もうギブアップ!アスペルガーの夫と離婚した4つの理由

苦悩

39歳女性。団体職員。夫がアスペルガー症候群ということを知らずに結婚するも、首をかしげることばかり続出。
夫は病院にて、アスペルガー症候群と正式に診断される。病気を理解し、共に人生を歩もうと努力するが、
あまりの支離滅裂な人生に離婚を決意、夫に依存する人生はやめ、正規職員として就職。自立した女性を
目指し日々精進中。現在に至る。

 

 

アスペルガーの夫と離婚した理由1.どこでも眠る

寝る

 

アスペルガー症候群である夫は、今この場が大切な場!という判断がまったくできませんでした。

それゆえ、どんな場所でもどんな状況でも眠ってしまいます。

 

最初はもしかしたら、睡眠時無呼吸症候群ではないか?と疑い、検査をしたりしました。

しかしのちに、それがアスペルガー症候群が原因だとわかったのは、診断を受けて説明を受けてのことでした。

 

ある日の夕食後、原因不明のものすごい腹痛におそわれました。

意識を失う寸前の腹痛。

 

夫との意思疎通もままならなくなり、救急車に乗ることになりました。

救急車の中でも、私は嘔吐が止まらなく、意識ももうろう。

 

そんななか、アスペルガーの夫は救急車の中でぐうぐう。

救急隊員は、夫から妻(つまり私ですね。)の名前を確認することすら、ままなりませんでした。

そのあと、病院到着後もいろいろな検査に回されるも、重要なときになぜか寝入る空気の読めない夫。

 

私は返答ができないほどに調子が悪い状態だったのに、その雰囲気を読んでくれることは最後までなく「結局問題ないですね」と返され、反論もできない私は自宅へ。

のちに腸閉塞が見つかり、入院となりました。

 

そのタイミングで発見してくれなかった病院も病院ですが、付き添いが夫だったということが、大きな落ち度でした。

このようなどこでも眠るという特徴は、離婚するまでずっと続きました。

 

アスペルガーの夫と離婚した理由2.仕事上のミスが多く、なんどもクビになる

苦悩

 

そんな空気の読めない夫ですので、仕事上のミスも多かったのでしょう。

会社を3度もクビになりました。

実際にはクビというより、就業不可能な課に回されて、退職に追いやられるというものです。

 

そのうえ本人は言葉通りにバカ正直に素直に受け取るので、危機感がありません。

「○○っていう課に移って欲しいみたいなんだよ~」「えっ、それって絶対不可能な課じゃない?」

「そうなんだよね~。どうしよっかね。」危機感がなく、退職に追いやろうとしていることに気が付いていない、といった感じです。

 

そして、最終的に「どうしよう!自分では解決できない!」と妻を頼ります。

そのたびに私は、保護者かのように会社に連絡するんです。

 

「夫が、このような理由で悩んでいるようで」と。

ひどいときには、会社の上司が家に来て今後どうしていったらいいかと、私を交えて話し合いをしたこともありました。

 

信じられないような状況ですが、アスペルガー夫の妻として、なんどもしてきました。

何年も続くと今後の生活が不安になり、離婚を考える理由になりました。

 

 

アスペルガーの夫と離婚した理由3.いつのまにかブラックリストに!

借金

 

恥ずかしい話ですが、嘘をつけない素直と言えば素直すぎるアスペルガー症候群の夫。

人の良さからか、いろいろなところでだまされ借金をつくってしまいました。

 

たとえば、ねずみ講や悪徳商法などやキャバクラなどなど。

私は最初はまったく気付かず、分かったのは督促状が届くころでときすでに遅しでした。

 

大きなお金の請求、払う手持ちのお金がないというときに、その場で消費者金融のカードをつくらされて借金をつくってしまっていました。

そのカードを使い、なぜか銀行のカード感覚でキャッシングしてしまい、借金がどんどんふくらんでいきました。

 

結果的に消費者金融3社から借金。

最終的には債務整理をして、返済しましたがブラックリストに載ってしまいました。

結果的に、車のディーラーのハウスカードにすら入会できないという状況になってしまいました。

 

幸い私は結婚前からの優良カードホルダーだったので、私名義でつくることができましたがこんなに金銭面で頼りげのない夫は、アスペルガー症候群と診断されてから理解しようと努めても、理解のはんちゅうを超えていました。

借金してブラックリストになってしまったのも、離婚した理由でした。

 

アスペルガーの夫と離婚した理由4.なんでもネットに載せる

インターネット

 

空気の読めない夫は、隠すことが苦手でした。

ふつうなら隠すでしょうというひめごとも、平気で公の場に載せます。

そしてそれを恥ずかしいとも思わないんです。

 

それも匿名ではなく本名が公表される場で。

いつの間にか載っていた私との恥ずかしい情報を見た友人から「載ってたけど大丈夫?」と聞かれるという、赤っ恥なおもいをなんどもしました。

そのたびに、大喧嘩。

 

夫の言い分は、「事実を書くのがなんで悪いのかが理解できない」でした。

「載せてはだめなことを、細かく書いてもらわないとわからない」とも言っていました。

この夫はこれから先、なんの秘密を公に漏らしてしまうかもわからない!と恐怖を感じた瞬間でした。

 

まとめ

アスペルガー症候群という発達障害すべてが、元夫のような症状じゃないということは、まとめの最初に書いて置きたいと思います。

さまざまな症状がありますので、元夫のような困ったちゃんばかりではありません。

 

しかし、元夫の場合、結婚生活にはたえがたい性格で、最後は私がギブアップでした。

アスペルガー症候群の夫と一緒に生活するには、ものすごい覚悟や忍耐、かんようさが必要だと思った結婚生活でした。