「こいつはゴミ野郎だ!」と感じた人のエピソード3つ

最悪

38歳男性。趣味は資格取得。しばらく、会社勤めをした後独立してフリーランスに。メインは物書きと主張している。締切が近づかないと、なかなか書かないダメ人間。身内に数人障害者がいるが、とくに障害者と思わずに個性だととらえてすごす。差別意識がないのか、単に鈍感なのかは不明。

 

 

「こいつはゴミ野郎だ!」と感じた1.身体障害者をバカにした近所の子

近所の子供

 

小学校高学年のときに、身体障害者への理解を深める学習がありました。

実際に、身体障害者の人を招く授業が不定期に数回ありました。

 

田舎の小さな学校なので、学年別ではなく全校生徒が集まったなかで行う、集会のような授業です。

あるときの授業で、聴覚障害者の人が学校にきてくれました。

 

その人は、誰に付き添われることもなく普通に歩いてきたので、パッと見は障害者に思えませんでした。

たしか、先生が少し席をはずしていたときだったと思います。

 

私の近所に住んでいた子が、突然、障害者の人に向かって声をあげました。

「あほ!」と。

当然、聴覚障害の人は反応しません。

 

振り向いたのは、生徒たちばかりです。

それを見て彼は、「本当に耳聞こえないのか」と、納得していました。

 

耳が聞こえるかどうかをたしかめるのに、平気で障害者に悪口を言える彼のメンタルがゴミだと思いました。

いくら小学生とはいえ、もう、ものの良し悪しはわかる年齢です。

 

「自分がなにか悪いこと言ったの?」と、言ったようすでした。

あのときに、全員で彼の鼓膜が破れるまで「あほ!」と、言い続けなかったことを、今でもたまに後悔します。

 

「こいつはゴミ野郎だ!」と感じた2.知的障害者をバカにする同級生

同級生

 

中学生のときのクラスには、知的障害者の女子がいました。

読み書きや計算ができず、話すことも苦手らしく、いわゆる特別学級に編入をすすめられていました。

 

本人の意向で、一般の学級に在籍している形でした。

そういった子には、多かれ少なかれイジメが発生します。

 

私もその子に、良いイメージはなかったのですが、とくに関わらずにすごしていました。

その子をいじめる男子と、イジメからかばう女子にわかれていたような気がします。

 

ある日、2年生の後半を迎えた私たちは、生徒会役員に立候補する生徒を決める学級会を開きました。

各クラスから、かならず1人は立候補しなければならないシステムした。

 

生徒会なんて、面倒なことをしたくない生徒からすれば、誰が貧乏くじを引くかを決める学級会です。

当然のように、多数決で立候補者を推薦することになりました。

 

開票の結果、知的障害者の子がダントツで選ばれました。

私のクラスは、女子が6割を占めていたのですが、彼女をかばっていた女子も彼女に投票したようでした。

 

先生は当然、怒りました。

しかし、私のクラスメートたちは、すっとぼけたようすでした。

 

本当にかわいそうなことをしているのは、誰なのでしょうか。

このクラスは、ゴミ人間のはきだめだと思いました。

 

私は、クラスからは距離を置いていたのですが、この件から一層距離をおくようになりました。

そのためか、同窓会の知らせなどもまったくこないです。

 

でも、二度とあのゴミ人間と関わりたくないので、むしろ清々しています。

 

 

「こいつはゴミ野郎だ!」と感じた3.結婚式で初対面なのに失礼な連中

結婚式

 

従兄弟の結婚式で、私は新郎側の受付をつとめることになりました。

新婦側とは、まったく接点がなく、結婚式への参加自体がはじめてでした。

 

従兄弟の記念すべき日に、失礼がないようにと緊張していたのを覚えています。

いざ、そのときになって、新郎側と新婦側で受付が別になっているのを知りました。

 

結婚式がはじめてだった私は、そういうものなのかと大して気にせずに受付席にいきました。

もうひとりの新郎側受付の人は、従兄弟の職場の同僚のようですが、まだ到着していませんでした。

 

三々五々、来ひんがあらわれたので受付をしていたら、ドレスを着た2人の女性が目の前にきました。

どうやら、新婦側の受付係らしいので、軽くあいさつをしたのですが、なにやら面食らっている様子です。

 

その謎は、すぐにとけました。

突然、「あの、(当時人気だったイケメンのサッカー選手)に似てるって」と、言い出したのです。

 

その一言でわかったのですが、どうも彼女たちは新郎側の受付がイケメンだと言われて、楽しみにしていたようなのです。

彼女たちもガッカリしたのでしょうが、勝手に期待されていたこちらとしてもなんとも言えません。

 

突然、妙なことを言い、勝手にガッカリし、しかも本人に問いただすとは無礼にもほどがあります。

私は言葉を失い、かろうじて「もうひとりの人じゃないですかねぇ?」と、言うことができました。

 

彼女たちは、そそくさと自分の受付に戻りました。

その後、合流したもうひとりの受付係も、彼女たちの好みではなかったようでした。

 

なるほど、イケメン以外とは話もしないようです。

「あなたたちは、友人の結婚を祝いにきたのか、男あさりにきたのかどっちですか?」と、言ってやりたかったです。

 

祝いの席とはいえ、あまりに失礼かつ自分勝手な彼女たちは、私の心の「ゴミ人間フォルダ」に、今も入っています。

 

まとめ

ゴミ人間というと、いろいろなイメージがあるのですが、私の場合は差別的な人というイメージが強いです。

とくに、障害者差別をする人は最悪だと思います。

 

また、あきらかに、場にそぐわない行動を取って相手を不愉快にする人も同様です。

そのような人は、まわりからゴミ人間とレッテルを貼られて、差別されればいいとすら思います。