24歳男性。中小メーカー勤務。発達障害であると診断されたのは大学3年生の時、友人からもしかしたら発達障害の可能性があると指摘されたことがきっかけ。就職活動の際、発達障害であることを隠して現在の勤務先から内定を貰う。趣味は、サイクリングやゲーム。
見出し
発達障害の「あるある」その1.常に緊張している状態で生活している
発達障害である私は常ひごろから、かんたんなことでさえ失敗してしまい、周囲に迷惑をかけています。
ですので、周囲からも少し変な目で見られることがあり、ふつうにしているだけで緊張してしまいます。
原因としては、普段なにげないことでミスをしてしまい怒られたり、笑われたり。
こんどはいつ怒られるのか、笑われるのかを、つねに考えながら生活をしなければならないから、だと思います。
発達障害の「あるある」その2.本や映画を読んでいて、なんども読み返さないとストーリーが理解できない
たまに小説や映画を見ることがあります。
小説であれば大体30Pぐらい読んだら、わからないかしょが出てきて、前のページを読み直して納得するということを頻繁にしてしまいます。
発達障害にもいろいろあるかと思われます。
私の場合、ものごとのつながりをうまく理解することが苦手なので、人よりも時間がかかってしまいます。
発達障害の「あるある」その3.集中力がなく物事が大体30分以上続かない
集中力がなく、じっとしていられないというのが発達障害の症状の一つともいわれています。
私もたとえば、机に向かってなにか勉強をするときや、椅子に座って本を読むときや、座ってだれかの話を聞くといったときには、大体30分以上集中力をたもつことができません。
勉強や読書などは自分でやめればいいことなのです。
しかし、人の話を聞いているときに集中力が切れてしまい、周囲のものに気が散ってしまい。
周りに迷惑をかけてしまうこともああります。
自分の症状を理解してほしいと思う反面、罪悪感のほうが強くなってしまいます。
発達障害の「あるある」その4.部屋の片づけができない
私の部屋は人から見ればきたない部屋だといわれてしまいます。
定期的に掃除をしたり、出したものを、いちいちしまったりすることができません。
部屋はどんどんよごれていきます。
衝動的に部屋全部をいっきに掃除してしまうことはあるのです。
しかしそれでもすぐに、もとどおりに戻ってしまいます。
自分でも部屋を汚くしてはいけないと思う反面、「めんどくさいな」と思う気持ちが勝ってしまいます。
なかなか行動に移すことができません。
発達障害の「あるある」その5.会話中に別のことを考えてしまい、急に別の話題のことを話し出す
私も発達障害であると診断されてからは、人と話すときは集中して話すようにしています。
なので、以前ほどはなくなりましたが、それでもたまに会話中に別のことをかんがえてしまいます。
話し相手から「なんで急にその話題?」と指摘されることもありました。
それをじょうだんや、ボケとして受け取ってくれる友だちであれば、まだ笑い話でも済むのです。
しかし、そうではない関係の人たちの前でそれをやってしまうと、ろこつに変な顔をされてしまいます。
今では、そのような顔色を察知することができるようになりました。
自分が変なこと言っているということを、認識できるようにはなっているのです。
しかし、以前であれば、それすら分からずにただひたすら自分の話したいことだけを、話してしまっていたこともあります。
発達障害の「あるある」その6.あいづちを打つことに集中。結果相手がなにを話していたのかを忘れてしまう
私もそうなのですが、なにか複数のことを同時にやることが苦手です。
他人と会話をするときにあいづちをうまく打てば、会話がうまくいくというアドバイスを聞いたときに、さっそく実践してみたのです。
しかし、あいづちを打つことに集中してしまうあまりに、相手がなにを言っていたのかを忘れてしまったことがあります。
友だち相手であれば聞き返せば済む話なのです。
職場で、仕事の指示を受けたときにそれをやってしまうと、かなり怒られてしまいます。
話の内容を覚えることと、うまくあいづちを打つことを同時にこなすのは、私にとってはとても難しいことです。
発達障害の「あるある」その7.電話対応が苦手
会社で仕事をしているときに電話をとる機会があります。
自分以外にかかってきた電話を取ったときに、電話を取り次ぐまでの間にすごくもたついてしまいます。
ビジネス上の定型文を言いながら、相手先の社名と名前を覚えたうえで、だれに取り次ぐかを聞く。
たったこれだけの作業なのに、私はうまくすることができません。
「お世話になっております」といった瞬間に、相手の社名がどこかに消えてしまいます。
聞き返すこともあるのですが、そのたびに失礼だと注意されます。
ひどいときは、すべての要件を聞いて、保留ボタンを押して、取り次ぐ人を呼んだ瞬間に、すべての情報を忘れてしまうことがあります。
最初のころは、ミスをするたびに怒られていました。
しかし最近では、私のことをある程度理解してくれた上で、フォローしてくれるので頭が上がりません。
まとめ
発達障害であると診断されたとき、しょうじき言って複雑でもありました。
「自分がこれまでやってしまったミスを病気のせいにしてもいい」と思ってしまったからです。
ですが、実際に人に迷惑をかけていることは変わりありません。
ですので、すこしずつでもふつうと呼ばれる状態に近づきたいと思います。