心を開けない苦しみを克服できたエピソード4編

喜ぶ女性

36歳、女性、専業主婦。

人見知りで、大人しい性格と、小さいころのできごとが重なって、心を閉ざして成長してきました。

 

しかし、大学進学をきっかけにして、人に心を開くことができるように。

そこから徐々に、自分らしく生きれるようになってきました。

 

 

心を開けるようになったエピソード1.心が開けなかった原因

退屈な少女

 

私は現在30代後半ですが、子どものころは、かなり大人しい子どもでした。

幼稚園は2年保育で通いましたが、最初の1年は、近所にいる一人の子以外とは遊べなかったです。

教室の隅っこで、絵を描いたりしているような子どもで、先生からも社交面のなさを心配されました。

 

そういった性格の子どもは、なかなか他人に心を開くことができません。

私の場合は、小学生や中学生になっても、変わることがありませんでした。

高校生になっても、社交性を成長させることが、あまりできませんでしたね。

 

それなりに友だちはいましたが、小学校低学年のころから、気の強い子どもに自分の思い通りに扱われていました。

それに、気が弱かったので、「トイレについてきて」といったような用事を頼まれたことも。

 

また、一緒に学校から帰る子が友だちと話し込んでいるときもそうです。

友だちの都合のいいように、1時間以上校庭に、一人で待たされることもありました。

 

そういったできごとを経て、「自分自身は軽く扱われている」と思ってしまい、仕方なかったです。

「大人しいから、対等に扱われていない」と思っていました。

 

小学校高学年になってからは、女子同士のいじめがはじまります。

私はいじめる側、いじめられる側の、どちらでもありませんでした。

 

ですが、「とにかく目立たないように」と思い、毎日を過ごしていた私。

今まで友だちだったのに、急に無視する周りの子が信じられなくなってしまいました。

 

中学生、高校生になっても、「周りの子は、自分といてもつまらないのでは」と思っていましたね。

「自分に自信がなく、友だちといるときは、無理をして明るく振る舞っても、あとで疲れる」といった感じで……。

他人に、心を開いて接することができませんでした。

 

心を開けるようになったエピソード2.大学進学が私を変えてくれる

大学生

 

私が心を開けるようになった一つのきっかけは、大学進学でした。

大学は福祉学科に進学したのですが、福祉学科の人のなかには、人づきあいが好きな人が多かったです。

 

大学に入学してすぐに、新入生歓迎会がありました。

その際、先輩の人が優しく接してくれたのが、転機となるのです。

私は気遣いをしてくれたことに感動して、「私もそんな人間になりたい」と思いました。

 

そして、福祉を勉強するにつれて、「人間同士が、自分の気持ちを開いて、他者と関わっていく大切さ」を実感します。

「しんどいときには、『しんどい』というふうに、周りにアピールをしていく力も大事だ」

そう思いました。

 

また、大学進学を通して、このように思ったのです。

「人間は誰もが強いわけではない。おたがいに、支え合って生きていくことが大事」

「優しくて信頼できる人も、たくさんいる」と。

 

 

心を開けるようになったエピソード3.彼氏ができたことが私を変えてくれる

彼氏

 

大学進学も心を開くきっかけになったのですが、1年後に同じサークルの彼氏ができたことも大きかったです。

私は、自分の容姿にも中身にも自信がなく、「自分はだめだ」と自己否定していました。

ですが、そんな自分のことをありのままで受け止めてくれる人が、私にもできたのです。

 

彼氏は私に対して、自分の存在を肯定するきっかけになりました。

それに、こう思うきっかけとなったのです。

「私の魅力を認めて、お付き合いをしてくれる人がいる。私は私でいていいんだ」と。

 

そして、お付き合いをして、彼氏に心を開いているうちに、私自身に変化が。

周りの人に対しても、自分の本音をぶつけたりすることが、少しづつできるようになってきたのです。

 

心を開けるようになったエピソード4.心を開くようになって変化したこと

前に進む女性

 

私は大学進学と彼氏ができたことによって、他人に心を開くことができるようになりました。

それまでは、人の顔色を伺って、友だちといても、安心できなかった私。

ですが、親友もでき、「この子のためだったら、どんなときでも力になりたい」と思えるようになったのです。

 

人のことを信頼して、心を開けるようになってくると、「今まで、頑なに心を開かなかったのが、不思議だな」と思いました。

「いろいろな人がいたのに、ひとまとめにして、心を閉ざしていた自分がおかしかった」

それに気づくまでに、ずいぶん遠回りをしましたね。

 

「自分を出してもいい。その結果として嫌われることがあったとしても、それは仕方がない」

そう思いましたし、ときには毒舌と言われるぐらい、思ったことを言うようになりました。

 

結果として、心を開いて本当の自分でぶつかったほうが、なぜか人に好かれるように。

そのことに関しては、自分でもびっくりしました。

心を閉ざしているような人といると、相手もどこか警戒してしまって、本音を出せない部分があったのかもしれません。

 

自分を出すことができるようになり、そこから「人とつながることが楽しいな」と、思いはじめた私。

いろいろな人がいますが、すべての人に心を開く必要はありません。

 

ですが、最初に出会う場面では、私はこのように心がけています。

「『この人といい縁があるかもしれない、仲よくなれるかもしれない』と、思うようにしよう」と。

 

コミュニケーションは今でも得意ではありませんが、心を開けるようになって、改善してきていると思います。

 

まとめ

「心を閉ざして生きていくこともできるけど、心を閉ざして生きていくよりも、自分を出していったほうが楽になれる」

そのことを、大学生になってから知りました。

 

今でも、そこで大きな一歩を踏み出せたと思います。