35歳男性。現在は、東京都内のIT企業に勤務。会社では、自分の昇格人事を画策したり、恨みを抱いていた上司にわなをしかけるなど、汚い行為をすることもある。しかし、それが人間の本性なのだとも思っている。趣味はロードサイクリングと読書と株式投資。
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「汚い人間だ」と感じたエピソード1.左遷された上司にわなをしかけた
私は会社では、経理の仕事をしています。
そこには、かつて、実務をやろうとしない上司がいました。
この人物は、社内では横柄で無能とののしられ、ついには左遷されてしまいました。
経費で、たくさん本を購入したりしていたんです。
誰でも、本を図書購買費を使って買うことができましたが、この人は1ヶ月で数万円を超えることも。
そこで私は、この人が降格されたことで、ワナをしかけることにしました。
この人物から、書籍購入の経費精算書を受け取ったのですが、改ざんし100万円台の書籍を購入したように見せかけたのです。
それを、そのまま経理部長に提出したため、ちょっとした騒ぎに。
結局、取締役にまで話がいき、呼び出されることになりました。
取締役は、理由などを聞かず、この人を叱責し続けました。
チラチラ私の顔を見ていましたが、私は知らんぷり。
結局、弁明することを許されず、本の返品を命じられてすごすごと戻っていきました。
このときは、さすがにやりすぎたと思い、「自分は汚い人間だな」と思ってしまったしだいです。
「汚い人間だ」と感じたエピソード2.部長職にしてもらおうと画策
私は会社で、高齢の社外取締役から、かわいがられていました。
非常勤であるため、ふだんは会社に出社されません。
しかし、社長に対しては一定の発言力を持っているらしいのです。
よく、社内の情報などを私に聞きに来ることがありました。
その信用を利用して、自分の昇格人事を実現しようと、画策したことがあります。
私は、経営企画室を設置して、自分が責任ある立場に就きたいと、社外取締役にアピールしたのです。
社外取締役も「経営企画室は必要だ」とおっしゃってくださり、密かに動いてくださったようでした。
ところが、私の野望は打ち砕かれてしまったのです。
取締役が、反対したのです。
それ以来、管理本部の幹部たちからは、私のことを警戒する人が出てきてしまいました。
「汚い人間だ」と感じたエピソード3.騒音トラブルの責任をなすりつけた
私たち家族が住んでいるマンションで、騒音トラブルが起きたことがあります。
内容は、「深夜1時ごろに、なにかを叩く音が響いて眠れない」と、いうものでした。
マンションの管理組合の理事会で、話し合いがもたれたのです。
この音の原因は、私でした。
私が寝る前に、なにげなく廊下の壁を手の甲で、ドンドンと叩いていたのです。
私たち家族の部屋は、エレベーター沿いに位置しています。
そのため、エレベーターの空間をとおして、下の階に音が筒抜けに響いているのでしょう。
このままでは、マンションに居づらくなってしまうと、心配してしまいました。
そこで私は、責任追及の矛先がほかへ向くようにしようと、考えたんです。
たまたま、私の部屋の2軒となりの部屋が、角部屋となっており、玄関の前には台車が置いてありました。
そして、台車の上に、木材や大工道具が置かれていることがあったんです。
私は、これを利用することに。
さっそく、私はマンションの管理組合と、管理人向けに投書をしました。
「あの台車のせいでうちも寝れない」と、書いたんです。
数日後に、台車の持ち主と管理組合で話し合いが行われたようでした。
これで、騒音トラブルの原因は、2軒となりのお宅のせいになったと感じました。
まとめ
人間関係のうえでの恨みとか、なんとかして出世したいという欲望や、周囲の人間から責任追及されたくないという気持ちが存在します。
しかし、やりすぎると、自分は汚い人間だと反省の気持ちを抱きます。
それに、周囲の人間からも警戒感を持たれてしまいます。