私は30歳の女です。
小さいころ、私もブサイクで悩んだことがあります。
子どもには、あまり辛い思いをしてほしくありません。
顔だけが人生のすべてではないので、ほかにいいところを身につけ、自信を持って生きていってほしいです。
趣味は編み物。
見出し
自分の子どもがブサイクすぎて辛かったこと1.周りと比べてしまう
私はどちらかというと、あまり綺麗な顔立ちではありません。
なので、産まれてくる子どもの顔立ちに、あまり期待はしていませんでした。
「できれば、普通顔の旦那の顔に似てくれればいいな~」と思っていたのです。
そして、予定日になり、必死な思いをして、子どもを産みました。
フラフラになりながら、「オギャー、オギャー」とないている子どもと初対面。
しかし、子どもは産まれたての猿のような顔で、正直「ブサイクだ」と思いました。
だけど、そんなことは決して言えず、「可愛い~」と言って抱きしめた私。
「成長するにつれ顔は変わってくるというし、この子もどんどんカッコよくなっていくといいな」と、思っていました。
しかし、顔立ちはあまり変わりません。
目は一重で、鼻はぺちゃんこ。赤ちゃんなのに顔が大きかったのです。
私の遺伝子をそのまま引き継いでしまったと思われます。
そんなブスな子どもでも、私にとっては、世界一可愛いい宝物です。
しかし、母親である私がブサイクなばっかりに、息子の顔立ちがブサイクで、とても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その日から、ほかの赤ちゃんを見て、自分の息子とくらべてしまうクセが出てきてしまったのです。
生後100日の記念撮影をしたときのこと。
写真館に行くと、目がぱちくりした可愛い女の子や男の子がたくさんいました。
みんな、フリフリやタキシードなど、オシャレな衣装がとても似合っていましたね。
しかし、息子に着せると、なんだか顔立ちと似合わず、顔だけ浮いていて、どれも似合わなかったのです。
そして、写真をとるときも泣いてばかりで、ほとんど笑わず、写真館のスタッフを手こずらせてしまいました。
「みんな『ブサイクな子どもだな』と思ってるんだろうな。可愛い娘を撮影したほうが楽しいだろうな」
私はそんなことばかりを思ってしまい、帰り道に泣いてしまいました。
自分の子どもがブサイクすぎて辛かったこと2.義理の両親に対しての対応
はじめて子どもと対面した義理の両親は、可愛いがってくださいました。
しかし、年月がたち、息子の顔立ちが「ブサイク」だと察したようです。
義理の母と2人で料理をしているときに、義理の母にこう聞かれたのです。
「息子は○○さん(私)によく似ているわね~。小さいころはあんな顔立ちだったの?」
私は「小さいころの私に、そっくりです」と、控えめに答えました。
すると、「もう少し、家の血が混じってたら、目もとが2重のぱっちりした目になれたのに」と、言われたのです。
義理の兄弟の子どもたちは、みんな目鼻立ちがはっきりしていて可愛いく、義理の両親自慢の孫たち。
私はそれを聞いて、「嫌味なんだな」と思いました。
しかし、そこでむきになっても、義理の母の言う通りだったので、なにも言い返せませんでしたね。
それまでは義理の母とはいい関係で、2人で出かけたりするほどだった私。
ですが、私は軽く言われたそのことが、どうしても引っかかってしまい、信用することができなくなってしまいました。
それをきっかけに、義理の母とはわだかまりができて、気まずい関係に……。
その結果、あまり訪問しなくなってしまいました。
とくに親戚一同が、勢ぞろいする正月は行くのが、胃痛がするほど苦痛で仕方なかったです。
自分の子どもがブサイクすぎて辛かったこと3.子どもが「カッコイイ」と勘違いしている
私の親は、とても息子を可愛いがってくれました。
私の気持ちを察してか、息子の顔立ちについて、一切触れることはなかったです。
そして、訪れるたびに溺愛してくれました。
両親のこのような対応に、すごく救われた私。
初孫だったこともあり、「いつも可愛いね~」と、褒めちぎっていましたね。
私は、褒めるのが得意ではなかったので、息子はとても嬉しそうでした。
一つ一つの動作に、いつも「可愛い」と褒められていた息子は、グングン成長。
保育園に通うとほかの子に、「可愛いでしょ~」というほど、ナルシストになってしまっていたのです。
家のなかで言うだけならいいのですが、自分よりも可愛い子に言っていた息子。
なので、相手の親からの視線がキツかったです。
今でもその癖は治っていません。
将来、いじめの対象にならないためにも、「いつ現実を教えたらいいのか」と悩んでしまっています。
自分の子どもがブサイクすぎて辛かったこと4.似合う服があまりない
ブサイクなだけでなく、顔が大きかったので、なにを着てもバランスが悪く見えました。
とくに、パステル系水色や黄色などは似合わず、着せられている感がでてしまうのです。
可愛い子ども服はたくさん並んでいるのに、どれをとっても似合わなかった息子。
なので、あまり目立たない地味な物をたくさん着せていました。
そのせいか、家にある服は似たような色のものばかりで、可愛い子ども服を買ってきて楽しむことはできませんでしたね。
まとめ
そんな息子も、今では6歳です。
どんどん容姿に敏感になっていく年ごろなので、気づくこともあるかもしれません。
これから学校などで、イジメなどの陰湿なことに巻き込まれないか、とても心配している私。
性格だけでも、誰にでも愛されるような、朗らかで優しい子に育ってくれるよう願っています。
そして私自身も、息子のことをたくさん可愛がって、どんなときでも一番の味方でいられる、力強い母親になっていきたいです。