離婚の未練を断ち切ることに成功したエピソード4編

落ち込む女性

39歳女性。

20代のときに、大恋愛の末、とある夢を持つ男性と結婚します。

 

献身的にサポートをしていたが、突如、離婚を言い渡される。

その後、元夫への未練に苦悩しながら、苦しい日々を過ごすが、自分の幸せのために、未練を断ち切る決意をしました。

 

現在は、優しい男性に出会い、再婚。

子どもにも恵まれ、幸せに過ごしている。

 

趣味は、子どもと遊ぶことです。

 

 

離婚の未練を断ち切ったエピソード1.離婚、そして離婚後

座り込んでいる女性

 

私と元夫は、大恋愛の末に結婚をしたのですが、婚姻中はケンカをよくはするものの、ケンカ以外では優しくされていた私。

子どももおらず、二人だけの関係でして、彼からの愛情表現も豊かでした。

ですので、離婚は突然のできごとで、元夫から一方的に、迫られたものだったのです。

 

激しい葛藤と苦悩、厳しい決断の末に、泣く泣く離婚を受け入れました。

しかし、離婚後の元夫への未練は、相当なものでしたね。

 

離婚したあとも、現実を受け止めることがなかなかできません。

私のなかでは、すべての時間、自分の人生までも止まってしまい、裏切りと絶望を味わうことになります。

 

彼への未練の原因は私にもありますが、元夫の言葉と態度にもありました。

「嫌いになったわけじゃない。今もとても愛してる。僕が悪いだけ、あなたは、なにも悪くない」

離婚する直前も、こう言い続けられ、私と離婚を希望する理由さえ、はっきりと教えてくれなかったのです。

 

元夫には、どうしても叶えたかった夢があり、それに対して、夫婦二人三脚でがんばっていたんですけどね。

その夢への道も遠くて、なかなかうまくいかず、元夫は少しノイローゼ気味になっていたのです。

 

そして、離婚を希望したのも、彼の口ぶりから、大体予想がついていました。

「『このままじゃ駄目だ』と思って、自分自身を窮地に立たせ、成長するため。自分の夢を叶えるためなんだろう」と。

 

離婚の未練を断ち切ったエピソード2.未練を抱える日々

夢を見る女性

 

一方的に離婚をされた私は、彼への思いに苦悩し、そして、自分の人生にも絶望します。

 

「彼がいないと、生きている意味もない、私の人生は、もう終わったも同然」

「誰にも代わりはいないし、誰にもこの傷を癒すことはできない」

そう思う日が続き、毎日苦しみました。

 

そんなある日のこと。

離婚したにも関わらず、元夫がメールを頻繁に送りはじめてきたのです。

 

「僕自身が夢を叶え、いつか必ず、あなたのもとに戻ります。まだ愛しています。それまで待っていてほしい」

こんなふうに言われたら、彼のことを忘れることさえもできませんし、未練を抱えてしまいます。

なので、離婚後も元夫のことを忘れる時間は、1秒もありませんでした。

 

それ以来ずっと、元夫のことばかり、考えてしまい……。

悲しくて、寂しくて、どうしたらよいかわかりませんでした。

また、ときどきくる彼からのメールにも翻弄され、メールがくるたびに嬉しかった私は、彼との連絡を断つことができません。

 

「離婚をした相手。もう終わった相手。私を裏切り苦しめた相手」

このように思って、「もう、この男のことは忘れよう」と、自分でも戦いました。

周りからも、そう慰められ、関係を断ち切ることを言い聞かせられたことも。

 

それでも、彼との連絡を続けてしまった私。

そして、「いつかまた、一緒になれる」と、夢見てしまっていたのです。

 

ですが、そう思っても、本当に悲しく、虚しく、そして落ち込みがひどい状態で……。

彼への未練がひどかった私は、心療内科に通うことになってしまいました。

 

 

離婚の未練を断ち切ったエピソード3.断ち切る覚悟

カップルのデート

 

心療内科に通いながら、薬を服用しても、未練をなかなか断ち切れなかった私。

そのうち、再会を希望してくる元夫からのメールに動揺しました。

 

「未練はあるものの、このままの関係をズルズルと続けてしまっては、自分の人生もおかしくなってしまう」

「私は幸せにならないといけないし、そのためには、自分自身で断ち切るしか、方法はない」

 

そう考えました。

ですが、頭ではわかっていても、追いつかないのが「心」です。

 

そこで、思い切って、新しい出会いに頼ることにしました。

「新しい出会いがあれば、断ち切れるかもしれない」

そう思ったんです。

 

ただ、外に出て、アクティブに誰かを探すパワーもなければ、気乗りもしません。

なので、まずは、インターネットの出会いサイトを利用してみることにしました。

 

そして、たまたまメッセージを頂いた男性が、私の求めている男性像に近く、波長も合いそうな印象を受けたのです。

結果、そのままお話をして、連絡を続けることにしました。

その後、そのまま実際に会うことにもなり、彼との交際がはじまったんです。

 

ですが、私にとって元夫の存在は、大きすぎたのでしょうね。

新しい彼氏ができたにも関わらず、元夫のことを考えない日は、1日もありませんでした。

 

私の過去を受け入れてくれて、とても誠実でやさしかった彼は、交際して数ヶ月で、プロポーズ。

そして私も、「この人となら、きっと平凡だけど、幸せになれる」と思い、プロポーズを受けたのです。

 

そして、そのことが発端でやっと、「私は、元夫のことを断ち切るべきだ」と、目が覚めました。

「新しい人生を歩まなければ、だめ」

やっと、心の底からそう思ったんです。

 

それ以降は、ときどきくるメールも、すべて無視するように。

「未練がまったくないか?」と聞かれたら、正直「ない」とは言えない状態でした。

でも、「新しい夫になるべく人がいるのなら、未練を断ち切るのが当然」と、自分に言い聞かせたのです。

 

離婚の未練を断ち切ったエピソード4.その後

携帯を扱う女性

 

私は、その男性と再婚。

元夫からのメールは、再婚後も何度もありました。

無視をし続けていても、何度もメールがきていましたね。

 

そして、子どもを妊娠中にもメールがきており、そのときから、元夫のメールは拒否。

メアドも変更しました。

 

現在は、元夫への未練はもうないです。

もう好きではないですし、「戻ろう」なんて思ってもいません。

 

ですが、過去には、死ぬほど愛した男性です。

「どこでなにをしているのか?」と、気になることがあります。

SNSやネットで彼の名前を何気なく、手持ち無沙汰に検索してしまうことも。

 

ですが、彼の情報が見つかったことはありません。

 

まとめ

いかがでしたか?

「離婚をしても、元パートナーのことが嫌いになれず、未練が断ち切れない」

そんな人は、けっこういるのではないでしょうか?

 

あなたの周りの離婚経験者も、もしかすると、同じように未練を抱えながら、苦悩している人がいるかもしれません。

そのような人々も、私のように未練を断ち切ることができ、新しい幸せを掴み取ることができればいいですね。