私が普通になりたいと思う理由4つ

お金

35歳男性。現在は東京都内のIT企業の経理部門に勤務。趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。とくに株式投資が大好きで、その派生商品であるデリバティブ取引や、FX取引関係のバイナリーオプションに手を出して大損失を被る。また、競馬や宝くじにも夢中になるが、利益を得たことがない。

 

 

普通になりたいと思う理由1.バイナリーオプションで損ばかりしている

分岐点

 

私の趣味のひとつとして株式投資がありますが、株式投資だけでなくFX取引もやります。

そして最近は、FX取引の派生商品としてバイナリーオプションが流行りだしており、私も夢中になっています。

バイナリーオプションとは、たとえば、2時間後に1ドル118円を超えるか否かを賭ける取引で、たとえば、賭けが当たれば2000円戻ってきて、ハズレたら全額没収となります。

 

ほとんどのFX会社が2時間単位で時間設定しており、期限の時刻が迫ってくると売買金額が減少してきます。

ですから締め切り時刻の10分前に200円で購入して、設定為替レートを超えれば2000円となって戻ってくるわけです。

 

バイナリーオプションは、賭け金が少額なこともあり、面白くて夢中になってしまいます。

昼休みにランチを食べながら、スマホを利用してバイナリーオプションをやるときもあります。

 

ところが、ほとんど利益を得たことがありません。

1回ごとの賭け金は数百円から2000円程度で抑えているのですが、毎回全額没収という結果となってしまいます。

 

帰宅時の電車のなかでもスマホでバイナリーオプションをやることがありますが、利益を得た試しがありません。

それでも、ゲーム感覚で止めることができないのです。

 

普通になりたいと思う理由2.デリバティブ取引で破綻しかけた

世界情勢

 

私は株式投資を趣味にしていますが、日経平均株価に連動するオプション取引に夢中になってしまい、破綻しかけたことがあります。

2015年の夏に、日経平均株価が暴落したときのことです。

 

私はそのとき、20万円分の金額のプットオプションを売っていました。

具体的には、日経平均株価が9月上旬の期日まで、一定水準まで下落しなければ、利益を得られる形の取引です。

 

日経平均株価が下がらないと思い込み、それを前提に利益を得ようと思ったのです。

日経平均株価が下がらなければ、売り建てた分の20万円分のプットオプションがそのまま私の利益となるのです。

 

ところが、2015年8月下旬、突如として日経平均株価が大暴落してしまいました。

数千円も下がってしまったのです。

このため、私が売り建てていたプットオプションの価値が急上昇してしまい、20万円の利益を得るどころか、500万円の損失を被ってしまいました。

 

このときだけは、妻からなんども罵倒されました。

貯金の大半を消し去ってしまう大失態を演じてしまいました。

このときは茫然自失となってしまい、自分は、普通の人間とは違う感覚の持ち主ではないかと、自分で自分を疑ってしまいました。

 

 

普通になりたいと思う理由3.競馬で負け続けた

競馬

 

私が自分自身について普通ではないと思えてしまう理由のひとつとして、なにごとも正確に分析すれば、利益を得られるはずだ、と思ってしまう点にあります。

そのように考えてしまい、結果的に損失を被ってしまうのです。

 

競馬でもそうです。

競馬はギャンブルだと世間では言われますが、私はそうは思っていませんでした。

 

一頭ずつの馬によって、得意とする距離や、得意とする競馬場があるはずだと思い、それを徹底的に分析しました。

また、馬と騎手の相性によっても、成績が異なるはずだと思いました。

 

分析した結果、ある程度の結論が出ました。

想像していたとおり、たとえば芝生の競馬場で、長距離走を得意とする馬が存在する一方、芝生の競馬場で短距離走のみを得意とする馬が存在することを発見したのです。

 

この分析結果をもとに、私はさっそく1レースあたり3000円ずつ賭けはじめました。

ところが、1日10レース以上やってみて成績は良くて損益0円で、悪い日は損失が2万円にものぼりました。

 

原因は判明しました。

馬も生き物ですので、その日の気分によって、全力疾走する気がおきないのです。

 

そういうときは、実力があっても負けます。

私は2年くらい競馬にお金を費やしましたが、約100万円も損失を出したので止めました。

やはり私の考え方は、世間からは外れているのかと思いガッカリしました。

 

普通になりたいと思う理由4.ロト6に夢中になった

宝くじ

 

バイナリーオプションや、日経平均株価に連動するオプション取引では大損失を被ってしまい、プライドをズタズタにされてしまいましたが、まだまだ私は懲りません。

宝くじならば、過去の当選した数字を分析すれば、当選するのではないかと思い、ロト6をはじめてしまいました。

 

たった6つの数字を自分で選んで的中させれば良いのですから、当たるはずだと思い込みました。

インターネットで過去の当選番号を調べ、当選しやすい番号を、毎回書き込みました。

しかし、当選することはありませんでした。

 

ロト6では大金を損することはありませんでしたが、私のギャンブル熱はおさまることはありません。

あらためて基本に戻り、健全な株式投資に専念しようと思っている自分が存在しているのです。

やはり自分は普通ではないと思うと、悲しい気持ちにもなってしまいます。

 

まとめ

いろいろな投資や取引を経験しましたが、バイナリーオプションや、オプション取引については、競馬や宝くじと同じくギャンブルだと思います。

なぜなら損する確率がかなり高いからです。

しかし、損をしてもなお、チャレンジ精神をもち続けてしまう私は、ギャンブル依存症ではないかと自分自身を疑ってしまうのです。