いじめと出会いがない!女子校のメリット3つ、デメリット2つ

真面目な女子高生

37歳女性。

現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として勤務。

 

22歳のときに当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産しながらも、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときにはじめての離婚を経験。

以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中。

 

 

女子校のメリット

女子校のメリット1.女性専用の充実した教育と施設

トイレ

 

公立の小学校から、親の教育方針の影響もあり、女子校の中学校へ進学した私。

女子校に実際に所属してみて、とくに利点に感じたのが、女性に特化した教育内容や施設の充実さがありました。

 

とくに、男子も一緒に通う共学の学校と比べると、どうしてもトイレやプールの更衣室などで、男子と共用しなければなりません。

そのため、男性女性で分けて利用しなくてはいけない施設を設置する必要があります。

 

しかし、女子校だと基本的に、すべての施設が女子専用。

そのため、スペースも広いし、設備も全然汚れていなかったりするので、安心して使えるのが良かったですね。

 

あと、女子だけが所属していることに対して、学校側もちゃんと配慮してくれます。

私立の中学校という面はあるんですが、それでも共学の学校と比べると、デザインがかわいいです。

 

また、全体的に明るい雰囲気の設備が多いので、そこに長時間いても、鬱蒼とした気持ちになりづらいですね。

個人的に、かなり気に入ってました。

 

そのなかでも、とくにメリットに感じたのが、トイレに設置されたウォシュレットの存在。

男性と違って、なにかとトイレでも専用の設備が欲しい女子にとっては、共学だとまず設置されないウォシュレット。

 

しかし、女子高の場合、早い段階から設置済み。

そのうえ、綺麗に利用されているので、使いやすかったのも嬉しい点でした。

 

女子校のメリット2.いじめが少ない

女子中学生

 

中学生にもなると、みんな思春期を迎えて、精神的にも劇的な変化をしやすい時期ですよね。

そうなると、心配なのがいじめの問題。

ですが、とにかく女子校の場合は、いじめを受ける可能性が極端に少なのです。

 

男女入り混ざって一緒の場所にいると、異性との関係から、いじめが起きやすいです。

それに、色恋沙汰から、イジメを受ける可能性もありますよね。

 

けれど、全員女子だけの女子校なら、女同士のいがみ合いや、言い合いがたまに発生する程度。

そこから、物理的な形でのいじめにはなかなか発展しづらいので、安心して通える面が助かりました。

 

あと、女子校だとマナーを学ぶ教育やカリキュラムが、共学のときよりも多く取り入れられています。

そういう部分でも、学校からの教育方針がしっかりしている点が良かった部分です。

 

男子も一緒だと、こういったマナー講座自体も行われなかったり、行われても男女共用の軽い内容の物になってしまいがち。

しかし、女子校だと女子専用で、すべての教育を実施してもらえるのです。

なので、イジメは決していけないことだと、しっかり教わることができました。

 

女子校のメリット3.女子の体調変化に学校や先生の理解が早い

体調が悪い女子学生

 

男女共学の学校に通っている、思春期以降の女子の多くが、実際に経験されているやっかいなこと。

それは、生理の時期の対応の、善し悪しです。

 

とくに、生理期間中なので、体育や水泳の授業を強制的に休まなくてはいけないときがあります。

しかし、男子からから、かわれたりすることって多いですよね。

あと、生理中で体調が悪かったり、激しい運動自体がどうしてもできないときもあります。

 

そんなとき、理解のない先生のなかには、サボりと見なして、強引に授業に参加させようとする人がいたりします。

そのため、本当に苦労させられることが多いのです。

 

通っていた中学は私立系の女子校で、その後進学した高校が共学校だった私。

そのため、少し変わった経歴の持ち主といえるのですが、共学の学校になった途端、この部分で不便さを実感してしまった口なんです。

 

頭の硬い体育教師が担当になったときには、もう最悪で……。

自分が生理だってことをいうのも恥ずかしく、我慢して授業を受けたこともあったくらいでした。

 

先生のなかには、生理だと伝えても、「怠けてる」と頭ごなしに否定。

また、みんなの前で笑いながら、「生理だから、今日は休みだそうだ」とか大声で言ったりなど……。

デリカシーのなさに、傷つけられたこともありました。

 

その点、女子校ならこういった不安や心配がほぼ皆無。

生理期間中でも、学校を無理に休んだりせず、登校できるのがすごく良かったです。

 

なにより、体育の先生も含めて先生方からの、女性の体調に対する気配りや対応が、しっかりと徹底されています。

生理になっていると一言報告すれば、あとは体育の授業も全部フリーパスで休むことが可能。

なので、周りから茶化される心配もなくて、ホッとできました。

 

女子高のいいところは、とにかく、女子の体調に対して、学校や先生からの理解力があること。

また、そういった内容がきちんと盛り込まれている、学校の方針やルール。

 

こういった環境がしっかり整っているので、そこに所属する女子生徒にとっては、本当に安心できる要素だと思います。

 

 

女子校のデメリット

女子校のデメリット1.出会いの幅が限られる

体育祭

 

当然ですが、女子校だと同年代の男子との出会いのきっかけが、本当に限られてしまうんです。

私立系だったので、周りに共学の中学校や男子校の中学校もあったので、ある程度の出会いは期待できます。

 

しかし、学校内での生活では、ほぼすべての友だちが女の子に限られてしまうのです。

そのため、当然ですが、友だちも女の子が中心に。

 

色恋沙汰などの出会いとは関係なく、友人としても男子との出会いが少なかったり、皆無だったりします。

その点は、思春期を迎えて出逢いに敏感になる、年ごろの女子にとって、少し不便さを感じる要素かもしれません。

 

実際、私も中学3年生のころになったときのこと。

さすがに、小学校時代の同級生に彼氏ができた話を聞いたりして、羨ましい気持ちもありました。

 

しかし、学校内では出会いが期待できません。

なので、結局「青春時代を少しだけムダにしてしまったかも?」と、あとあと後悔するハメになりましたね。

 

女子校のデメリット2.校則が厳しい

女子学生

 

共学校と比べてとくにデメリットに感じたのが、校則の厳しさですね。

中学の女子校の場合、女の子が徐々にオシャレやファッションにも、目覚めはじめる年代。

そのため、とくにルックス面で、厳しく取り締まる校則を設けている女子校が多いと思います。

 

これが共学の場合だと、あまりにも奇抜すぎるようなファッションや髪型は、NGになることもあるでしょう。

しかし、髪を少しだけ明るく染めてみたり、スカートをちょっと短くしてみたり……。

などといった軽めのオシャレであれば、許容してくれるところが多いと思うのです。

 

しかし、女子校の場合は、こういう小さな部分でさえ、厳しく取り締まっている学校が多数。

「毎日の制服や登下校時の姿で、少しでもオシャレをしたい!」と思っても、なかなか思うように実践できなかったのがとても嫌でした。

 

まとめ

女子校という殊な特環境だからこそ得られる、女子の快適な教育環境や、生活を提供してくれる設備や雰囲気。

なので、通ってみれば、さまざまなメリットを実感することができると思います。

 

けれど、男子がおらず、女子しかいない環境ならではのデメリットも、いくつかあるのも事実です。

両方をちゃんと比較したうえで、女子校に進学するかどうか、決めるのが大切ですね。