夫が働かないことが原因で離婚したエピソード3編

無職

45差女性。

医療、介護業界にて勤務。

 

国家資格を持っているため、男並みの収入を得ています。

現在は、仕事で責任者の仕事をこなしながら、子ども2人と、楽しく暮らす日々。

 

男と結婚は、「もう、二度とごめんだ」と思っている。

 

 

夫の無職が原因で離婚したエピソード1.仕事をせずにいる姿にイライラと、不信感が募っていった

イライラする女性

 

結婚して7年目に、夫は長く勤めていた会社を辞め、無職になりました。

理由は、職場の上司と合わなかったことや、残業や休日出勤が多く、子どもが2人できた家庭では、家族の時間が取れなかったこと。

また、母子家庭のような状態だったため、「もっと、時間に余裕のある生活ができる仕事を探したい」ということでした。

 

私自身も、家事、育児を自分一人でやっていくのは、とても大変。

子育てにストレスを感じていたため、夫が求職中は、私が働いて、子どもを保育所へ預ける毎日になります。

「いい仕事が見つかったら、パートタイムに変更して、余裕をもった生活を送りたい」と思い、転職に賛成しました。

 

実際、すぐに仕事を見つけることができた私。

国家資格を持っていたため、時給も条件もよく、託児所までついていたので、とてもありがたかったです。

しかし、夫は職安に通いながら、家で漫画やテレビを見て過ごし、パチンコまでするように。

 

仕事はたくさんあったのに、なかなか働こうとせず、そればかりか、家事や育児もせず、遊んでばかり。

「どうして働かないのか」、理由を聞くと、夫はこう言い、私は愕然としました。

 

「今まで、俺は、たくさん働いてきた」

「お前は家で遊んでいたのだから、今度はお前が働いて、俺に楽をさせるのは当たり前」と。

 

子ども2人を出産し、子育てや家事をしている私を「家で遊んでいた」と言った夫に幻滅。

「なら今度は、あなたが家事や育児をしてください」と言っても、知らんふり。

パチンコで、借金までするようになり、本当に困ってしまいました。

 

結局夫は、2年間働かず、遊んで暮らす毎日を送っています。

幸か不幸か、給料がよく、職場の上司にも気に入られ、ボーナスもあった私。

なので、なんとか乗り切れましたが、だんだんにパチンコでの借金の額が多くなってきて、私の給料ではやっていけなくなりました。

 

せっかく働いた給料やボーナスが、夫の借金に消えていく生活。

そんな生活が2年も続いたのです。

子どものために離婚を踏みとどまっていましたが、さすがに馬鹿らしくなってきました。

 

仕事をしないうえに、ギャンブルで借金をする夫に、日々イライラし、不信感がつのります。

そのうえ、私と子どもたちへの愛情が感じられず、家庭を大事にしない夫。

次第に、「もう、必要ない」と思うようになっていったのです。

 

「自分で稼いだお金を、子どもと、自分のために使いたい」

そう思い、働かない夫へ愛想をつかし、離婚することを決めました。

 

夫の無職が原因で離婚したエピソード2.離婚を切り出したあとの夫の暴力

暴力を振るう夫

 

離婚を切り出したあと、夫は、暴力を振るうようになりました。

「どうして離婚したいのか」と聞いてくるので、「パチンコをする、仕事をしない。家事や育児を手伝わないから」と言ったのです。

すると、夫は「そんなことで、お前は離婚したいのか? 絶対にしない」と言ってきました。

 

それ以来、物を投げたり、殴るふりをしたり、首を絞めたり、髪の毛を掴むように。

はじめは、子どもが寝ているときにしていましたが、だんだん、子どもの前でもするようになりました。

 

離婚を切り出したとき、私はこう思っていたのです。

「もしかしたら、これで心を入れ替えて、仕事をはじめて、ギャンブルもしなくなるかもしれない」と。

しかし、夫は、暴力で私を支配する気でいました。

 

「前の職場の残業も休日出勤も、もしかしたら、家に帰って、家事や育児を手伝いたくないための、口実だったのでは」

私は、だんだん、そう思うようになってきたのです。

 

こんな男と結婚した自分に、後悔した私。

しかも、子どもを2人つくっても、気が付けなかった鈍感な自分を責めるようになりました。

 

でも、子どものために、一刻も早く離婚できるよう、いろいろな相談機関や家庭裁判所に出向くように。

そのおかげで、子どもを私が引き取る形となり、やっと離婚できました。

 

働かない夫から、慰謝料や養育費は1円ももらえませんでしたが、問題ありません。

なぜなら、「あんな生活よりは、マシだ」と思ったからです。

 

 

夫の無職が原因で離婚したエピソード3.離婚して、一人での子育ては大変だけど

幸せな女性

 

離婚して、2年が経ちました。

離婚当時、3歳、6歳だった子どもたちも、5歳、8歳に。

 

はじめは、とても大変でした。

ちょっと出かけたいときも、誰にもお願いできなかったり、子どもが急病のとき、2人連れて病院に行かなければならなかったりなど。

 

「あんな夫でも、いないよりマシだった」と思うこともありました。

ですが、家事、育児に協力的ではない夫だったことが幸いし、想像していたより大変ではなかったのです。

 

働かない夫、借金をつくってくる夫への、日々のストレスは、相当なもの。

私は、いつもイライラし、子どもと一緒に笑ったり、遊んだり、話をする余裕もなく暮らしていました。

その事実を離婚して、夫がいなくなって、はじめて気が付いたのです。

 

今では、暴力を振るわれることもありません。

小さなアパートですが、子どもと3人で笑いながら、楽しく暮らしています。

 

もちろん、働かない夫がつくった借金を私が稼ぎ、生活費まで工面するようなこともありません。

「今月は、どうやって暮らしていこう」と、悩むこともないのです。

自分と子どものために、自分が稼いだお金を使えることが、なによりも嬉しいですね。

 

まとめ

働かない夫との生活は、私にとって、精神も病んでしまいそうな、本当にストレスだらけの日々でした。

「家族の愛情は、心はもちろんのこと、お金も、愛情の一部」だということを学びましたね。

 

夫が働かないで、家事や育児を専業主夫として、立派に果たすような家庭もあるでしょう。

それはそれで、素晴らしいと思います。

 

しかし、どちらか片方に、家族の負担が重くのしかかるような夫婦生活は、長く続きません。

最終的に、離婚になる場合が多いと思います。

 

夫婦、家族が円満でいるためには、夫が働くということが、とても重要なことだと、私は自分が体験して思いました。