29歳女性。
事務職(臨時職員として)勤務。
今まで、妹と比べられて、悩んできました。
私は、とっても地味で、人づきあいが悪く、友だちも少ない。
そんな自分とは、正反対の妹がいるのです。
趣味は読書と人間観察。
現在は彼氏もおらず、独り身で絶賛独身生活満喫中です。
見出し
姉妹で格差を猛烈に感じたエピソード1.私を差し置いて、さっさと結婚した妹と、彼氏すらいない私
私には、愛らしい顔つきをした妹がいます。
妹は確実に母親似で、私は確実に父親似。
あまりに違いすぎて、ちょっとかなしくなるくらい、顔に格差があるのです。
このせいで、友だちに「似てないね」と、何度言われたか分かりません。
妹の顔を見て、何度も「羨ましい」と思いました。
昔から、男友だちが多かった妹は、専門学校で友だちになった、イケメンの旦那さんを捕まえて、学校卒業後にさっさと結婚。
姉の私を差し置いて、早々に結婚してしまったのです。
20代前半で結婚してしまって、周りの人からも「早いね~」と言われつつ、祝福されていました。
その妹の結婚式のときにきていた親戚に、私はこう言われたのです。
「やっぱり〇〇(妹)のほうが早かったか!」「先を越されたら駄目やなぁ!」と。
親戚は、本当に正直な人ばかり。
私はへらへら笑いつつ、内心傷だらけでした。
妹と比べられることは、本当に辛かったです。
「妹くらい可愛かったら、私だって!」と、すごく悔しい気持ちが溢れました。
そんな妹とは逆に、私は29歳になった今も、結婚予定がありません。
予定どころか、彼氏もいない、フリーなのです。
本当に寂しくて、たまにベタベタしながら、仲よく実家に帰ってくる、妹夫婦がねたましくなります。
この格差に泣けてしまうほど、劣等感がすごいです。
姉妹で格差を猛烈に感じたエピソード2.コミュニケーション能力高すぎな妹と、人見知りな私
私と妹は、コミュニケーション能力にも格差があります。
人づきあいが苦手な私にくらべて、妹は本当に愛想がいいのです。
知らない人とでも、急激に仲よくなれる、得な性格をもっている妹。
いつ見ても、「コミュニケーション能力が高すぎるな」と思います。
親戚の集まりに、家族みんなで参加したときのこと。
私はすごく引っ込み思案で、あまり会ったことがない親戚とは距離を置いて、両親とばかり話していました。
知らない人と喋るのが、すごく苦手だからです。
だけど、気づいたら、妹は会ったこともない親戚のおじさんにお酌。
はじめて会ったとは思えなくらい、楽しそうにおしゃべりしているのです。
親戚のおじさんもすごく楽しそうで、帰りに「トマト持ってくか?」と、気軽に声をかけるほどの仲に。
妹が「いるー」と嬉しそうに返事して、和気あいあいとしていました。
それを見た親戚のおばさんたちが、「〇〇はカワイイね! 愛想がいいから得だね」と言っていて、すごくズキッときましたね。
親戚のおばさんたちは別に、私に当てこすって、言ったわけではないのです。
でも、私はなんだか、すごく自分が恥ずかしくて、たまらなくなりました。
ここでも、妹との強烈な格差を感じましたね。
姉妹で格差を猛烈に感じたエピソード3.友だちが多い妹と、少なすぎる私
昔から、友だちが多い妹との格差を感じることがあります。
妹は、学生時代から友だちが多いです。
結婚式のときも友だちを誘いすぎて、誰が誰だか分からないくらい、人が大勢押し寄せてきました。
そんな妹が、最近困っていたことがあります。
それは「結婚式ラッシュで、ご祝儀代がヤバイ」ということです。
どうやら同じ月に3人ラッシュで結婚することになったらしく、「ご祝儀に、どんどんお金が消えていく」と嘆いていました。
私は、友だちが本当に少ないので、友だちの結婚式に参加したことが1度しかなく、ご祝儀で困ったこともありません。
だから「友だちが多すぎるからいけないのよ」と、私が軽口で言いました。
すると、妹にこう言われてしまったのです。
「私は普通だから! お姉ちゃんが少なすぎるだけだって!」と。
それを聞いて、結構傷つきましたね。
友だちが多すぎて、ご祝儀や出産祝いがとんでもないことになる妹。
それに対し、友だちが少ないせいで、出費がなさすぎる私……。
なんとなく、しょぼーんとしてしまい、むなしくなりました。
やっぱり、友だちの多さでも、私は妹に劣ってしまうのです。
友だちが多く、人気者の妹は、何人も仲のいい友だちがいて、見ていて羨ましくなります。
ここでも、格差を感じましたね。
姉妹で格差を猛烈に感じたエピソード4.正職員として働く妹と、いまだに臨時職員な私
妹と私には、収入の格差もあるのです。
妹は調理師の免許を持っていて、正職員として、給食センターで働いています。
この間までは、お惣菜をつくったりするお店で働いていた妹。
しかし、どうやらそこで知り合ったお客さんと仲良しになって、その人に給食センターを紹介されたようです。
おかげで、私と妹には、また格差が増えました。
私は29歳にもなって、いまだに臨時職員の事務員として雇われています。
給料が時給制で、バイトのような感じの扱いです。
そんな私と比べても、正職員な妹はすごく収入がよくて、安定しています。
私の給料では、まったく太刀打ちできません。
私は、収入でも妹に負けてしまったのです。
「学歴は同じようなものなのに、収入にまで、こんなに格差があるか」と、悲しくなります。
「どうして私は、こんなに駄目な姉なんだろう」と、いつも思ってしまい、仕方ありません。
この先もずっと、私は妹に負けて、格差のある人生を歩みそうです。
すごく辛くて、自分が嫌になります。
まとめ
昔からそうでした。
私は、妹とは正反対の、駄目な姉です。
妹という存在に、強烈なコンプレックスを抱いています。
私はこんなふうに、ずっとウジウジ悩んでいましたが、今は少し考え方を変えるように。
「私は私、妹は妹」
このように、まったく違う人間として、考えるようにしているのです。
今は、そう割り切ることが、一番心穏やかでいられる方法だと思っています。