ブスと結婚したけど幸せだ!よかったこと3つ

手をつなぐ夫婦

35歳男性。

栃木県での中学校教諭を経て、現在は、東京都内のIT企業に勤務。

中国人の妻とお見合い結婚をし、子どもをひとり授かった。

 

妻はブスな女であるが、結婚生活をしていくうえでは、「外見は関係ない」と考えている。

むしろ、「内面の信頼関係が重要」だと、最近つくづく感じています。

 

具体的には、最近、うつ病が再び重症化したが、妻の支えもあって、最悪期を脱しつつある。

趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。

 

 

ブスと結婚してよかったこと1.両親や姉たちと不和になったとき、妻が味方になってくれた

手を取り合う夫婦

 

私は、栃木県の公立中学校で教諭をしているときに、中国へのお見合いツアーに参加。

その後、お見合いパーティーで現在の妻と知り合って、結婚しました。

 

わざわざ日本人女性と結婚せずに、中国に出向いてお見合いパーティーに参加するくらいです。

そう、私は男としては、かなりブサメンの部類に入ります。

 

そして、妻はお見合い当時は化粧をしていましたので、普通かなとは思ったのですが……。

結婚生活がはじまり、妻のスッピン顔を見てからは、「『普通』と思っていたことは幻想であった」と悟った私。

「とんでもないブスである」と認識しています。

 

私たち夫婦は、結婚当初、離婚の危機に直面したこともありました。

私が妻の振る舞いに怒りを爆発させた結果、妻が中国の実家に帰ってしまったのです。

 

私は、なんとか妻に、日本の我が家に帰ってきてもらいましたが、数ヶ月間は家庭内別居のような状態が続きました。

しかし、そのうち私が、職場である中学校での多忙さなどが原因で、うつ病を発症。

すると、夫婦間の不和はおさまり、妻は私のことを支えてくれるようになったのです。

 

そして、最近のできごとですが、私は両親や姉妹と音信不通の状態に。

理由は、母親が過去数年間にわたって、自分の兄弟(私にとって叔父)に、こっそりお金を渡し続けていたことが判明したからです。

 

私はそのことを父親から聞いて、その場で母親を電話に呼び出して、こう責めたてました。

「いくら渡したんだ?」「どうして、犯罪者なんかに金を渡すんだ?」と。

 

母親はキレてしまいとか、私に向かってこう言ってきたのです。

「私が、自分の兄弟にお金を渡して、なにが問題なの!」「おまえに、とやかく言われる筋合いはない」と。

 

それから数日後、私は姉や父親の携帯電話に連絡。

しかし、父親はあまり、「お金を取り戻そう」という気持ちを持っていません。

それに、姉は「別にいいじゃない。お母さんは兄弟想いなのよ」と、意味不明の言葉を口にします。

 

私はもう愛想がつきてしまい、両親や姉妹とは縁を切ることにしました。

私の母方の叔父は、覚せい剤が原因で逮捕歴があり、刑務所にも入所した前歴があるのです。

私はそのような人間と縁続きであることが、嫌で仕方ありませんでした。

 

そのとき、妻が私に「大丈夫だよ。私はあなたの味方だからね」と言ってくれたときは、このうえなく嬉しかったです。

 

ブスと結婚してよかったこと2.両親や姉たちと音信不通となり、うつ病が再び悪化したが、妻に懸命に支えてもらっている

泣いている男性

 

私は、自分の親や姉妹と縁を切ったのですが、その反動で、私のうつ病の症状が再び悪化してしまいました。

私は数年前に、深刻なうつ病に罹患してしまい、自殺未遂をしたこともあります。

「そのときと、同じレベルのうつを再発してしまった」と自分で感じました。

 

なにをする気もおきませんし、食欲もありません。

私は平日の朝、目覚ましが鳴っても、起きあがることができない日が続きました。

 

そして、1ヶ月間のうち2週間近く、会社を休んでしまったのです。

妻はとても心配してくれて、こう言いながら、私の頭をなでてくれました。

「大丈夫。私がついてるよ。なにも心配しなくていいんだよ。薬を飲めば治るからね」と。

 

私は「やっぱり俺たちは夫婦なんだな」と思って、思わず号泣してしまいました。

私が妻の前で泣いたのは、これがはじめてだと思います。

それほど、私は精神的に追い詰められていました。

 

2度目のうつ病発症でしたから、「自分は自殺するかもしれない」と恐れていたのです。

 

 

ブスと結婚してよかったこと3.うつ病は完治していないが、妻のおかげで最悪期を脱しつつある

エリートサラリーマン

 

妻の目の前で、布団にくるまりながら号泣して以来、気持ちが落ち着いたような気持ちがしてきました。

再び、どん底に落ちたものの、心理面のセーフティーネットに引っかかって、「自分は助かるかもしれない」と思ったのです。

 

通院している神経内科のクリニックの主治医には、家庭の事情を説明して、再びうつ症状が悪化したことを伝えます。

すると、主治医からはこう言われました。

 

「今回再発したということは、一生うつの症状とは、付き合わなければいけないかもしれませんね」

「当面は、パキシルを多めに出しましょう」と。

 

それ以来、私は、神経内科の主治医が処方したとおりに、薬を1日3回服用。

その結果、再び会社にも行けるようになりました。

 

体調は万全ではなく、うつの症状は強く残っていますが、処方された薬のおかげで、仕事をすることができています。

しかし、最大の薬は、自分をやさしく包み込んでくれた妻の存在です。

これほど、やさしい女だとは思いませんでした。

 

私は毎日のように夜になると、妻にしがみついて眠っています。

「子どもが2人いるみたい」と、笑いながら言う妻。

 

私は、うつ病の薬を飲むだけでなく、妻のぬくもりを感じながら眠ることによって、「自分が生きていられる」と感じることもあるのです。

 

まとめ

結婚とは、人生をともに歩んでいくことだと思います。

外見的には私はブサメンで、妻はブスで下品な女です。

 

しかし、結婚生活というのは、外見は関係ありません。

むしろ、気持ちの結びつきが重要です。

 

夫が危機的な状況に陥ったときに助けてくれる妻の存在は、病んでいるいまの自分にとって、観音様のような存在といえるでしょう。