年齢55歳、女性、結婚30年目。
数年前までフルタイムで仕事をしていたものの、早期退職、今は専業主婦です。
夫とは、大学時代からの付き合い。
同学年であり、友だち感覚で結婚したものの、やはり一緒に暮らしていくうちに違和感が……。
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私が夫を尊敬できない5つの理由1.思いやりがない
とにかく、口先であれこれ言うばかりで、思いやりがないのです。
いつだったか、飛行機に乗った時のこと。
私たちは早めに乗り込み、毛布をかけてシートベルトをしてくつろいでいました。
夫は通路側に座っていましたが、あとから通路をはさんで、隣のご婦人がやってきたのです。
彼女は背が低くて、頭上のキャビネットに荷物をあげられなくて困っています。
夫に「手伝ってあげたら?」と言うと、こう言って、まったく動こうとしないのです。
「もうシートベルトもしてしまった。手伝うのはキャビンアテンダントの仕事だ」と。
また、箱根に旅行に行ったときもそうです。
バスに、赤ちゃん連れのお母さんが乗りました。
乗るときはドライバーがベビーカーをたたんで、私たちの席の前のスペースに。
途中でそのお母さんは降りたかったのですが、赤ちゃんを抱っこし、荷物もあるので、ベビーカーを下せません。
私が手伝おうとすると、これまた自分はまったく動こうとしないどころか、私を非難するような口調でこう言ったのです。
「それはドライバーの仕事だから、プロに任せておけばいい」と。
このような夫のふるまいを見て、こちらの気持ちまでとげとげしてきました。
楽しいはずの旅行も、いっぺんに台なしに。
「もう、一緒に旅行に行きたくない」とさえ思えました。
まだあります。
家の近くに急坂があるのですが、小学校低学年くらいの男の子が、自転車をあげられずに困っていました。
ちょうど散歩で通りかかったので、夫に「手伝ってあげたら?」と言ったのです。
すると、「自分でやらないと、たくましく育たない」などと言って知らんふり。
見かねた私が手伝いに行っても、やはり自分は手を貸さないのです。
とにかく、このように人に対して優しくない夫。
理屈はともあれ、「困った人がいれば助けてあげたい」と思うのが、普通ではないでしょうか?!
ついでに言うと、地球にも優しくありません。
テレビやこたつを付けても消すことはしない、必要以上に電気を明るくする。
自分の部屋だけガンガン暖房を入れて温かくする。不必要に水を多量に使って、手を洗うなど……。
とにかく、エコ感覚が身に付いていないのです。
そのくせ「日本のエネルギー政策は……」などと、偉そうに言うのが我慢なりません。
私が夫を尊敬できない5つの理由2.衛生面に無頓着である
まずはトイレの使い方。
シャワレットを使うのはいいのですが、飛び跳ねた水で便座が濡れている始末。
汚れが付いたときも、ブラシが置いてあるのに「使ったことなどないから」などと言い、掃除するのはいつも私になります。
いくら言っても、改善しないのです。
下の始末がきちんとできないなんて、最低だと思います。
洗面所だってそうです。
使ったあとは洗面台や鏡、あちらこちらに水が飛んでいます。
水だけならいいけど、ときとして歯磨き粉の泡やシェービングクリームも。
台ふきを常備してあるのに、拭き取ったことなどありません。
洗面所だけならまだしも、「歯磨きは5分以上しないと」などと言って、あちらこちら歩きながら歯磨きをするのです。
なので、廊下に泡が落ちていたりするので、ゾッとします。
友だちとの会食があるので、夫の夕食をつくっておいて、外出したときのこと。
帰ってくると食器を洗っていません(そんなことはもう、期待もしていませんが)。
魚の骨や皿に付いたドレッシングなどが、そのままで放ってあります。
夏場など、見るだけでうんざりです。
なぜ骨を捨てたり、汚れをぬぐって水につけておいたりすることができないのでしょうか?!
私が夫を尊敬できない5つの理由3.マナーが身についていない
なにより気になるのは、食事のときのマナーです。
肘をついたり、片手で食べたりします。
箸で平気で物を刺す、汁のない物を音を立てて食べる、茶碗をカチカチいわせて、米粒をかき集める。
「いただきます」「ごちそうさまでした」を言わないなど……。
「小さいころに、しつけられてこなかったのか」と軽蔑を覚えることもあります。
いくら言っても、直さないので、なおさらイライラするのです。
座布団を平気で踏む、ノックをしないで部屋に入ってくるのも我慢なりません。
外出すれば、レディーファーストなんてありません。いつでも自分が先に行きます。
それどころか、ドアも押さえてくれないから、私がドアにぶつかりそうになったことも一度や二度ではありません。
宅配便を受け取るときも無言で、労いの言葉もかけないです。
どれもこれも、人間としての基本がなってないのではないでしょうか?!
私が夫を尊敬できない5つの理由4.自己中心的である
とにかく、自分が一番かわいいのです。
家を探すときもまず、「ぼくの通勤が便利なところ」が第一でした。
共働きで、私も働いていたにも関わらずです。
家事も子育てもほとんど手を貸さないくせに、「自分の仕事は大変」が先に立って、人のことには考えがおよびません。
普段もそうです。
夕飯の準備は忙しいですよね。
とくに配膳のときは料理の仕上げをしたり、盛り付けたり、運んだり、いっぺんに仕事が重なります。
横になってテレビを見ている夫に手伝いを頼んでも、「お~い、〇〇(娘の名)、母さんを手伝え」などと娘を呼ぶのです。
とにかく、自分が体を動かすことを極力避けます。
ほかに誰もいないときはさすがに手伝ってくれますが、嫌々なのが見えて、こちらが嫌な気分になるだけ。
自家用車を持っていたころは乗るだけで、手入れもメンテナンスもしてくれませんでした。
「使っているのは、ほとんどお前だろ」
ガソリンを入れに行くのはもちろん、洗車、オイルやフィルター交換も私の役目です。
保育園の送迎もなくなり車を手放しましたが、ゴルフに行くときなどに不便を感じるらしく、再度購入を考えているようです。
車があれば、また私が手入れをするのは目に見えてます。
なので、「私は乗りません。その代わりに手入れもメンテもしません!」と宣言しました。
私が夫を尊敬できない5つの理由5.ケチである
夫はとてもケチです、それも人に対して。
誕生日にプレゼントをもらったことは、私も娘もありません。
結婚記念日や正月、入学、卒業などなおさらです。
私はともかく娘がかわいそうなので、私がプレゼントやお年玉を用意します。
娘が学校を卒業したときも、「おめでとう」も言いません。
それどころか、「いくら学費がかかったと思うんだ?」などと言って、娘を怒らせていました。
「ぼくが死んでも誰も困らないだろう?」と言って、保険もかけていません。
娘も社会人になったので、たしかに夫が死んでも困らないけれど、病気になって長期入院でもしたらどうするのでしょうか?
夫の貯金がどのくらいあるのか教えてもらってないけど、採算がとれるから無保険なのでしょうか?
大いに心配です。
まとめ
こんな夫と夫婦を続けていると、こちらの気持ちまで貧しくなることが多いです。
なにより、世間から私の人格まで疑われそうで、嫌で仕方ありません。
子どものために我慢を重ねて銀婚式も超えましたが、「これからどうしようか」と、ときどき本気で悩んでいます。