40歳女性。結婚5年目にして、年下夫が生理的に受け付けられなくなってしまう。その関係を修復する過程において、自分の気持ちを大切にし、最優先する事以外に大切なものはないと気づく。
今では夫に対してだけでなく、周囲にも自分の気持ちを最優先して、接することを大切に生活している。
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夫が生理的に無理になったが修復したエピソード1.ラブラブだった時期
まだお互いに若く、とくに夫は私よりも5つも年下でしたので、生理的に嫌悪を感じやすくなるような要素はなかったんです。
生理的に、嫌悪してしまいたくなるような要素としては、臭いとかでしょうか。
加齢臭と言われるような類のものは、どうしても、一度不快に思ってしまうと修復がむずかしいです。
また、その人独特の体臭もそうかもしれません。
私の友人は、彼氏がひどい腋臭で、一緒に遊んだりすると、その臭いの不快さに閉口してしまいます。
友人いわく、「好きだから、その匂いそのものも好きなんだ」とかで、愛おしく思うと言っていました。
私には信じられませんでしたが、そういう思いもあるようです。
夫は、付き合っていたころから清潔好きで、汗をかいたらすぐにシャワーを浴びたりしていました。
そういった部分も、好ましく思っていました。
夫が生理的に無理になったが修復したエピソード2.生理的に無理になった原因
順調に見えた私たち夫婦に、暗雲が立ち込めはじめたのは、結婚してから5年目のころでした。
もともと、性的欲求が強いふたりではなかったので、お互いにしないなら、しないでもいいやという雰囲気でした。
レスになるのは時間の問題で、一緒の部屋で寝たりはするけれど、性的関係は持たないという生活になっていきました。
そんなある日、夫の実家に行ったときに、夫のほうから求めてきたことがあったんです。
私は、「実家でなんてあり得ない!」と思ったのですが、夫にはまだ性欲があるということを知ったのです。
ふたりのときでなく、私の立場が弱くなる実家にいるときに求めてきたということが、非常に気持ち悪かったんです。
それ以降も、実家にいるときに、なぜかボディタッチが多くなったりして、だんだんと私の気持ちにひびが入っていきました。
キッチンで、うしろからのぞきこまれただけで、むしずが走って、「あっちに行って!」と、言ってしまうくらい。
そうなってくると、気にならなかったことが、次々とイヤになっていきました。
そう、臭いの問題です。
パジャマを洗濯しようと思ったときのこと。
ふと持ち上げた瞬間、放り投げてしまうくらい、そこには夫の匂いではなく、知らないおっさんの臭いがついていたのです。
それからは、すれ違うときの臭いなども気になって、しまうようになりました。
また、ちょっとした癖なのですが、車を運転しているときなどに、口を「チュチュッ」と、鳴らすのです。
「気持ち悪いし、みっともないから止めて」と、言っても「は?なんで?」って、感じで止めてくれません。
その止めない、という態度がどんどん嫌悪感を増していきました。
夫の母親は、よく言えば包み隠さない人、悪く言えば口が悪い人です。
性的なことも、はばからず口にするし、それでなにがいけないの?といった態度です。
この母親の息子かと思うと、それだけで生理的に無理と思えるほどでした。
結婚当初は、なんでも包み隠さず話してくれる、いいお義母さんだったのに。
夫が生理的に無理になったが修復したエピソード3.修復に向けて考えかたをかえる
修復したい私がいると気づいたのは、離婚をリアルに想像してみたときのことでした。
ひとりに戻るのは、とても身軽になって、楽になれそうな気もします。
でも、うっとうしくても、ふたりでいる楽しさと比べたら、やっぱり離婚はしたくないと思ったのです。
夫とは、ずっとレスのままでしたが、子どもはいらなかったので、不都合はありませんでした。
さんざん悩んで、カウンセリングも受けましたが、別にレスで一生おえてもいいと思えるようになりました。
夫が我慢しているのは、夫の悩みなので私が解消してあげなくては、と悩む必要はないと知ったんです。
なので、夫に私はレスのままでいいと思っていることを伝えました。
夫は、「それならそれで仕方ないけど、スキンシップくらいは、したほうがよくない?」という考えでした。
私もそのくらいなら、と妥協したんです。
臭いのことや癖のことは仕方がないし、お互い様かなと思うことで、なんとか乗り越えています。
今は、消臭効果が高い製品がたくさん出ているので、自分の好きな香りの洗剤などを見つけることで楽しむようにしています。
意識して気にしない、お互い様と思うことで、気持ちを切りかえると、問題ないレベルまで持ってこれました。
夫の実家のことについては、関わる回数を減らすぐらいしかできませんでした。
まったく行かないというわけにもいかないので、自分の気分が比較的落ち着いているときに、顔を出すようにしています。
あまり長居すると、また嫌な発言を耳にするので、必要最小限に抑えるように心がけています。
夫が生理的に無理になったが修復したエピソード4.なんでも言い合える仲に
修復を試みてから、文字にしてみるととても、簡単そうに見えますが、かなり喧嘩になりました。
私たちが上手く行ったのは、そういった喧嘩をしつつも、翌日には引きずらないようにしたことです。
修復するまでには、かなりの痛みを伴いますので、修復か離婚かというところを、明確にしておいたほうがいいと思います。
そうでないと、言いたいことが中途半端になってしまい、余計に関係が悪化してしまうことも。
夫婦で一番よくないのは、聞いてもないし、言ってもいないのに決めつけることだと思います。
相変わらずレス状態ですが、そのぶん会話で意思疎通をはかるようにしているので、なんら問題ありません。
まとめ
夫を生理的に無理になるようなことは、多かれ少なかれ、どこのご夫婦にもあることではないかと思います。
その陰には、きっとなにか原因があり、それを探ることで修復の糸口もつかめるものだと思います。
修復したときには、これまでよりもっと、絆は深まっていると私は思いました。