発達障害の私が一人暮らしで大変だと感じること7つ

1人暮らしの風景

24歳男性。中小メーカー勤務。発達障害であると診断されたのは大学3年生の時、友人からもしかしたら発達障害の可能性があると指摘されたことがきっかけ。現在は実家暮らしだが、学生の頃は一人暮らしをしていた。趣味は、サイクリングやゲーム。

 

 

発達障害の私が一人暮らしで大変だと感じること1.締め切りがあるものは守れない、ギリギリまでやらない

仕事のチェックリスト

 

実家で生活していたころは家族や周囲の人からプレッシャーをかけられることもあり、締め切りがあるものでも期限内に終わらせていました。

一人暮らしになってから、自分でスケジュールの管理をするようにしました。

 

計画的に物事をおこなうことが自分にとってこんなにも難しいことである、ということを思い知らされ、がくぜんとしました。

めんどうなこと、やるべきことから目をそむけながら生活していたため、ろくに締め切りを守れたことはありません。

終わらせたとしても常にギリギリでした。

 

発達障害の私が一人暮らしで大変だと感じること2.毎日の食事の献立を考えることが難しかった

献立を考えている男性

 

毎日毎日、違うモノをバランスよく食べるために、献立を考えることがまず無理。

私のような発達障害の人間が一人暮らしをすると、まず間違いなく食生活はかたよります。

 

いつしか、インスタントやレトルトばかり食べるようになっていたのです。

しかし、さすがに「これではいけない」と思ってはいたので、「自分で料理を作って栄養バランスを考えた食事をしよう」と思ったのです。

 

しかし、物事の配分や計画を立てることが苦手な私にとって、とても大変な作業でした。

気が付くとまた同じようなものを毎日食べていました。

ついでに言うと、料理をレシピ通りに作るということも難しいと感じています。

 

発達障害の私が一人暮らしで大変だと感じること3.衝動的に食べ物を買っては暴食してしまう

偏食

 

我慢ができないこと、欲望を制御できないということに関して、一人暮らしではそれを止める人がまったくいません。

たとえば、真夜中にコンビニに行ってはおにぎりやお菓子、カップ麺を大量に購入して、すべてを一気に食べるといったことをなんどもやってしまいました。

 

やるたびに、「なんでやってしまったのだろう」と後悔をするのですが、くりかえし同じことをやってしまいます。

こんなありさまですから、食費と体型の管理がものすごく大変でした。

 

発達障害の私が一人暮らしで大変だと感じること4.時間の管理をすることができなかった

不安をかかえている人間

 

明日は何時になにがあるから、何時に起きてなにをする。

といったような短期的なことから、今週はこれをやって月末にはここまでやるといった長期的なものまで。

とにかく時間を管理するということがとても大変でした。

 

自分一人ではどうしてもめんどくさいことから目をそむけて、後回しにしてしまうので、物事が計画通りにいったことなんて一度もありませんでした。

さらには、待ちあわせに遅刻をして友人になんども迷惑をかけたこともあります。

 

 

発達障害の私が一人暮らしで大変だと感じること5.賃貸の手続きや光熱費の支払いなど、めんどくさいことを後回しにしていた

家賃や光熱費・・・

 

一人暮らしをしているとめんどうな手続きを、じぶんでしなければなりません。

いつまでにどこに連絡をして、どこにいくら払って、書類を提出するなど。

頭の片すみにはそのことが残っているのですが、いつまで経っても実行に移すことはせず、結果まわりの人に迷惑をかけてしまいました。

 

そのたびに「なんですぐやらないの?」聞かれるのですが、めんどくさいことはめんどくさいのですが、なんだか口では説明できないような感覚があるのです。

それを説明することができないので、いつもだまってしまいます。

 

発達障害の私が一人暮らしで大変だと感じること6.買ったら買っただけ食べてしまう

買い物の風景

 

計画的に物事をこなすことができないことと、我慢ができないことはこれまでにも書きましたが、これはその両方です。

 

たとえば、3日分の朝食でパンを何個か買ったとします。

買ったパンは3日に分けて食べばいいのですが、我慢ができずに、一度に全部食べてしまいます。

 

パンやお菓子など、誘惑の強い食べ物に関してはとくにがまんができず、これらの食べ物で計画的に食べた経験は一度もありません。

ひどいときは、暴食癖とあいまって、お菓子を5袋ぐらい一気に食べてしまったこともありました。

これ以来、私は一部食品に関しては、その日食べる分だけを買うようにして、よけいな物を買わないようにしています。

 

発達障害の私が一人暮らしで大変だと感じること7.部屋の掃除が定期的にできない

掃除ができない人間

 

基本的に朝ごみを出すのを忘れたり、脱いだ服をその辺にほうっておいたりするなど、部屋はきたない方でした。

しかもめんどくさいことをやりたがらないので、定期的に掃除をすることもなく、部屋はちらかり放題で、よごれまみれでした。

 

「さすがにこれはいけない」と思っていたのですが、なかなか改善をすることができませんでした。

そのときは、私の親に頼って、定期的に「掃除をしなさい」という電話をかけてもらいました。

 

そして、掃除をしている間、電話はかけっぱなしで、掃除が終わったら電話を切るということをやっていました。

これのおかげですこしずつ部屋がきれいになっていきました。

しかし、つくづく自分は自己管理ができない人間なのだと思いしらされました。

 

まとめ

発達障害の人が一人暮らしをすると、いろいろな大変なことにぶつかるかと思います。

さらに一人暮らしを経験することで、自分が発達障害であることに気が付くこともあるかもしれません。

ですが、あせらずに冷静に自分にはなにができなくて、なにが苦手なのかを知って、すこしずつ改善していくことを心がけるしかありません。