「は?おかしいでしょ?!」と思ったエピソード3つ

お手上げの女性

32歳、女性。結婚後は専業主婦。

基本的に、運は悪いほう。

 

「なんで、そんなことになるの」と、夫から笑われることが多い。

「おかしいでしょ?」と声をあげるのは、とっても大事だとはわかっている。

 

趣味は読書。

ミステリーのトリックがおかしくても、まったく気づかない。

 

 

「は? おかしいでしょ?」エピソード1.オーダーミスで料金も多くとられそうになった

食事を注文する男女

 

私と夫は外食に関して、あまり運がありません。

急いでいるときに限って、研修中の店員さんにあたってしまったり、季節限定味のポテトが食べたくて、ドライブスルーでファストフードを買ったら、なぜか違う味のポテトが入っていたり。

 

しかし、二人とも細かいことは気にしないたちなので、いつも「またこのパターンだ!」と、笑ってすませてきました。

だけど、そんな私たちでも「おかしくない?!」と感じたのが、とあるカフェでのこと。

 

休日の映画デートで、上映前に近くのカフェで、ランチを取ったんです。

はじめてのお店で、ランチでもそれなりのお値段がするところでした。

 

ランチの種類は、2つだけ。

それに追加料金を払えば、デザートとドリンクをつけられる形になっていました。

 

普段ならデザートまで頼むところですが、その日は上映時間が迫っていたこともあり、二人ともご飯だけを注文したんです。

ランチ自体は、とてもおいしくて大満足。

夫とも、「またこようね~」と話していました。

 

ところが会計のとき、なぜかデザートをプラスした料金を請求されていたのです。

「違いますよ~。二人ともランチだけです」と、店員さんにそう伝えましたが、なぜか怪訝そうな顔をされてしまいます。

 

「伝票が……」と言うので、見せてもらうと、走り書きで「LB+d」と書いてありました。

それがつまり、「ランチのBとデザート」という意味らしいのです。

 

そうは言われても、私たちはランチしか食べていませんし、デザートが運ばれてきた覚えもありません。

そう話しましたが、店員さんはこちらを、疑いの目で見てくるばかりなんです。

 

はじめは「いつものことか」と、笑っていた私たちでしたが、さすがにその表情には腹が立ちました。

結局、オーダーを取った店員さんと、責任者らしき人の2人と話をして、誤解は解いてもらえたと思うのですが、どの店員さんからも、一度も謝罪はなし。

 

「は? それはおかしいでしょ?」と口にしそうになりましたし、その店には二度と行かないと決めました。

 

「は? おかしいでしょ?」エピソード2.非正規職員は産休を取るのがほとんど不可能だった

妊娠している女性

 

結婚前にとある会社で、契約社員のような形で働いていたことがあります。

1年ごとに雇用契約を更新することができますが、3年間働いたあとは、再度採用試験を受けなおさないと、続けて働くことはできないという会社だったんです。

 

その会社では、私と同じような形で働いている同年代の女性もたくさんいて、何人かは既婚者でした。

そしてある日、そんな同僚のひとりが、「妊娠した」と報告してくれたんです。

 

「ずっと子どもが欲しい」と言っていた人だったので、みんなで喜びました。

ところが、産休について総務へ確認しに行ったその女性は、仕事を辞めることになりそうだと、言いだしたのです。

 

詳しく話を聞いてみると、産休を取ることが、できないのだそう。

法律上は契約社員であっても、産休は取れるはずなので、不思議に思って話をきいてみました。

すると、会社側に「1年以上の勤続期間があり、かつ1年以上の雇用契約期間が残っていないと、産休は取れない」と言われたそうなんです。

 

私たちは実質、3年契約で働いていました。

彼女はすでに2回も試験に合格し再雇用されている人で、そのときは、雇用期間が6年目に入ったばかり。

つまり、もしこの会社で産休を取ろうと思ったら、「雇用されてから、1年1か月目から12か月目までに、妊娠しなければいけない」と、言われたも同然です。

 

だけど、たとえ妊活をしていたとしても、思ったとおりに妊娠できるとは限りませんよね。

タイミングが悪かったり、妊娠しにくかったりすれば、妊活期間が1年以上に及ぶことなんて、ザラのはずです。

「ただでさえ、ストレスをなくすことが重要な妊活で、その1年間に妊娠しなければ、仕事をなくすかもしれない恐怖とまで、戦わないといけないなんて……」

 

結局は、「できるだけ産休を取って欲しくない」ということなのでしょう。

しかし、社員の半分ほどが契約社員という会社で、そんな形でベテランを切ろうとするなんて、「は? おかしいでしょ?」としか言えませんでした。

 

 

「は? おかしいでしょ?」エピソード3.バイトをインフルエンザで休もうとしたら代わりを見つけろと言われた

風邪をひく女性

 

いくつかのコンビニで、アルバイトをしていた時期があります。

ほかのバイトとかけ持ちだったこともあり、そのころは週に3~4日程度、早朝にシフトを入れてもらっていました。

働いている間は、いつも自分なりに必死だったんです。

 

そんなある日、私は体調を崩してしまいました。

バイトのなかった日の早朝に熱が出はじめ、夕方に病院へ行ったところ、みごとにインフルエンザ陽性。

 

あわてて、各バイト先に電話をかけて、「申しわけないが、休ませてほしい」と話をしました。

そのときすでに頭はぼーっとしていて、節々も痛く、「これから熱があがることは、間違いない」という状態だったんです。

 

コンビニ以外の2つのバイト先は、二つ返事で「ゆっくり休んで!」とのこと。

「本当に申しわけない」と思いつつ、ありがたく休ませてもらいました。

 

ところがコンビニの店長だけは、「休むのなら、代わりの人を自分で探して」という冷たい返事だったんです。

「もう熱が40℃近くあって、しんどいんです」と話してみても、、「体調管理ができていないのはアンタ。ちゃんと探して」、なんて言われてしまって……。

 

仕方がないので、フラフラになりながら、バイト仲間にメールを打った私。

最初のひとりが電話をかけてきてくれて、私の代わりに働いてくれる人を探してくれることになりました。

 

そのときはその子が天使のように見えましたし、元気になってからたくさんお礼をしましたね。

だけど、冷静になって考えてみれば、「病人に代わりを探せと強要する店長のほうが、おかしいんじゃないの?」と腹が立ってきたんです。

 

イライラしながらも、当時は店長に対してなにも言えませんでした。

ですが、今なら「労働基準法って知ってますか?」と、詰めよることもできるのにと、悔しく思っています。

 

まとめ

人生には意外と、「は? おかしいでしょ?」と、思うようなできごとって多いものです。

若いころはとくに、それにうまく対処することができないことが多く、今でも思い出すと、イライラしてしまいます。