愛こそはすべて!「お金より愛だ!」と感じたエピソード4編

仲良しカップル

20歳女性。大学生。

大学に入ってから、付き合った彼氏と2年を迎えた。

 

私たちは、いわゆる貧乏学生同士のカップルです。

ですが、彼の愛の力で、周りの一般大学生とは比べずに、自分たちの幸せを見出せるようになりました。

 

現在同棲中で、卒業後には、結婚をする予定です。

 

 

「お金より愛だ!」と感じたエピソード1.私の彼氏

フリーター

 

私には、付き合って2年になる彼氏がいます。

同棲もしており、たがいが大学を卒業したら、結婚することも、しっかりとした婚約ではないですが、決めている私たち。

 

しかし、彼にはお金がなく、彼の実家はそこまで裕福ではありません。

学費は、奨学金を借りて払っているそうです。

それでも、彼の両親は彼に、毎月家賃込みで100,000円を振り込んでくれています。

 

私の家も、あまり裕福な家庭ではなかった過去がありました。

父が失業していた時期のことです。

 

今は一般家庭並みの生活ができていますが、そのときのことを思い出すことが多々あります。

なので、バイトなどや在宅ワークなどをして、自分の生活費は、自分で稼いでいるのです。

 

彼も同様に、毎日忙しい大学生活を送りながらも、「親に返すためだ」と言い、一生懸命バイトをして、お金を稼いでいます。

そういった努力家なところが素晴らしいのですが、やはり周りの友人が付き合っているような彼氏とは、違っていました。

 

「お金より愛だ!」と感じたエピソード2.友人の彼氏

ムードの良いレストラン

 

友人とよく、たがいの彼氏の話をするのですが、話の規模が全然違うのです。

たとえば、「クリスマスをどう過ごしたのか」ということに関して、友人たちはこう言います。

 

「彼氏がサプライズで、ホテルの最上階を予約してくれて、夜景の見えるおしゃれなレストランで、ディナーをした」と。

それに対し、私は「自分の家で、料理をつくってお祝いした」になってしまうのです。

 

プレゼントだって、質がまったく違います。

友人たちがもらっているのは、ペアのリングだったり、ブランドもののネックレスだったりと、とても豪華。

しかし、私がもらったのは、雑貨屋でよく見かける、ぬいぐるみやキーホルダー。

 

もらったときは、とても嬉しかったのです。

ですが、友人たちと話をすると、やはり、とてもみじめな気持ちになってしまいました。

 

もう一つは、記念日の過ごし方です。

友人たちはクリスマスと同様に、ホテルや遊園地、遠くへ旅行に行ったりと、とても楽しそうでした。

 

それも、すべて彼のサプライズだそうで……。

私の彼氏には、2人分の旅行代なんて、到底出せません。

 

なかでもうらやましかったのが、おしゃれなお店で用意してくれる、デザートのプレートです。

名前と記念日や感謝の言葉が、チョコレートのペンで書かれており、プレートの上には美しいスイーツ。

 

友人たちのなかで、「サプライズプレートを用意されていないのは、私だけ」という状況でした。

それも、付き合っている期間が、一番長いのにです。

 

最近では、SNSなどで、彼とのデートやプレゼントを見せる人もいますが、私には惨めで、それができていませんでした。

 

 

「お金より愛だ!」と感じたエピソード3.衝突

文句を言う女性

 

惨めさを感じていたある日、私はついに、彼と衝突してしまいました。

きっかけはささいなことだったのですが、惨めな気持ちや友人たちへの嫉妬心が、止まらなかったのです。

彼が頑張っていることを知っていたのに、どうしても我慢できませんでした。

 

「私もプレートを用意されてみたい」、「一緒に旅行に行きたい」、「みんながしているような、デートがしたい」。

今思えば、自分勝手で、恥ずかしいお願いばかりでした。

 

今までのデートで、不満に思ったことも、プレゼントにショックを受けたこともありません。

ですが、友人と比べて、劣等感を感じていただけに、すべてをぶつけてしまったのです。

 

彼は、そんな私に、ただひたすら謝ってくれました。

彼は、なにも悪くないのです。

それでも「ごめん、ごめんね」と、私をなだめてくれました。

 

「お金より愛だ!」と感じたエピソード4.誕生日

誕生日ケーキ

 

衝突して、少ししてから、私の誕生日がやってきました。

衝突後に落ち着いた私は、彼に謝りましたが、それでも私に謝り続けた彼。

なので、少し気まずいまま、誕生日を迎えることになってしまったのです。

 

講義が私より早く終わった彼は、珍しく先に帰っていきました。

「やはり気まずいので、あまり一緒にいたくないのかもしれない」

そのときは、そう考えてしまい、とてもショックでしたね。

 

しかし、家のドアを開けると、きれいに飾り付けられた部屋、鳴り響くクラッカーの音、そしてクリームだらけの彼が待っていました。

彼は、私のために、サプライズを企画してくれていたのです。

それも、衝突が起きる前からでした。

 

私があこがれていたプレートも、彼の手づくりケーキと一緒に、食卓に。

飾り付けも折り紙などで、小学校のときにつくったようなもの。

それに、ケーキも少し不格好でした。

 

「慣れないながら、料理も飾り付けも頑張ってくれたんだ」

そう思うと、彼が愛しくて、たまらなくなった私。

 

「見た目やかけた金額が大切なんじゃない。誰かに見せびらかすために付き合っているんじゃない」

「自慢するために一緒にいるんじゃない、好きだから一緒にいるんだ」

私は、そのことに、やっと気づくことができたのです。

 

その日はじめて、私はSNSに彼との写真をアップしました。

もちろん、彼のつくったプレートの写真も。

自慢するためでも、見せびらかすためでもなく、彼との思い出を記録するためです。

 

まとめ

あの誕生日サプライズから、私は友人の話を聞いても、うらやましく思うことはなくなりました。

ホテルのディナーもペアリングも、2人がしっかり大人になれば、いつでも手に入れることができるのです。

 

大切なのは、愛がこもっているかどうか。

これからは、それを忘れず、彼と生きていきたいと思います。