自分と住む世界が違うと感じた人のエピソード3つ

成功

35歳男性。現在は、都内にあるIT企業の経理部門に勤務。現役時代にアメリカで経営者として成功した社外取締役から気に入られて、たまに高級な食事をご馳走してもらうと、住む世界の違いを実感させられる。また、同僚社員がストックオプションのおかげで富裕層となったり、同僚の女性社員が夫のおかげで裕福な生活をおくっていることを、羨ましく思っている。趣味は、ロードサイクリングと読書と株式投資。

 

 

住む世界が違うと感じた人のエピソード1.アメリカ企業で成功した人

成功した人

 

私が、「自分とは住む世界が違う」と感じている人のひとりが、私の会社で社外取締役を務めている人です。

歳は、70代半ばなのですが、ビジネスマンとして現役だったころは、アメリカの有名企業の子会社で長年トップを務めてきたそうです。

 

私の会社の社長は、アメリカでのビジネス人脈を構築するため、彼を社外取締役として招きました。

私は自身は、経理部門で働いているので、たまに彼から決算関係の書類についてヒアリングを受けます。

 

接するうちに「今度、食事をご馳走してやる」と、声をかけてもらえるくらいになりました。

あるとき、銀座のお店に連れて行ってもらいました。

 

日本の経済界でも著名な人が通っているお店で、店内にはメニューはいっさいないようなところで、値段さえわかりません。

「好きなものを注文しろ」と言われ、高品質の食材とお酒をたっぷりと堪能させてもらいました。

 

お酒入り、彼も良い気分になったらしく、自分の今までについて話しはじめました。

若いころはかなり苦労してきたそうで、頑張って今の豊かな生活を手に入れたそうです。

 

さらに「俺は、ニューヨークの一等地にアパートメントも持っている」と、言われたときには仰天しました。

アメリカで経営者を務めると、すぐに富裕層になれるという、アメリカン・ドリームの話は知ってはいました。

彼はそれを体現してきた一人でした。

 

自分とは住む世界が異なるのだと認識させられました。

 

住む世界が違うと感じた人のエピソード2.ストックオプションで成功した同僚

若いビジネスマン

 

私の会社の同僚に、自分とは住む生活が異なる人がいます。

私の会社は、私が入社する数年前に株式上場を果たしたのですが、幹部社員は会社の創業時からいる人たちです。

 

社長にとっては功労者であり、上場する前にかなりストックオプションが付与されたのでした。

社長の念願であった株式上場により、社長だけでなく、ストックオプションを付与されていた社員たちも一気に富裕層となったのです。

 

ストックオプションとは、1株あたり3000円の株を2000円で手に入れる権利があるとします。

権利行使すると、1株あたり1000円の利益を得られるのです。

 

幹部社員たちは、ストックオプション権利行使をし、資産2億円クラスの富裕層が誕生しました。

彼らは、大金を手にしたあとも会社を辞めることはしませんでしたが、生活は一変したそうです。

 

港区湾岸エリアにあるタワーマンションの上層階に部屋を購入し、高級車を購入しました。

それだけではありません。

 

たまに、一緒にランチを食べに行くことがあります。

まず、店が高級うなぎ店で、特上の5000円のうな重などを注文します。

 

私は仕方なく、一番安い1500円のうな重を注文するわけです。

「同じサラリーマンでも、住む世界が違うと、ランチ格差がここまで拡がるのか」と認識しているしだいです。

 

 

住む世界が違うと感じた人のエピソード3.金儲けに異能を発揮する人

商談

 

もうひとり、住む世界が違うと感じる人がいます。

その人は、私と同じ経理部門の女性社員の夫にあたる人です。

 

この同僚はふだんから高級車に乗っていて、定時で会社を出て、セレブなお茶会などに出席しているそうなのです。

この同僚から聞いたところによると、旦那さんが会社を経営しているそうです。

 

ビジネスに対する嗅覚はとても鋭く、しかもビジネスを形にしていく能力が高いのだそうです。

自分で会社を設立し、その後、技術のわかる人物を社長として招いたそうです。

 

そのうえで、次々にソフトウエアを開発して、ライセンス販売に成功したのだそうです。

 

「おかげで、贅沢な生活ができている」と話していました。

この話しを聞いていると、自分に技術力がなくても、アイデアと行動力さえあれば、ビジネスとして形にしていけるのだと感じました。

 

ちなみに、この人は福島原発事故が発生した直後、「いまが都心の不動産を底値で購入するチャンス」と判断したそうです。

そのときに、かなり安い価格で、都心の一戸建てを購入したそうです。

 

私とは異なる世界に住む人物は、さまざまな局面で、異能を発揮するのだなと感じました。

 

まとめ

自分とは住む世界が違うと感じられる人は、自分自身や夫がビジネスで成功して大金を手にした人だけではありません。

勤務していた会社が株式上場して、ストックオプションのおかげで大金を手にした人もいます。

 

努力だけでなく、運という要素もあるのです。

しかし、運を手に入れるのは大変です。