旦那の全てが無理になり、離婚したエピソード5編

離婚

41歳女性。専業主婦をしています。元夫に浮気され、家庭が崩壊しました。しかし、そんな私の心の傷を癒してくれる人と出会って、再婚して現在は幸せに暮らしています。過去は、振り返らないと決めました。趣味は、カルトナージュとフラワーアレンジです。

 

 

旦那のすべてが無理になり、離婚したエピソード1.旦那に裏切られる

いやだ

 

旦那とは、恋愛結婚で子どもをひとりもうけ、ごく普通に生活していました。

特別、裕福ではありませんでしたが、一般的な家庭だったと思います。

 

そんな平凡な我が家に、突然襲いかかったできごとが、崩壊のきっかけでした。

それを知ったのは、お正月のことです。

 

考えてみれば、それ以前から自室にこもって携帯を触っている、旦那の不可解な行動はありました。

気が付くと、いつも携帯を持っていて、なにやらしているようすでしたが、私はあまり気にもとめていませんでした。

 

事件は、ある年の1月2日。

今でも、忘れもしません。

 

旦那はお風呂に入っていて、テーブルに置いたままの旦那の携帯を手にして、時間を見ようとしたときです。

消し忘れたのか、そのままメールが開かれたままでした。

 

「あぁ、この人は浮気をしている」一瞬で、理解しました。

鼓動がはやくなって、冷静さを装うのが精一杯だったと思います。

 

わなわなと、腰が砕けそうになりました。

「なぜ?」より、怒りのほうが勝っていたと思います。

 

旦那のすべてが無理になり、離婚したエピソード2.同じ空気を吸うのも嫌

だめ

 

旦那の浮気を知ってから、私はいつ話を切り出そうか、問いただそうか悩んでいました。

自分の心のなかだけではおさまらず、友人にも相談して意見を求めたりもしました。

 

友人はひどく怒って、私のために泣いてくれたんです。

私は、もう涙さえ出なくなって、怒りと悔しさが入り混じった気持ちだったと思います。

 

なにくわぬ顔をして、私のつくったご飯を食べ、私の洗濯した衣類を着て仕事に行きます。

旦那の顔は、当然、見たくないし、声すらも聞くのが嫌でたまりませんでした。

 

残業で遅くなると聞くと、ホッとしていたときもあります。

私は、旦那を避けるようになって、同じ部屋にいないようにしていました。

 

旦那がリビングにいると、用事があるふりをして別の部屋に行きました。

私に浮気がバレているとも知らず、楽しそうに携帯でメールをしている旦那を、私は冷めた気持ちで見ていたのです。

 

とうとう、私は寝室を別にしました。

旦那の寝息が聞こえてくるだけで、気持ち悪かったのを覚えています。

 

旦那のすべてが無理になり、離婚したエピソード3.修羅場だった話し合い

喧嘩

 

浮気を知って、数日が経過したある日、私はもう自分の感情を抑えきれなくなりました。

夜中に、寝ている旦那を起こし、話があるからとリビングへ呼び出しました。

 

単刀直入に浮気をしているか聞くと、旦那は「している」と、堂々と宣言します。

隠そうとか、嘘をつこうとか、そんなようすは、まったくありません。

 

しかも、相手の女性の話をするときは、ニヤけてうれしそうに話す旦那。

「この人バカじゃないの?」と、心のなかで叫びました。

 

「もう嫌だ!」私は、興ざめ状態でした。

さらに怒りが込み上げたのは、私と子どもを捨ててその女性と一緒になりたいと言ったこと。

 

「はっ?」と、目が点になりました。

あきれるとは、こういうことなのでしょうか。

 

一時の感情で、子どもを平気で捨てるなんて、考えられませんでした。

言葉を失って、話をするのも嫌になりました。

 

あまりの無神経さに、旦那のすべてが嫌で仕方がありませんでした。

 

 

旦那のすべてが無理になり、離婚したエピソード4.旦那が開きなおる

ほらき治る

 

浮気を指摘され、どこか得意気になっていた旦那でしたが、バツの悪さはあったようです。

自分は好き勝手したくせに、私の冷たい態度にいらだちが見え隠れしはじめました。

 

どれだけ私が傷ついて、嫌な思いをしているか、旦那にはわからないでしょう。

私は、もう旦那とは一切関わりたくありませんでした。

 

ただ、子どもがいるので、子どもの気持ちを優先に考えてあげ、我慢するしかなかったのが現状でした。

ぞくにいう、仮面夫婦。

 

ところが、旦那は自分のしていることは棚に上げて、私の態度に逆上しはじめました。

まったく相手にされず、無視されることが耐えがたかったのでしょう。

 

人間は、無視ほど辛いものはないと聞いたことがあります。

孤独が、旦那を追いつめたのか、暴言や暴力をはたらくように。

 

DVというやつですね。

そんなようすを、子どもにこれ以上見せてはいけないと思い、別居を決心しました。

 

旦那のすべてが無理になり、離婚したエピソード5.憎しみしかなかった

叫ぶ

 

別居をしても、旦那に対する憎悪は消えませんでした。

旦那の身勝手で、私や子どもが不幸になるのが許せなかったからです。

 

「いったい、これまでの結婚生活は、なんだったのだろう」と、悔しくてたまりませんでした。

「私は、旦那のなにを見て結婚したのだろう」と、後悔のような気持ちも、わき上がっていました。

 

くる日もくる日も、鬱々とした毎日をすごしていたと思います。

もしかしたら、私以上に子どもが辛い思いをしていたかもしれません。

 

その後、旦那は相手の女性と破局を迎えたらしいです。

しかし、私は旦那を許すなんてことはできませんし、なにもなかったかのように、ふる舞うのは無理でした。

 

平凡な生活を壊した、旦那のすべてが嫌で、嫌でたまりません。

私たちは、調停をして離婚にいたりました。

 

まとめ

やはり、人間は裏切られると、相手を許すことがむずかしいと思います。

一度、嫌だと思うと、旦那のすべてが受け入れられず、同じ空気を吸うのすら苦痛になりました。

 

許せないとか悔しいとか、そういった感情だけではなく、生理的に受けつけられなくなります。

そうなると、夫婦生活を続けていくのは厳しいでしょう。