やっぱり居心地が悪い。都会を嫌いになったエピソード3つ

都会

家事や育児に追われ、毎日の献立に頭を悩ませている、42歳の平凡な主婦です。

独身のころから都会に何度も旅行に行き、行くたびに都会が苦手になっていました。

 

子ども連れで何度か行ってからは、ますます苦手に。

「私にはやっぱり、地方暮らしがぴったり合う」と、つくづく感じています。

 

 

都会を嫌いになったエピソード1.駅に駅員がいない

駅

 

旅行に行ったときのことです。

事前にネットで調べてはいたのですが、駅に着くと、地方では考えられないくらいの人の多さと、駅内の広さに戸惑ってしまった私。

目的地の乗り場までの移動が分からなくなり、すごく困ってしまいました。

 

やはり、どこへ向かって行けばいいのか、分からなくなってしまうほどのあの広さは、何度行っても苦手に感じてしまいます。

このときも、焦れば焦るほど、分からなくなってしまいました。

 

空港からモノレールまではなんとか行けたのですが、そこから先の目的地までの行き方がまったく分かりません。

携帯でネット検索したのですが、焦っているせいか、うまく見つけられない。

周りの人に聞こうにも、地方と違ってみんな急ぎ足で歩いているので聞くにも聞けない状態。

 

みんながみんな、急ぎ足で歩く姿を見て、大げさかもしれませんが、驚きました。

「同じ日本なのに、地方に住んでいる人と都会に住んでいる人は、こんなにも違うものなのか」と。

 

それでもどうにかして、勇気を出して尋ねてみたのです。

しかし、急いでいるのか立ち止まってもらえなかったり、すごく簡単な説明でわからなかったりと、散々でした。

 

また、せっかく立ち止まってもらえても、「自分も地方からきているので、上手く説明できなくてごめんなさい」と言われしまう始末。

本当に、どうしていいか分からなくなりました。

 

「駅員さんに聞くのが1番」だと思い、探します。

しかし、今いるところから次のホームまでの距離がすごく長いので、駅員さんもまったく見あたりません。

 

「地方からきた人は、みんなどうやって目的地まで行っているのだろう」と思うほど、途方にくれてしまいました。

キョロキョロと辺りを見回し、田舎丸出しという感じで、周りからもジロジロ見られて、すごく恥ずかしい思いもしました。

 

結局、駅で掃除をしている方に聞くと、地方からきたとすぐわかったようです。

ありがたいことに、目的地の近くまで連れて行ってもらいました。

このときは、本当に本当に嬉しくて、「都会にも親切な人がいるのだな」と感じましたね。

 

地方だと、移動がほとんど車なので、交通機関で移動することはあまりありません。

交通機関で移動しても、混雑していないし、目的地までが分からなくても、歩いている人に気軽に聞くことができるところが、都会と大きく違うところです。

ですので、都会で経験するような、どこへ行けばいいのか分からないということはまずありません。

 

このことがあって、「都会は、どこか冷たく好きになれない」と感じ嫌いになりました。

 

都会を嫌いになったエピソード2.歩くスピードが速い

通勤ラッシュ

 

地方では歩くスピードもゆっくりで、立ち止まっていても、ぶつかられることもありません。

また、エスカレーターでどちらか左右に寄ることもないです。

 

旅行ではじめて都会に行ったとき、歩くスピードが速いことにとても驚きました。

「地方でいつも歩いているスピードで歩いたら、きっと後ろからぶつかられてしまうだろうな」という感じ。

「都会の人は、歩くスピードも早く、勢いもあるので少し恐い」と感じましたね。

 

また、エスカレーターもみんなが、どちらか左右によっていて、急いでいる人がどんどん先に進んで行きます。

「同じ時間なのに、都会と地方では、時間の進み方も全然違うのか」と、つくづく感じました。

 

そんな旅行先のエレベーターに乗ったときのことですが、荷物が多くて乗るのに、モタモタしていた私。

先にエレベーターに乗っている人から冷たい視線を感じ、焦りすぎて、荷物を落としてしまいました。

 

そのとき、エレベーターのなかから、「はーっ」とため息が。

「やばい」と思い「すみません」と言ったのですが、みんな知らんぷりで、本当に冷や汗が出てきてしまいました。

 

都会に住んでいる方がみんな、そんな方ばかりではないでしょうが、冷たい視線やため息に、「都会はやっぱり、居心地が悪く嫌いだな」と感じたのです。

 

 

都会を嫌いになったエピソード3.標準語が苦手

苦手に感じる女性

 

都会に行って感じたのが、やはり言葉の問題です。

「同じ日本なのに、地方と都会でこんなにも話し方が違うのか」と感じました。

 

偏見かもしれませんが、標準語だと、どこか冷たいような気取った感じがして、どうしても好きにはなれなかったです。

地方独特の方言は、どこか温かみがあって、安心するような気持ちになります。

 

友だちと旅行に行ったときのことです。

写真を撮ってもらおうとお願いしたところ、かなりなまっていたのか「クスッ」と笑われてしまいました。

すごく恥ずかしくて、思わず顔も真っ赤に。

 

それからの残りの2日間、自分なりに方言を出さず標準語に近い言葉で話をしていました。

そんな自分に、なんだか嫌気が。

「温かみのない冷たい感じのする標準語は、やはり好きになれない」と感じました。

 

まとめ

都会は地方にはない遊ぶところや、観光地、最先端な物があって、とても楽しいところです。

しかし、「住むところではなく、旅行に行くところ」だと、つくづく感じました。

 

旅行先から自分の住んでいるところに帰ったとき、旅行に行く前とは違う景色に見えたのが驚きです。

すごく安心してほっとした気持ちになり、「人も多くなくて、のんびりゆっくり時間が過ぎている、自分の街がとても好きだな」と感じました。