某有名芸術大学を卒業後、学芸員として勤務。
勤務していたころの休日に絵画制作をし、個展を開催しています。
知り合いからの紹介で、医師の主人と出会い、4年間お遠距離恋愛の末、結婚。
現在は専業主婦として、芸術会の正会員を目指し、制作中。
絵の具代のため、現在インターネットビジネスを立ちあげました。
趣味はオンラインネットでのタイ語と英語教育。
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夜勤を理由に浮気されたエピソード1.常に忙しい夜勤夫と結婚
私は23歳のとき、親戚と出かけた際に、偶然出会った主人を紹介されました。
医師という仕事柄、いつも帰りは遅く、交際当時から「自宅待機だ」、「夜勤だ」と言われ、忙しい毎日を送っている主人と結婚。
交際当時のデートの前の日に、「上司の枠の夜勤を任されたので、明日のデートはキャンセルさせてください」などということは日常茶飯事でした。
結婚をすると、それこそ365日、ほとんどお休みがない主人。
週3は夜勤が入り、土日祝日も関係なく夜勤をこなす主人を見て、大変尊敬していました。
現在は博士号取得のため大学院生となり、思うようにお金も時間もない、忙しい毎日を送っています。
それでも、私を食べさせるために、常に研究も学会発表、仕事、そのうえ夜勤のアルバイトを頑張る主人に感化された私。
私自身も「このままでは駄目だ。もっとこの人にふさわしい人間になろう」と思い、頑張ってきました。
夜勤を理由に浮気されたエピソード2.妻の留守中に不審な生活実態
ですが、最近、妙な行動をとるようになったのです。
私は主人と結婚したのち、一年も経たないうちに、大病を患いました。
私の実家の近くにある病院ですので、その診察も兼ねて、毎月3日ほど利用し、実家に帰宅していたのです。
病気を患い、2年間は何事もなく、怪しいところはありませんでしたが、最近は3日も家に帰った形跡がありません。
私が家を留守にしている間の生活痕跡がまったくないのです。
着替えはしているようですが、生活をしていない雰囲気。
たとえば、主人はお菓子が大好きなため、毎日ポテトチップスを一袋食べるのですが、まったく食べていないことや、お茶などもまったく減っていません。
私が「あなた? どこに行ってたの? なにも食べてないみたいだけど、ずっと当直だったの?」と聞きました。
すると、主人はこう答えたのです。
「当たり前じゃないか、僕が働かないと生活できなくなるし、研究や学会発表ですごく忙しい」
「毎日毎日忙しいし、お金もなくて破産しそうなんだから。僕が勤務先以外の病院で夜勤アルバイトしないと大変なことになる」と。
夜勤を理由に浮気されたエピソード3.お給料はすべて夫が管理、お金があるのかないのかも分からない生活
たしかに、現在の私たちの生活は、普通の医師の生活よりも、随分厳しいものです。
学費や家賃、学会に伴う交通費、研究費なども含めると毎月400,000円近くは生活にかかってしまいます。
ですが、それでもこの地域では高給取りなほうで、毎月800,000円以上は収入があるのです。
私もたいして気にせず、はじめはその言葉を鵜呑みにし、信じていました。
夜勤を理由に浮気されたエピソード4.お金がないは嘘、夫は高額お遊び、レシート事件
しかし、それから数週間後のある日のこと。
いつもどおりに朝風呂に入る主人のかたわら、朝食をつくっていると、主人の財布からレシートがはみ出ていることに気がつきました。
普段はもらわないか、間違ってもらってしまったとしても、すぐに店内にあるゴミ箱に捨ててしまう癖がある主人。
なので、「珍しいな」と思い、風水上、「財布のなかにレシート貯めるのはよくない」と私は常に考えているので、「汚いな」と思い、引っこ抜き、捨てようと思いました。
捨てる際にそのレシートを見ると、びっくり。
なんと私が病院に行くために自宅に帰っている間の日曜日に、随分自宅から距離のある観光地の、お洒落なレストランのレシートが出てきました。
一瞬、目を疑うほどの高額な飲食代で、価格は16000円。
私は、主人がこのかた大学院生になったということもあり、お金を大事に使ってきました。
主人と外食しても、そのお店のなかで一番安い料理を注文したりと、とても気を使いながら、この何年間も過ごしてきたのです。
「忙しくて忙しくて、私を遠くに遊びに連れて行ってあげたくても、お金も時間もない」
「いつもアルバイトと研究室にがんじがらめで、自由な時間もない」
このように言っていたのに、「一体これは、どういったことなのか」と頭に血がありました。
冷静になるため、姉に相談。そしてこう言われたのです。
「もしかしたら、ほかの同僚の先生と夜勤のアルバイトに行く前に食事したのでは?」
「それか、研究関係で接待をしたのではないか? 普段レシートを捨てる癖のある旦那が持っているということは、やましいわけではなく必要なレシートではないのか?」と。
主人は普段、その近くにある病院に夜勤のアルバイトに行くため、私もそれを信じることにしました。
現に、なぜか捨てずに1ヶ月近く持っているので、「おかしいな」、「やましくないのか」と安心していた矢先。
今度は主人が夜勤だと言って、仕事に出かけた日に、ホテルに泊まった領収書が出てきたのです。
価格は21000円。食事代は8000円。
お金がないのに、一日で30,000円も支払う主人に怒りが爆発しました。
夜勤を理由に浮気されたエピソード5.夜勤当直という名の浮気
次の日、主人に対して「この前の日曜日は一体どこの病院で夜勤をしていたの?」と聞くと、「大学病院でしていた」と答えました。
そこで「そうなの? おかしいね。私の従姉妹の旦那さんは、あなたと同じ病院の小児科医だけど、日曜日にあなたは当直医として勤務してたかな? 『自分は知らないよ』と言われたけど、一体どうして話が噛み合わないの?」と聞き返したのです。
すると、「あんな大きな病院で、すべての当直医の把握ができるわけがないじゃないか」と、ごまかされました。
医療関係で働いたことのない私なので、ごまかせると考え、白を切ることにしたようです。
「本当に甘い人間だな」と思いました。
主人のいる大学病院にはそのほか、教授を含め親戚と友人だけで、5人は勤めています。
本気で夜勤をしているかどうかを調べようと思えば、簡単なことなのに。
夜勤を理由に浮気されたエピソード6.夫への警告
そのあとは、主人のマッサージをしながら、毎月の生活費をあげてほしいと伝えました。
「ねえ、毎月100,000円じゃ足りない。130,000円にあげて」というと、「無理だよ。お金ないし、そんなにあげてなにをするつもりなの? あげるとなると当直を増やさないと破産する」と答える主人。
さらに、私はこうたたみかけました。
「どうして? 30,000円なんて一日で使い果たす人がどうしてお金がないなんて嘘つくの? 本当は夜勤なんて行かなくても、それぐらいのお金あるでしょ?」と。
すると、主人は「ないよ。なんでいきなりそんなことを言い出すの?」と言ってきたので、警告のつもりでこう言ったのです。
「本当はお金があるってこと知ってるから。もし本当にお金がないのなら、この前の日曜日に夜勤だって、嘘つかずに本当に働いてたらよかったじゃない」
「30,000円を生活にはまったく関係ないことに、当ててることぐらいしってるんだからね。だから出せるでしょ。ほかに使えるなら、私に使うべきじゃない?」
「全部は言わないけど、あなたが夜勤だって言って、別のところに行ってることぐらい知ってるし、分かってるからね。全部」
そしたら、主人は居心地が悪いのか、笑いながらごまかしていました。
そのあと、さらに警告し続けた私。
「今時、浮気なんてしたら、昇進はもうありえないよね」
「私の親戚があなたのことを許すわけがないし、ここではもう医師としては勤められないことぐらい、わかってるでしょ?」
「研究で成功しようなんて思ってるんなら、ホテルに行く暇なんて普通はないよね。大成なんてしないし、できるわけない。甘ったれるな」
夜勤を理由に浮気されたエピソード7.脅しが聞けば踏み込まない
私自身、離婚は考えていませんので、このたびは「私に逆らえば、どういう末路になるか」、それが主人に分かればそれでいいので、水に流しました。
夜勤を理由に浮気する人間はたくさんいるのですが、自分の主人がそのゴミクズの仲間だったとは、計算違いでしたね。
今は、新しくビジネスのため語学や、芸術会の正会員になるために、邁進することに決めたのです。
まとめ
あれ以来、私の警告が響いたのか、不審な動きを見せなくなった主人。
浮気はしていないと思いますが、これからも、不審な動きを見せれば、その都度警告してやろうと思います。