「真面目な人は損をする」を実感したエピソード2つ

真面目な人

30歳男性。普通の会社員。休日はフットサルをエンジョイしたり、独身なので合コンへの参加などをしている。会社員としては決して優秀でなく、期待されていない。嫌いな上司や同僚もいて、ストレス抱えながらいい加減に仕事をしている。転職はこれまで2回している。

 

 

「まじめな人は損をする」エピソード1.いじられ役に

いじられ役

 

私の、昔のフットサル仲間のことです。

私の同級生でもあるのですが、昔からまじめな人間です。

 

まじめであるがゆえに、ふざけることとか、ユーモアにはかけていて、友達と遊んだりしてない人でした。

たまたま、社会人になってから再会し、一緒にフットサルをすることになりました。

 

彼はまじめで人にやさしく、優しそうな存在なので、チーム内ではいじられ役になるのです。

彼は、フットサルが下手でしたので、そこでいじりがはいります。

 

一人がいじると、彼はあまり反抗もできないし、トラブルを恐れるので言われっぱなしになります。

すると、ほかのチームメイトも、彼のことをいじります。

 

いじるってのは楽しいですからね。

別に、暴力をふるうなんてことはしませんでしたし、あくまでキャラとしてみんな楽しんでいました。

 

うまくツッコミで返せたり、逆に相手をいじったりできればいいのですが、彼はそうはできませんでした。

まじめがゆえに、いじりという認識ができず、いじめられているような気持ちになっていたようです。

 

結局、フットサルチームを退部することになりました。

フットサルは好きだったのに、できなくなり残念だっただろうし、私も残念でした。

 

彼にとっては、いじられるのは不快でつらく感じたようです。

もっと違うかたちで、チームにいたほうがよかったのだろうという、後悔の気持ちはあります。

 

また、彼は恋愛に関してもまじめで、合コンでの出会いというものを非常に嫌います。

「もっと、別の形で女性と知り合いたい」なんて言っています。

 

合コンがあるときは誘ったけど、迷ったあげくに結局行きませんでした。

きちんとした出会いかたをしたいと思っているので、「だいぶ彼女がいない」と寂しがっています。

 

見た目は悪くないし、ちゃんとした仕事もしているので、女性にはモテると思います。

しかし、出会いの場にいかないために、ずっと独身をこじらせていますからね。

 

まじめであるがゆえに、損をしているなといつも思います。

人間的には素晴らしいけれど、結局人生を楽しめていないように見受けられます。

 

私は、彼のようにはなりたくないし、ある程度ふざけること、妥協することができる人間でいたいと感じます。

 

 

「まじめな人は損をする」エピソード2.いい加減にできない

悪いことだめ

 

これは、私の前職場の上司の話です。

上司はものごとに対して「ま、いっか」とか「このくらいでいいかな」と、いうことが苦手なようです。

 

たとえば、一緒に食事に行ったときに会計したのですが、おつりの金額がおかしかったそうです。

上司は、おつりをもらいすぎたそうです。

 

しかし、証拠はなくはっきりとはわかりません。

後日、私に「おつりをもらいすぎた気がする。レジの人お金が合わなくて困っていないかな」という内容がきました。

 

私は「もう日にちがたっているし、店員さんのミスですから、もういいんじゃないですか」と返事をしました。

上司は「そうだけど」と、返えしてきました。

 

結局、まじめな上司はわざわざお店にいき、事情を説明したそうです。

店員さんも戸惑っていたようです。

 

仕事においても、手を抜くことができません。

「万が一」ということを考えすぎてしまうがゆえに、ひとり大変そうにしています。

 

必要以上のところまで、事務処理をしてしまうのです。

ですので、それが原因で遅くまで残業するし、いつも忙しいとなります。

 

睡眠時間も、あまりとれていないようです。

上司は精神的に体調を崩し、心療内科に行ったこともあります。

 

まじめがゆえに手を抜くことができないし、自分をいつも責めてしまうのです。

「もう少し、手を抜くことができたら、もっと楽になれるのにな」と、見ていて感じました。

 

まとめ

真面目というのは、素晴らしいことだし、立派なことだと思います。

しかし、この社会においては、真面目であると損をすることもあります。

 

真面目でない人が、人生をおうかしているように見えますが、真面目な人がむくわれる社会になっていってほしいですね。