苦しい。。。私がアスペルガーで辛いこと4つ

話し合っている会社員

35歳男性。現在は東京都内のIT企業の経理部門に勤務。栃木県内の公立中学校で、数学担当の教師を務めていたが、理想と現実のはざまで苦しみ悩み、3年前に依願退職。その後、探偵業のアルバイトなどを経て現在の会社に転職。趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。

 

 

私がアスペルガーで辛いこと1.規則に厳格すぎて融通がきかない

バツ印の上司

 

私はIT企業の経理部門で仕事をしていますが、上司やほかの部門の社員から「融通がきかない」と指摘を受けて辛い思いをしています。

私は経費精算の担当もしているのですが、たとえば、営業部門の社員が経費精算の書類を持参してきて、私に交通費の精算を要求してくることがたびたびあります。

 

私は仕事上、経費精算書類をこの目でチェックをします。

しかし、営業部長から承認を得ていても、課長から承認を得ていないと、「稟議規則を遵守していない」と言って、その営業部門の社員を追い返してしまいます。

 

また、経費精算書に誤字脱字がひどい場合でも、「こんなに文言が間違いだらけの書類を受け取るわけにはいかない」と言って、経費精算をしないで営業部門の社員を追い返してしまうこともあります。

入社以来、このような厳格な態度をとっていたところ、上司の経理部長から「キミ、もう少し融通のきいた態度を取れないのかね。たかが経費精算だろう。売上を増やすために営業部門は外回りをしているんだぞ」と注意を受けてしまいました。

 

私がアスペルガーで辛いこと2.ストレートな表現でキツイ言葉を言ってしまう

気難しい上司

 

私は経理部門で仕事をしているため、決算業務をしているときは、とくに忙しいです。

そして、決算業務のときに大変なのが売上高を計上するための書類集めです。

企業の決算については、外部の監査法人からチェックを受け、認証を受けたうえで、決算書を外部へ公表することができます。

 

企業が売上高を計上するためには、たとえばお客様と締結した売買契約書などの証拠、あるいはお客様からの注文書と当方からの注文請書の発行といった書類が、売上高を計上するための証拠となります。

ところが、お客様の稟議手続きの進捗がおくれて、なかなか売買契約書が当方の経理部に届かなくて決算業務に支障をきたすことが、頻繁にあるのです。

 

そういうときは営業部門の担当者が私のところにやってきて「迷惑かけて申し訳ない」とか「もう少しで社内でお客さんの稟議決裁がおりますから待ってください」と言ってくるのです。

しかし、私はかなりきつい言い方をしてしまいます。

 

「いくらビジネスと言っても、こちらだって売上計上のスケジュールは以前から営業部門にも伝えてあったはずだよ。どうして、事前にわかっていながら、毎回こうして売上計上がギリギリになるの?おかしいじゃないの。仕事をダラダラしているから、こんなことになるんだよ」などと営業部門の社員をめんばしてしまうのです。

 

すると後日、上司の経理部長から呼ばれてしまいました。

「どうしてキミは、あそこまでキツイことを言えるのかね。営業から苦情がきてるんだよ。キミが経理担当では仕事がやりにくくて仕方がないってね。あんな態度を繰り返すようなら、キミを移動させることになるよ」などと、厳重注意を受けてしまい、辛い思いをしています。

 

私がアスペルガーで辛いこと3.表情や仕草から、人の気持ちを読み取るのが苦手

話し合っている会社員

 

私は経理部門で課長クラスのポジションにいますので、部下が数名います。

男性の部下もいますし、女性の部下もいます。

私は、相手の表情やもじもじした態度から、相手がなにか言いにくそうにしているとか、なにかに困っているということを読み取ることができません。

 

あるとき、部下の女性社員から「相談したいことがあるのですが」と言われ会議室での面談をセッティングされました。

その部下は1年前に結婚していました。

そして、その部下の女性社員が「実は、子供ができまして・・・」と話しただけで、あとの言葉が続かず、恥ずかしそうにモジモジしていました。

 

本来なら、私はそこで「それは、おめでとう」とか「それじゃ、産休の手続きとか、育児休暇の手続きが必要だね」などと上司として自分から話を進めるべきだったのです。

しかし私は、彼女が言葉を続けようとしないので、「それで、なんなの?」「なにを言いたいの」と言ってしまったのです。

 

部下の女性社員の表情が固まってしまったのですが、それを見て私は「せっかく時間を取ったんだから、要件を話してくれよ」と彼女を問い詰める言い方をしてしまいました。

すると、彼女は「すいませんでした。考えをまとめて、またご相談します」と言って、会議室を出て行ってしまったのです。

 

その翌日、私は経理部長から呼ばれて「彼女は子どもができたと、キミに報告したんだろ?それなら、どういう要件で会議室をとったのかわかるだろ?わからんのか?キミには部下を思いやる気持ちがなさすぎる」と、またしても叱られてしまいました。

さすがに自分の無神経さが辛くなってしまいました。

 

 

私がアスペルガーで辛いこと4.人と協調するのが苦手

握手

 

私が勤務する経理部門は社員数が7名います。

また、決算業務で頻繁に顔をあわせる監査法人の担当者は3名います。

決算業務が完了すると、経理部門と監査法人で飲み会をやったり、経理部門の社員だけで飲み会をやったりします。

 

しかし、私は飲み会が苦手ですので、2回に1回の割合で欠席してしまいます。

私は飲み会でのお酒を人に注ぐ行為の間合いがわかりませんし、飲み会でのざっくばらんな会話の仕方がわからないのです。

つまり、雰囲気のつくり方がわからないのです。

 

経理部門の課長クラスなので、本当は積極的に飲み会に参加すべきなのですが、苦手としています。

噂で聞いたところでは、上司の経営部長は私のことを「困った奴だ」と言っているそうで、とても辛く感じています。

 

まとめ

上司から、私の言動や振る舞いに注意を受けるようになり、気になって神経内科に通院してみました。

すると、自分が「アスペルガー症候群に該当するのではないか」と診断されました。

しかし効果のある薬はないようで、辛い思いをしています。

 

後日、地元自治体の発達障害支援センターに相談しに行こうと思っています。