50歳女性。自営業です。
趣味を楽しむために集まるサークルで、ある女性と仲よくなりました。
しかし、内緒で彼氏になった男性に、ちょっかいをかけられ、「楽しそうに生活してるから」と、やっかまれるなど……。
サークル内での立場を微妙なものにされてしまう。
「女の敵は女」だと実感したエピソード1.私の彼氏にちょっかいを出す女
私より、4つ年上の女性のことです。
彼女とは、趣味のサークルの場で知り合いました。
私のほうが3か月ほど先に入っていて、ほかのメンバーは私より年下。
なので、年上同士、なんとなく仲よくなっていきました。
彼女が入ってくるまでは、私が一番年上で、歳が一番近い子で、6歳も年下。
ですので、私も年齢が近い人が入ってきてくれて、ちょっと嬉しく思っていたのです。
それ以来、私たちはなにかと、よく話すようになります。
いつしか普段でも食事に行ったり、お酒を飲んだりする友だちになっていました。
常に「ひとりが気楽でいいのよね」と、おひとりさまを楽しんでいる素振りをみせていた彼女。
そのため、男性の話などを聞くのは、遠慮していたのです。
しかし、彼女的には周囲のことが気になるのか、アンテナを張り巡らしているようで……。
「だれが、どんな男性と仲よくなっているのか」、とても詳しく知っています。
それを食事に行ったときなどに、細かく教えてくれるようになりました。
私は、知人がどんな男性と仲よくしていても、「自分には関係ない」と思うタイプ。
なので、彼女の話を聞くだけだったのですが……。
そんなとき、サークルのなかで、私に妙に優しくしてくれる男性があらわれます。
私はだんだんと、彼のやさしさに惹かれていきました。
彼は、いわゆる「スペック」が高めな男性で、私よりも7歳年下。
年齢差を感じさせないタイプだったので、一緒に食事に行ったり、サークル以外でも外出したりしました。
その際、なんとなくいい雰囲気を感じて、自然にお付き合いがはじまったのです。
周囲に、いちいち報告するような歳でもありません。
それに、めんどくさいのも嫌なので、とりあえず内緒にしたまま、お付き合いを続けていくことに。
そんなある日。
彼女からの急な食事の誘いに出かけてみると、なんとそこには、彼が座っているではありませんか。
親しげに話している二人の席に近づき、不思議な食事会がスタート。
「『付き合ってる』と、言ってしまおうか」
そう悩みましたが、「場の雰囲気を壊すのもいけない」と思ったので、とりあえずそのまま様子をみることに。
ですが、彼女はお酒のが進むごとに、彼にタッチしたり、甘え声を出したりと、積極的に彼に接しはじめました。
「場所と年齢をわきまえればいいのに」と、思ってしまうほどです。
終いには、「あーんして」とか、やりはじめる始末。
みんな、お酒も入っていたので、彼は困った表情はしているものの断ることもなく、要求はすべて受け入れていました。
そんな奇妙な食事会は終わり、「いざ帰ろう」というときのこと。
立ちあがった彼女がよろけて、彼が支えているのを目撃します。
「なんだか、展開がわざとらしい」
そう感じながらも、お店の外に無事に出て、彼女を乗せるためのタクシーを止めるために、大通りまでゆっくり歩くことになったのです。
通りが見えてくると、彼は先に行き、一台のタクシーを止めて、待っていてくれました。
その後、タクシーに乗り込もうとしたとき、彼女が私の耳もとで、こう言ってきたのです。
「付き合ってるでしょ? あなたたち。彼をこっちに振り向かせてみせるから」と。
最後の一言があまりに衝撃過ぎて、どうしていいのか分からずいた私。
そんなとき、彼がさっきまでの行為に対する謝罪をしてきました。
気にしてないことを伝えて、時間も遅くなったので、そのまま帰ることになったのですが……。
翌日、彼女からLINEで「昨日は楽しかったね。途中から全然覚えてないけど、また3人で行こうね」と、メッセージが入っていました。
そのうち、彼女はサークルのなかでも、人目をはばかることなく、彼に親しげに触れながら話すように。
周囲では、あの二人が付き合っていると思われています。
「若い子だけの問題」だと思っていたのですが、意外とそうでもなかったようですね。
「女の敵は女」なのは、いつまで経っても変わらないようです。
「女の敵は女」だと実感したエピソード2.悪口がばれたら出所を私のせいにする
彼氏を取られてしまいそうな私ですが、取り立てて、築いた関係を崩す体力もありません。
なので、彼女とは、なし崩しに付き合っている状態が続いていました。
あれからも、食事に誘われれば、出かけてはいます。
しかし、会話の中身がサークルの女の子の悪口で、その会話の回数もずいぶんと増えてきたのです。
「あなただから、話せるんだけどさ」「誰にも言わないでね」
話しのはじめに、必ずその一言を付けて話してはいましたが、私はこう思いながら、話に付き合っていました。
「だいたいそういう人は、誰にでもそういう話しをするものだろう」と。
もちろん、会話はすべて受け流し方式。
ひとつとして同意することがないように、心がけていました。
あとでなにを言われるかわからないので、一応先に予防線は張っておいたつもりでいたのです。
ある日、「誰かが、悪口を言っていた」ということが、バレてしまったようで……。
本人は涙ながらに、悪口の出所を探すための、犯人捜しをはじめていました。
遅れていった私は事情を聞き、彼女を見ながら、その場に立って話を聞くことに。
彼女は当然認めるわけもなく、気の毒そうな表情をしながら、泣いている彼女を励まし、犯人捜しの輪のなかに入っていきます。
私も一応、そこにはいましたが、「彼女が言っていた」と言うわけにもいきません。
なので、そんな状態に困っていたのですが、隣に立っていた人から、衝撃の事実を耳にしたのです。
「あなたが言いふらしてるって、○○さんから聞いたわよ」と。
それを聞いて、私は「そんなバカな」と言いました。
すると、「そんな人じゃないと思ってるから、みんなどうしたらいいか、分かんなくなってるみたい」と、彼女は言います。
どうやら、私が言いふらしてると、その場で言いまわっていたのは、私に悪口を聞かせていた彼女自身のようです。
あとで、ほかの人から聞いた話しによると、いろんな人とニコニコ笑いながら、いつも楽しそうにしている私が目障りだったとか……。
「自分はこんなに苦労しているのに、なんであの人は楽しそうなの」
そんな嫌味を言っていたようです。
まとめ
仲よくなるふりをし、近寄ってきて、自分が気に入らないとなれば、誰にでも攻撃する女には注意が必要です。
歳を重ねた害のある、構ってちゃんに遭遇したのは、今回がはじめてで困惑しました。
結局自分に返ってくることは、考えないのでしょうね。