43歳女性。製造業勤務。
36歳で結婚し、子どもを授かったが、結婚2年目で離婚しました。
現在は、子ども1人のシングルマザー。
趣味は、子どもと映画館で映画を見たり、ショッピングをしたり、最近はドライブがてら、軽井沢に行ったりと、人生を満喫している。
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旦那に好きな人ができ離婚したエピソード1.突然言い渡された、浮気通告
離婚というものは、人それぞれの状況や場面で、家族の絆が崩壊していくものです。
そのなかで、私は「離婚してよかった」と、今でも思っています。
2年前の話ですが、約6年間連れ添った夫と、離婚しました。
原因は、夫の不倫。
離婚せざるえない状況に陥って、離婚をした結果になります。
当時、私は出産後、会社の育児休暇を取得していました。
夕飯後、元夫に「話がある」と言われ、椅子に座った私。
夫が深いため息をしたあと、こう言ってきたのです。
「お前に言っておきたいことがある、実はお前に内緒で、女と浮気した」と。
あまりにも淡々と言ってきたので、なにがなんだか訳が分かりませんでした。
そして元夫が、さらに続けてこう言います。
「お前と子どものことは大事にしたいと思うが、その女性も、俺にとっては大事な存在なんだ」
「もし、お前が承諾してくれるのであれば、その女性と一緒になりたい」と。
私は頭が真っ白になり、もう一度、元夫に「今なんて言ったの?」聞いたのです。
すると、夫は、もう一度同じことを言ってきました。
旦那に好きな人ができ離婚したエピソード2.家族の絆崩壊
家庭の状況はさまざまです。
家族全員が友だちのように仲が良かったり、仮面夫婦だったりと、外見だけでは分からないことがたくさんあります。
ただ一度崩れてしまうと、相当努力をしない限り、家族の絆は修復不可能だと思うのです。
子どもが生まれたばかりだったので、元夫から聞かされた話に、まったく理解ができませんでした。
「なぜ、離婚しなくてはならないのか?」「私たちのことを大事と言っておきながら、なぜ浮気相手と結婚したいのか?」
すべてが謎だらけでした。
元夫は普段、とてもいいパートナーです。
妊娠中は、いつも私を気遣い、出産当日も立ち会ってくれたほど。
ですが、私の知らない間に、浮気をしていたのです。
あまりにも衝撃的なことだったので、私自身、どうしていいのかパニックになっていました。
元夫のことは、決して嫌いではなかった私。
なので、「私たち夫婦の修復は可能なのかどうか、しばらくおたがい考える時間を持ってみてはどうか」と提案してみました。
いきなり通告され、「はいそうですか」なんて、言えるできごとではなかったからです。
しかし、元夫は「考える時間を持ったとしても、オレの意思は多分変わらない」と言い、寝室に行ってしまいました。
旦那に好きな人ができ離婚したエピソード3.衝撃的なできごと
人は、あまりにも衝撃的なできごとがあると、言葉を失ってしまうものです。
そこから、前に一歩踏み出すには、相当な努力と勇気がいるものだと思います。
元夫はその日から、何度か家に帰らなくなりました。
私は育児をしながら、いろいろなできごとを振り返りましたね。
その際、年に数回、元夫は「出張」と言っていたことを思い出したのです。
妊娠中も、「2回ほど出張がある」と言っていました。
そのとき、元夫は私に気遣い連絡をしてきて心配していたので、ただ普通に「よき夫」としか、思っていなかったのです。
宣告を受けて3週間後、気分転換に友人に連絡し、外で会うことにしました。
家にいると考え込んでしまうので、少しでも気持ちを落ち着かせようと思ったからです。
久しぶりの友人とのランチで、気分が少し落ち着いとき、友人が衝撃の言葉を発しました。
「そう言えば、3ヶ月前に旦那さんを見かけたけど、妊婦さんと買い物していたわよ」と。
「妊婦さんと買い物?」
どこで見かけたのか尋ねると、友人の会社の近くだと言います。
自宅に帰ったあと、元夫に友人から聞いたことを話すと、「不倫相手と買い物をしていた」と告白してきました。
しかも、相手のお腹の子は、元夫の子どもというのです。
不倫相手と相談をしているうちに、そのような関係になってしまったとのこと。
それを聞いて、私の心は、一気に崩れていきました。
「妊娠がわかり、相手の女性が『産みたい』と言っていること」
「今妊娠6ヶ月で、性別が男の子で、自分が男の子が欲しかったこと」
胸が締め付けられ、とても裏切られた思いでした。
私はその場に、泣き崩れてしまったのです。
旦那に好きな人ができ離婚したエピソード4.最終決断
「いろいろなできごとがあると、人はときに、冷静な判断ができてしまうことがある」
それは感情を押し殺していたり、関係が冷めきっていたりと、状況が各々違うと思います。
ですが、人は吹っ切れるまでに、相当な時間がかかるものです。
何度か、2人で話し合いをしました。
ですが、結局夫は、「浮気相手との今後が、おたがいのためにいい」と言い張り、離婚届けを持ち出してきたのです。
私は、子どものことを考えると、とても離婚には踏み出せませんでした。
というのも、産まれて間もないし、私も育児休暇中です。
仮に離婚を承諾したとしても、今後の生活に支障をきたします。
そのため、元夫に、もう一度冷静になって考えるよう説得をしました。
「関係を修復するのには、時間がかかるかも知れないけど、夫婦として家族としてもう一度やり直していこう」
そう話をしたのです。
しかし、元夫は、「今の気持ちはどうしても変わらない」と言い張ります。
「このままズルズル引きとめても、悪化するだけか」
私はそう判断をし、養育費と慰謝料を元夫に伝えました。
元夫は承諾し、近くにあった紙に誓約書を書かせ、後日離婚届を提出したのです。
まとめ
今、元夫がどうなったかは、正直知りません。
ですが、風の噂で、上手くいってるとか聞きました。
私も、子どもと楽しく生活をしています。
人生には、楽しいことや辛いこと、いろいろあるものです。
今回私がとった行動は「決して間違ってはない」と思い、子どもと新たな生活を満喫しています。
タイミングを見計らい行動することは、勇気がいることでしょう。
同じような境遇の方がいましたら、人生一度きりなので、一歩勇気を出してみて欲しいです。