苦しい!兄弟で格差を猛烈に感じたエピソード3つ

頭を抱える男性

35歳男性。栃木県出身。

現在は、東京都内のIT企業に勤務しています。

 

7歳年下の弟がいるが、若くして、エリートビジネスマンとして成功。

そのため、一度はどん底まで落ちぶれて、現在は平凡なサラリーマンとして生活している自分との、大きな格差を感じています。

 

趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。

 

 

兄弟で格差を猛烈に感じたエピソード1.弟は、髪の毛がフサフサしている

髪の毛が長い男性

 

私には、7歳年下の弟がいます。

私が高校生のとき、彼はまだ小学生にもなっていませんでした。

 

弟が幼い頃は、年齢の離れた男の兄弟ということで、一緒に遊んであげたりして、可愛がっていた私。

しかし、年齢があがってくるにつれて、次第に弟に対して、コンプレックスを抱くようになっていったのです。

 

その理由は、髪の毛でした。

私は、父親からの遺伝的要素が強かったのだと思いますが、中学生のころから薄毛に。

あきらかに、若禿げでした。

 

ところが、弟の場合は、髪の毛が黒々としているのです。

おそらく髪の毛に関しては、弟は母親の遺伝子を強く、受け継いでいたのでしょう。

しかし、内心、「どうして自分だけ、若禿げにならなければならなかったのか」と、悔しく思いました。

 

しかも、弟は中学生になって、だんだん生意気な言葉遣いをするように。

「いやあ、髪の毛が多すぎて、頭がタワシみたいで困っちゃうよ」と、わざとらしく言うのには、腹が立ちましたね。

 

そして、当時大学生だった私の髪の毛を見て、バカにするように笑うので、弟を憎らしく思いました。

しかし、髪の毛が薄くなるか、濃くなるかという点については、自分自身の努力ではどうにもなりません。

 

自分の力で、どうすることもできないことについては、諦めの気持ちでいた私。

髪の毛のコンプレックスについては、克服するというよりも、気にしない努力をするしか、方法がなかったのです。

 

兄弟で格差を猛烈に感じたエピソード2.弟は外資系証券への転職が成功し、高年収となった

エリートサラリーマン

 

私の7歳下の弟は、幼いころから、機転の利く少年でした。

それは、中学生、高校生、大学生になっても変わらなかったようです。

 

他人との人付き合いを嫌がることはありませんから、どんどん友だちが増えていきます。

そして、高校生や大学生になると、部活動やサークル活動を活発におこなっていました。

 

コミュニケーション能力に秀でていて、しかも、商売感覚に優れている面も持ち合わせていた弟。

大学2年生のころには、はっきりと「自分は、商売の道で頑張ろう」と、決めていたようです。

 

弟は大学を卒業すると、証券会社に入社して、個人投資家向け営業を担当。

証券会社の個人投資家向け営業は、与えられるノルマが過酷なことで有名でした。

ところが、弟はオフィスビルを経営している富裕層のお宅や、親子代々の地主のお宅へ頻繁に訪れて、自分の顧客にしてしまったのです。

 

そして、ときには、会社が推奨している銘柄とは異なる銘柄を、裕富層の顧客に推奨。

その結果、多額の手数料収入を計上するように。

 

弟は毎月、会社の厳しいノルマを達成するようになり、その間、証券アナリストの試験にも合格。

弟は、新卒で入社した証券会社をわずか2年で退職してしまい、外資系証券の東京支店に転職しました。

驚くべきことに、彼は20代半ばの年齢で、年俸が10,000,000円を超えてしまったのです。

 

私は、「これが、実力による格差なのか」と、痛感させられましたね。

「人間というのは、中学校や高校で、丸暗記教育で高い点数を取っても、その後の人生に、なんの関係もない」

弟を見ていると、このように思います。

 

私は、中学生や高校生のときは、勉強をそれなりに頑張り、大学に入学してからは、教員免許を取得。

しかし、その後の私の人生は、うつ病を患ったことなどが原因で、中学校の教諭を退職せざるをえない状況になりました。

一時は、貯金を枯渇させる寸前の状況にまで、陥ったことも。

 

「明るい性格か、暗い性格か」「他人との、コミュニケーション能力の有無」「活力のある人間なのか、否か」

弟を見ていると、「人生が成功するか否かには、これらの要素が関係している」と、痛感させられます。

 

「自分も、この点での能力開発を子どものころから受けていれば、いい人生を送れたのではないか」

私は、そのように考えてしまうのです。

 

 

兄弟で格差を猛烈に感じたエピソード3.弟は女性にモテているらしい

連絡先を交換する男女

 

弟は現在、20代半ばの年齢で、年俸が10,000,000円を超え。

しかも、外資系証券会社の東京支店に勤務するエリートビジネスマンですから、女性にモテているようです。

 

正直言って、「羨ましい」と感じています。

弟の場合は、コンパに出かけていくと、控えめに勤務先の名前を言うだけで、相手の女性が、猛烈にアプローチしてくるようです。

 

世のなかというものは、人間を見るのではなくて、人間が所属している会社や組織をみます。

ですから、弟はこのようなことを平然と言えるのです。

 

「30歳まで、好きなだけ遊ぶつもりだよ」

「複数の女性と同時に付き合って、そのなかから、『一緒に生活しても、問題なさそうな女性』と、結婚しようと思ってる」などと。

 

「お金があって、外資系証券勤務のエリートという看板をぶら下げていると、結婚相手に困ることはないのだな」

そのように、実感させられます。

 

それと同時に、若禿げという外見に苦しみ、中国人女性とのお見合い結婚に、踏み切らざるをえなかった私は、とても惨めです。

 

まとめ

同じ栃木県の田舎町で、同じ両親のもとで、生まれ育った私たち兄弟。

ですが、いまとなっては、兄弟間に大きな格差が発生してしまいました。

「兄弟といえども、人生の展開がここまで変わってくるのか」と思ってしまうほど。

 

人生は、外見が異なったり、性格が異なったり、コミュニケーション能力が異なったりするだけで、大きな差がついてしまうものなのです。