
ところが、子どもが高校生にもなると、子育てもひと段落。
「子離れ、親離れをしなくてはならない時期」と、言えばいいのでしょうか。
塾や部活などで子どもの帰りが遅くなるので、夕食を一人で食べることが多くなります。
「誰とも話しをせず、テレビに向かって突っ込みを入れる」
そんな寂しい感じで、夜ご飯を食べるのです。
そんな毎日が続くと、なんとなく軽いうつ病のような症状になります。
美味しいものを食べたり、楽しいことがあったとしても、心から「嬉しい!」と感じることができなくなるのです。
すべてに対して、マイナスにとらえがちになります。
「『嬉しい』と思えないから、うつになる」
「うつになるから、『嬉しい』と思えない」
現在の私は、このような負のスパイラルに陥っている状態です。
「嬉しい」と思えるかどうかは、自分の気持ち次第。
ですが、「自分が更年期世代」と思うと、プラス思考になれません。
日常生活で、「嬉しい」と思うことが少ないという生活は、つまらないものです。
しかし、「自分と向き合うための40代なのだ」と思い、割り切って過ごしています。
40代で毎日がつまらないと感じる理由2.若いときに比べると、楽しいと思えない
朝、家族を送り出したあとの洗濯物の下洗いから、私の1日がはじまります。
「子どもの白靴下の汚れを洗濯石鹸を使って、こすり洗いをする」という、とても地味な作業です。
40代主婦の生活は、呆れるぐらい同じことの繰り返し。
洗濯にはじまり、食器洗い、掃除、そしてパートに出かけます。
パートが終わると、夜ご飯の買い物をして、家に直行です。
家に着くと、すぐに洗濯物をたたんで、夜ご飯の準備に入ります。
「家事は生産性のない仕事だな」と、つくづく思いますね。
そして、終わりのない仕事がはじまります。
「汚れた洗濯物を綺麗にする」、「汚れた食器を綺麗に洗う」、「食べてなくなる食事をつくる」など……。
マイナスをゼロにするような仕事ばかり。
なにかプラスのものを生み出すわけではないのです。
人のためになにかをすることに、楽しさを感じられない私には、家事は本当につまらない仕事と言えます。
今の40代は、平野ノラさんやブルゾンちえみさんがネタにしているような、バブル時代を若いころに、思いっきり楽しんだ世代です。
当時は自分のために、なんの遠慮もなくお金を使っていました。
楽しさの最大値をすでに知っているのです。
だから、家事に時間を取られる毎日を楽しいとは思えませんね。
40代の生活にも、楽しいことがまったくないわけではありません。
ランチやショッピングに行けば、普通に楽しいと思います。
しかし、なにか素敵なものを買ったとしても、嬉しくありません。
なぜなら、自分のためだけにお金を使ったことに対し、罪悪感を感じてしまうからです。
自分で稼いだお金なので、自由に使ってもいいのですが……。
なんとなく、気が咎めます。
40代にも楽しみはあるのですが、罪悪感の分、楽しみの量が減ってしまうので、若いときに比べて「楽しい」と思えないのでしょうね。
40代で毎日がつまらないと感じる理由3.大好きなものが見当たらない
40代というのは、なにかと中途半端な年代なのだと思います。
「アンチエイジング」とか言われてますけれども、若くもないですし、かといって中高年とは認めたくありません。
その中途半端さは、ファッションやトレンドなどにも言えることです。
40代になると、なにを着ていいのか、本当に分かりません。
若い世代のブランドを着ても、なんか若づくりになってしまい、痛い感じになります。
かといって、ミセス・マダムのブランドの服を着るのはちょっと違いますよね。
結局、無印良品やユニクロの無難な服を着ている私。
シンプルな洋服も着ていて落ち着くのですが、「この洋服大好き!」とまではテンションがあがらないのです。
若いころは洋服を見て、「これ可愛い! 欲しい!」と思えるものがたくさんありました。
憧れた時計やアクセサリーを頑張って買ったときは、本当に嬉しかったですね。
逆に今は大好きなものが少なくなって、物欲がなくなりました。
出費が減るのはいいのですが、「大好き」と思えるものがない生活はつまらないです。
「大好き」がないというのは、ファッションだけでなく音楽にも言えます。
どうしても、最近の曲に馴染めません。
結果、自分が10代20代に聞いていたドリカムとかユニコーンとか、小沢健二さんなどをいまだに聴いている感じです。
大好きな音楽がないのも、「40代がつまらないなあ」と思う理由のひとつとなっています。
最近、小沢健二さんが久しぶりにテレビで歌っているのを観て、感激しました。
泉麻人さんそっくりで、素敵に年を取られた感じでしたね。
自分が10代だったころに、タイムスリップした気持ちに。
「40代、つまらない毎日の繰り返しだけど、素敵に年齢を重ねていきたいな」
改めてそう思いました。
まとめ
40代になって「毎日がつまらない」と思うようになったのには、原因がありました。
それは、「嬉しいことがない」、「楽しいと思えない」、「大好きがない」という感情です。
今の40代は「うれしい! たのしい! 大好き!」を青春時代に聴いて育ったドリカム世代。
40代の皆さん、今から「うれしい! たのしい! 大好き!」と思えるものを探して、楽しい老後を過ごせるようにしましょう。