喫煙者がひどい!モラルがない、むかつく客のエピソード2つ

タバコ

25歳女性。

2人の幼稚園児の母。専業主婦。

 

学生時代は、数々のバイト経験あり。

接客・サービス業を中心に働いていたため、数々のモラルのない客を身近で見てきた。

 

理不尽なクレームも多く、なかには警察沙汰になることも。

 

 

モラルがない、むかつく客のエピソード1.喫煙者のマナーが悪い

喫煙者

 

私が学生の頃に働いていた、ネットカフェでの話です。

店では全席喫煙で、深夜帯に働いていたので男性客も多く、割合としても、喫煙者の方が多い店でした。

 

店の場所は、治安があまりよくない地域にあり、客層も悪く、なかでも喫煙者のマナーが最悪。

店の注意書きには、「歩きタバコはご遠慮ください」と書いてあります。

しかし、店内での歩きタバコは当たり前で、タバコの灰も床に落とし、ひどいときは床でタバコを消してそのままです。

 

客同士のトラブルや火事を防ぐためにも、見つけたらその都度注意はしていました。

注意をすると、大体の客は歩きタバコを控えてくれます。

しかしある日、歩きタバコをする最低最悪の客に出会ったのです。

 

いつものように「注意書きにも書いてありますが、歩きタバコはご遠慮願います」と注意しにいった私。

すると、すごい勢いで怒鳴られたのです。

 

「お前、客に向かって命令するんか!! 『ご遠慮』って書いてるやろ! 絶対あかんて書いてるか?! なんで遠慮せなあかんねん!」と。

「なんで私が怒鳴られなあかんねん!」と言い返したかったのですが、立場的に言い返せません。

しかし、客同士のトラブルや火事にもつながる恐れがあります。

 

それに、一人の客の歩きタバコを許してしまうと、すべての客の歩きタバコを許さないといけません。

なので、ここで引くわけにはいかず、私は負けずに注意しました。

 

「ほかのお客様とのトラブルにもなりますし、火事の恐れもあるので、申し訳ないですが、タバコを消していただけますか?」

内心では「早くタバコを消せよ!」と思いながらも、我慢して対応しました。

 

すると、「お前、ええ加減にせえよ! ほかの客がなんか言ってきたら、ボコボコしばいて終わりじゃ! しつこいんじゃ!」という男性。

床でタバコを消して、またすぐにタバコに火をつけました。

 

予想以上に頭の悪い客で、「私では手に負えない」と思い、社員を呼びに行こうとしたのです。

そしたら、「お前、店員やったら、今消したタバコ拾わんかい! 床にタバコの吸殻落ちてる店、おかしいやろ! 早よ拾えや!!」と言ってきたのです。

 

さすがの私も腹が立ち、「お前が吸ったタバコやろ! お前が拾えや!」とキレそうに……。

しかし、なんとか自分を落ち着かせ、少し離れた場所にあったおしぼりを何枚か取りに行きます。

そして、汚いものを拾うかのように、おしぼりを3、4枚使い、吸殻を拾いました。

 

その私の態度を見て、怒鳴り散らす客。

「お前、吸殻1つ拾うのにそんなおしぼり使って、ワシの吸ったあとのタバコが汚いとでも言いたいんかい!! コラ!!」と。

 

そのとき、ようやく社員も、客の怒鳴り声に気付き、かけつけてくれたのです。

社員がきたので、ことの流れを説明し、対応を代わってもらい、その場を離れようとしました。

すると、「お前、どこ行くんじゃ!」と客に叫ばれ、後ろから吸っているタバコを投げつけられたのです。

 

タバコは当たりはしませんでしたが、私のすぐ横に落ち、火もついたまま。

当たっていたら、火傷していたところです。

 

私は客を思いっきり睨みつけて、持っていたおしぼりをまた何枚も使い、汚い物を拾うかのようなそぶりで拾い、灰皿に捨てに行きました。

あまりにも態度や頭が悪く、常識のなさに、本当に腹が立ちましたね。

 

結局、その客は出入り禁止に。

男性は、店を出るときに大声で「バカ女聞こえとんか!! お前、覚えとけよ!!」と、叫んで帰っていきました。

 

防犯のため、当分バイト先への送り迎えを兄にしてもらう羽目になりましたね。

 

 

モラルがない、むかつく客のエピソード2.客同士の喧嘩

泣いている女性

 

深夜帯は、酔った客・眠る客・カップル・若者いろんな客がきました。

そして、静かな店内に、時折響き渡たる怒鳴り声。

客同士の喧嘩です。

 

客同士が喧嘩した際は社員に報告し、社員が仲裁に入り、それでも止まらなければ警察を呼びます。

しかし、その日はいつもと違って、カップルのちわ喧嘩でした。

 

喧嘩をしている声は聞こえていましたが、小さな声で喧嘩をしていたので、注意しに行くか悩んでいたのです。

すると、喧嘩をしていたと思われる若い女性が、私がいるカウンターにきました。

 

「一人だけ帰りたいんですけど、お金いくらですか?」と聞いてきたので、退店処理を行う私。

そしたら、すごい勢いで、彼氏と見られる男性が走ってきて、その瞬間、彼女を思いっきり押しました。

 

その勢いで彼女は倒れ、彼氏は彼女の髪の毛を引っ張り、顔を殴ったのです。

「助けてください!」と叫ぶ彼女。

私は社員を呼ぶ暇もなく、急いで彼氏を止めに入りました。

 

彼女は私に抱きついてきて、彼氏は彼女の髪の毛を掴んだまま。

身動きが取れず、大声で社員を呼びました。

しかし、社員は私の声に気づきません。

 

「お前、関係ないやろ! どけや!」と、彼氏に怒鳴られました。

ですが、泣きながら私にすがりつく彼女を離すわけにも行かず、「とりあえず、落ち着いてください」と彼氏を説得。

 

しかし、隙あれば、彼女を殴る彼氏。

無意識に彼女を守ってしまい、私も何度か殴られました。

 

「なぜ、バイトしていただけの私が、こんなことに巻き込まれないといけないのか!」と、段々腹も立ってきた私。

ですが、彼女を見ると、殴られたことにより鼻血や口を切り顔が血だらけで、ほっておけませんでした。

 

「さすがに、店内ではまずい」と思い、彼女を店外に連れてこうとする彼氏。

しかし、彼女が「絶対に嫌だ!」と泣いて、私を離しません。

 

彼氏が私に「お前、どけや!!」と叫び、カウンターにあったスタンドの灰皿を蹴り倒しました。

その大きな物音で、ようやく社員が駆けつけ、彼氏を押さえつけてくれたのです。

社員がきたときはホッとして、私も泣きそうになりました。

 

彼女が警察を呼ぶことを希望したので、警察を呼び、その間、私は彼女の顔の怪我の処置。

警察がきてから、ことの流れを説明します。

幸いカウンター前でのできごとだったため、カメラにも彼氏の暴力がしっかり写っており、彼氏は現行犯逮捕されました。

 

そしてバイト中でしたが、警察が「○○さん(私)からも話を聞きたい」ということで、警察署へ行く羽目に。

何発か私も殴られたので、「被害届けを出しますか?」とも聞かれました。

ですが、とくに怪我もなかったし、めんどくさかったので、被害届けは出さないことにしたのです。

 

そんなことよりも、早く家に帰りたかった私。

店内での喧嘩は今までもありましたが、あんなにも大きな喧嘩ははじめて。

それに、周りに人がいる場所でも、迷惑も考えずに彼女に暴力を振るう彼氏に、本当に腹が立ちました。

 

その日、私は結局、2時間ほど警察署で話を聞かれ、疲れでクタクタになりながら家に帰ったのです。

 

まとめ

常識がない客がくると、被害を受けるのは店員です。

理不尽なことでも、自分と関係ないことでも、店内で起きたことはほっておくことができません。

 

理不尽なことで怒鳴られ、腹がたってもなにも言えない。

謝りたくないのに謝る。

 

自分と無関係な喧嘩でも、店内で起きると、無関係でなくなります。

モラルのない客がくると、精神的に疲れて仕方ないです。