23歳女性。現在産休中です。
旦那と趣味にお金を費やし、貯金をほぼしていなかったときに、妊娠発覚。
その後、私の収入がなくなり、毎日食べるのがやっとの生活を送る。
妊婦健診に行くのも困難になり、旦那との生活も困難に。
出産後は、旦那の仕事が軌道に乗り、余裕がある安定した生活を送れるようになりました。
趣味は、オンラインゲーム。
見出し
貯金0円で妊娠し、出産したエピソード1.仕事ができなくなり、収入が半分になる
お付き合いしていた男性と、予想外の妊娠が発覚しました。
おたがいに収入が多い訳ではなく、日々の生活費と趣味などに、お給料が消えていたので、貯金はほぼ0円。
中絶も頭によぎりましたが、こう考え、出産を決意したのです。
「これから、趣味にお金をかけたり贅沢をしなければ、貯金できるし、大丈夫」と。
しかし、つわりが酷くなり、仕事にも影響が出てきたのです。
なかなか出勤できる体調にもならず、辞めなければいけなくなってしまいました。
今までは、生活費を折半していた私たち。
ですが、私が辞めたことにより、旦那のお給料で、生活しなければいけなくなったのです。
収入が半分になったことで、贅沢しないどころか、生活の支払いも困難な状態に。
一番最初に滞ったのは、光熱費でした。
止まらないように、一ヶ月遅れての支払いになってしまったのです。
そのほかにも携帯料金、健康保険、家賃と、さまざまな支払いが遅れていくようになりました。
給料日に支払いをすると、残りの金額は30,000円。
このなかで、食費と生活用品を買い足していかなければいけない状況になってしまったのです。
子どものころから、わりと「好きな物を食べたい」と思ったときに、食べてきた私。
なので、この期間は白米と納豆、白米と卵などしか食べられず、とても辛い期間でした。
貯金0円で妊娠し、出産したエピソード2.妊婦健診に行けなくなる
妊婦健診は基本、補助券が地域の役所からもらえるので、検診費用がそんなにかかりません。
また、落ち着いてくる初期や中期のころは、産婦人科に通う頻度もさほど多くないので、出費を気にすることなく、検診を受けられていました。
しかし、中期に入るころになると、血液検査をしなければなりません。
その金額は、補助券を使用しても、20,000円かかる物でした。
「この経済状況のなか、20,000円の出費は痛すぎる」
どこを削ったら、20,000円なんてひねり出せるのか考えましたが、やっぱり無理でしたね。
そして、私は次回の妊婦健診に、足を運ぶことができなくなってしまったのです。
お腹の赤ちゃんが心配で、まだ胎動も感じられないころだったので、ずっと不安を抱えての生活でした。
また、旦那と些細なことで、喧嘩もするようになってしまい、毎日が辛かったです。
飛行機に乗る距離ほど離れている実家では、「お金がない」と、そんなに言っていなかったので、母に電話。
そして、状況を説明し、検診に行きたいことを伝えました。
母にキツイお叱りを受けたあと、お金を貸してもらえることに。
すでに中期に入っていたものの、妊婦健診を再開することができました。
貯金0円で妊娠し、出産したエピソード3.出産費用が足りない
旦那が出産して落ち着くまでの間、本業とは別に、深夜に働くことによって、日々の生活に、少し潤いが出てきました。
食事も、白米とおかずと食べられるようになり、赤ちゃんに栄養がいくので、嬉しく感じていたころです。
出産一時金のことも調べ、そろそろ、産婦人科で分娩予約をしなくてはいけない時期でした。
分娩予約をする際に、一通り説明があり、費用についてもお話が……。
しかし、その額が550,000円と聞き、出産一時金の420,000円ではまかなえないことが分かったのです。
「出産一時金で、出産費用が足りると思っていたのに、こんなにも出産費用がかかるのか」
私はそう思い、産院を変えることに決めました。
しかし、どこを調べても500,000円~600,000円かかる産院ばかりで……。
出産一時金のなかで、収まるところが見つかりません。
旦那が知人などに相談したところ、「産婦人科ではなく、助産院で産むというはどうか」と、提案されたそうで……。
助産院のことを知らなかった私が調べると、助産院は病院と違って、医療器具が一切使えないとのこと。
「もし、赤ちゃんになにかあった場合はどうなるんだろう」
そんな不安を抱えていたところ、助産院に「一度見学においで」と、声をかけていただいたのです。
そこでは、助産院のメリットとデメリットのお話がありました。
助産師さんは、初産婦の私に、1つ1つ丁重に教えてくれましたね。
とても優しく、産婦人科の先生と違う温かみがありました。
医療器具に求める安心感とは、別の安心感を感じたのです。
「万が一の場合を想定して、提携している病院がある」
そのような説明もあり、「ぜひここで産みたい」と、私は助産院の魅力に惹かれます。
そして、重要な費用も、通常に分娩することができれば、出産一時金でまかなえる金額でした。
旦那の知人にお礼を言い、出産は助産院で行なうことが決まったのです。
貯金0円で妊娠し、出産したエピソード4.出産後の予想外の出費
出産予定日から、3日過ぎたころに、陣痛がはじまり、いよいよ出産が近づいてきました。
このときは、日曜日で主人は仕事がお休み。
そのため、主人と一緒に、出産準備を整えている助産師さんのもとへ行きます。
夜中から陣痛がきている私は、なかなか間隔が短くならず、助産院に行ったのは夕方ごろ。
身体も疲れていて、精神的にも辛かったなか、助産師さんと旦那が励ましてくれて、夜の9時頃、元気な男の子を無事に出産。
次の日、深夜の仕事に行く前に旦那がきたので、助産師さんから出産の費用についてお話がありました。
私が出産したのは日曜日で、また夜であったため、休日料金と深夜料金がかかってしまっていたのです。
当然、「出産一時金でまかなえる」と思っていた私は、出産ハイから一気に現実に。
ちょうど、給料日ということもあり、なんとか出産費用を現金で支払うことができました。
しかし、その月に生活の支払いをすると、食費や生活消耗品に使えるお金がなくなってしまったのです。
貯金0円で妊娠し、出産したエピソード5.出産後すぐの生活費がない
貯金がない私たちには、旦那の給料がすべてです。
出産後に帰宅するも、食事をまともに取ることができずに、また実家の母に連絡することになりました。
旦那は何度も頭を下げて、出産祝いとして、お金を母からいただくことに。
ほかにも、旦那の職場から出産祝いとして、現金をいただくことができ、なんとか次の給料日まで生活をすることができて、安心しました。
産後すぐにでも、働きたい気持ちで一杯でしたが、「まずは、身体と赤ちゃん大事にして」という旦那。
しかし、そんな綺麗ごと言っている場合ではありません。
「赤ちゃんのためにも、収入を増やさなければいけないの」と、産後間もないのに、旦那と喧嘩をしてしまいました。
「生活に余裕があったころは、喧嘩せずに仲よく暮らせていたのに」
そう思うと、悲しくて涙が流れたこともありますね。
ですが、現実問題、出産後、すぐに働ける身体の余裕がなかったのも事実。
それに、働いている間に、赤ちゃんを預ける先も見つかっていません。
実際に行動できず、悔しく思う気持ちもありました。
ですが、「今自分にできることを、おたがいに精一杯やろう」と、旦那と話しをして、なんとか気持ちを落ち着かせたのです。
まとめ
現在は旦那の収入が倍に増え、無駄な出費を抑え、毎月貯金をしています。
妊娠してから、貯金ほぼ0円で妊娠。
そのため、出産は本当に大変で、おたがいに余裕がなくなってしまったのです。
それは、産まれてきた赤ちゃんにとっても、悲しいことだと思います。
子どものためにも、日々しっかりとした生計を立てることが大事だと、身をもって体験できました。