38歳主婦。
都内の大学在学中にスカウトをされ、20代前半のころグラビアアイドルの卵としての活動経験があり、撮影会やイベントなどで常連ファンがいたこともある。
好みの男性はイケメン。
現在はイケメン男性と結婚し、2児の母になりました。
趣味はアニメ鑑賞。
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イケメンにストーカーされたエピソード1.きっかけ
都内で一人暮らしをしていた当時、私はスカウトを経て、某芸能事務所に所属をしていた時期がありました。
かわいらしい雰囲気と、学生時代にスポーツで鍛えあげられた体型を評価され、グラビア系のお仕事をときどきもらっていたころです。
まだまだ駆け出しで素人同然だった私は、普段はアルバイトで生計を立てており、ある日バイトを終えて、自転車で帰ろうとしていたときのこと。
自転車姿の男性が一人。私の自転車の前に立っています。
「え? なに……? 邪魔なんですけど……」そう思った私は、「すみません」と言って、自分の自転車を取り、乗って帰ろうとしました。
しかし、その瞬間「ねえ、この辺に住んでるの? ○○っていうところ探してるんだけど、どっちに行ったらいいかな?」とその男性がたずねてきたのです。
「道をたずねられた」のだと思い、丁寧に答えて彼の容姿を見ると……。すごいイケメンの男性でした。
その当時はまだTVにはそんなに出ていませんでしたが、俳優の玉木宏さんにそっくり。
185センチの長身、顔は小さく、モデルのような男性でした。
後に玉木宏さんがTVに出るようになり、はじめて見たときは「あの彼が俳優になったんだ」と思って、疑わなかったほどそっくりです。
そして、その男性は「同じ方向だったら、途中まで案内してくれない?」と言われ、案内をした私。
目的地に到着した別れ際に、「連絡先を教えてほしい」と言われ、イケメン好きな私は、その人と連絡先を交換しました。
そしてその後デートに誘われるのですが、ものすごくかっこよくて、道行く人々のなかでも、とても目立ちます。
雑誌のなかから、飛び出してきたようなイケメンです。しかもおしゃれ。
ですが、話しているうちに、言葉の端々や表情がちょっと「変」と思うところがありました。
なんだか、オタクっぽくて、気持ち悪い表情をするんです。
ですが、超イケメンなので、気にしないようにしていました。
デートを終えて「さよなら」をし、電車に乗って帰宅をしたんですが、そのあとのこと。
自宅マンションに戻ると、なんとその彼が、私の自宅マンションの入り口にいるんです。
ものすごく、びっくりしました。
「どうしたの!?」そう言った私に彼が一言。
「離れたくなかったから、追いかけてきちゃった」と。
彼が言うには、「どうしても私と一緒にいたくて、タクシーで先回りをして待っていた」とのこと。
でも、どうして私の自宅を知っているんでしょう?
すると、「前から私のことを街で見かけて知っていて、バイト先や自宅も知っていた。そのうえで声をかけた」とのことでした。
それを聞いたときは、びっくりして頭のなかが真っ白に。
それから、彼のストーカー行為が暴走していきます。
イケメンにストーカーされたエピソード2.ストーカー被害
彼の強引な行為にびっくりした私は、とりあえずその日は帰ってもらおうとしますが、絶対にひかないという彼。
そしてとうとう、彼の熱意に押されて、自宅に入れてしまったのです。
普通の男性であれば絶対に入れないですが、超イケメンということで私のなかでも、好意が芽生えてしまったんですね。
自宅に入れてしまったわけで、体の関係も結んでしまった私。
しかし、彼のときどき見せる表情やストーカー的な言動や行動にひいてしまい、体の関係は1回きり、それ以上の関係になろうと思わなかったのです。
そのあとも、彼から執拗に電話が鳴るのですが、電話を取りませんでした。
そしてちょうどそのころは、12月の年末にさしかかった時期であり、私は実家に帰省をします。
2週間ほど実家で過ごして、戻った私。
その間、彼からの連絡もなく、安心していたのですが、自宅マンションに戻って室内の異変に気づきます。
室内の物などで、位置が変わっているものがあるんです。
「おかしいな?」と思ったのですが、私の記憶も曖昧で、確かだとは言い切れません。
そして、パソコンを開いたときでした。
パソコンの「最近使った項目」を何気なく見てみると、私が使用していないものがたくさん出てきます。
そして閲覧履歴も確認すると、やはり私が見ていないものばかりが出てくるんです。
レースクイーンのサイト、グラビアアイドルのサイト、そんなものばかり。
私は一切見ていません。
怖くなった私は、ふと、その彼のことを思い出しました。
そして、その次の日の夜のことです。
夜中の2時くらいに、部屋の明かりを消して寝ていると、鍵のあける音がします。
びっくりした私は、飛び起きました。
あいにくチェーンをしていたので、鍵を開けても、入れない状態です。
そして、インターホンが執拗に何十回も鳴らされます。
私は怖くて携帯電話の110を押し、あとは「発信」だけができるような状態で、携帯を握りしめていました。
そして、誰がやっているか気がつきます。
あの彼です。一瞬、ドアの隙間から彼の姿が見えました。
彼が去るまで、ずっと身を隠し、恐怖に耐えた私。
「いつの間に合鍵をつくったのか……」
鍵を渡したこともないし、一度部屋に入れたときは朝には帰ってもらったので、鍵の現物を彼が手にしたことはないはず。
そのあとも恐ろしくて一晩中、震えがとまりませんでしたね。
イケメンにストーカーされたエピソード3.盗聴器を発見
その後、私はすぐに不動産屋に連絡をし、事情を説明。
そして、すぐにドアの鍵を変えてもらいました。
簡単にドアからも合鍵がつくれないような、セキュリティの高い鍵に付け替えました。
お値段は高かったのですが、値段がどうこう言っている場合ではありません。
怖くて仕方がなかったのです。
そして、それから1週間ほどあとのこと。
友人が私の自宅にきていたのですが、彼女がベッドの置いている角あたりにある、小さな無線機のようなものを発見します。
「これなに?」見たときに血の気がひきました。
盗聴器です。
彼がつけたに間違いありません。
そして見つけた直後に、私の携帯電話が鳴ります。
彼からです。
私は怖くて絶対に出れなかったので、友人に出てもらいました。
へらへらとした声で笑いながら、「見つかっちゃったね~~」と言う彼に、友人がものすごい勢いで怒鳴りつけます。
「警察に持っていくから!!!」と言う友人。
「でも、俺彼氏だし~~~。男女のもつれ事情だけで警察は動かないよ?(笑)」という彼。
「笑いが止まらない」といった状態のようです。
結局、警察に相談は行きましたが、「相手にした私が悪い」とのご指摘のうえ、あまり相手にもされず、帰ってきました。
イケメンにストーカーされたエピソード4.その後、友人の仕事先にまであらわれることに
その後はストーカー行為もなくなり、執拗な連絡もなくなりました。
そして私と仲よくしていた同じ芸能事務所の親友が、DVDを出すことになったのです。
その撮影が終わった直後、彼女から私の携帯に連絡が入ります。
彼女の撮影中、ずっとホームビデオのようなものを持って、撮影をしている人が一人いたそうです。
その人は、ニタニタと笑いながら撮影をし、「気持ち悪い人だなあ」と思っていると、撮影後に自己紹介をしてきたそう。
「○○ちゃんのお友だちですよね? 僕、○○ちゃんのこと知ってますよ」と……。
事務所の社長やマネージャーも一緒だったんですが、私の話題となったようで、なぜ私のことを知っているのかは明かさなかった彼。
しかし、「○○ちゃんって胸おっきいですよねえ~~」と、執拗に気持ちの悪いことを言っていたそうです。
彼の仕事は映像関係作成だというのは知っていましたが、グラビアアイドルの撮影をしているのは知りませんでした。
偶然なのか、故意で乗り込んできたのかはわかりません。
ですが、この件もあり、私はこの世界でやっていくのが怖くなり、だんだんと芸能界での活動は疎遠になっていきました。
まとめ
いかがでしたか?
イケメンだということで、気を許してしまった私が悪いのですが、超イケメンでもストーカーになりえるというのが分かりました。
そしていくらイケメンでもストーカーされるのは、とても怖いことです。
あなたの周りにいるイケメンの中にも、ストーカーになりえる素質のある人がいるかもしれませんよ。