すんげ〜！探偵のバイトのメリット3つとデメリット3つ！

探偵バイトのメリット

探偵業務の本質を知ることができた

東京都内で短期間でしたが、探偵業務のアルバイトをこなしました。私の場合は、素行調査や浮気調査を担当しました。

探偵業務というと、調査対象となる人物を尾行したり、浮気現場の写真を撮影することが一般的に知られている業務です。

一般的に浮気現場の写真撮影なんて、プライバシーを侵害する仕事というイメージがあると思います。

しかし、実際に探偵業務のアルバイトをやってみて、どうして探偵業が政府から認められた業態なのか理解できました。

探偵業という仕事は、依頼主がこれから直面するであろう訴訟などにおいて、法律的な証拠を揃えて訴訟で勝てるだけの資料集めのお手伝いをする仕事なのです。

あるいは、調査対象の人物から訴訟を起こされても、依頼主がきちんと証拠を揃えていて、けっして訴訟で負けないためのお手伝いをする仕事だと気が付いたのです。

このことに気がついてからは、探偵業という仕事は法律的な仕事なのだと考えられるようになれたことはメリットだったと思います。

調査のやり方を学べた

素行調査や浮気調査をやってみた経験としては、ターゲットと至近距離で後ろを歩いても気が付かれることはほとんどないということを知りました。

調査対象の人物と面識がないので、普通にまっすぐ前を向いて歩いていれば問題ないのです。

たまに、調査対象の人物が後ろを振り返って私と視線があうことがあります。

そのときは視線を外したり、妙に動揺してキョロキョロするのではなく、ずっと前を向いて歩いていていれば良いと探偵事務所から教えられました。

実際やってみると、調査対象の人物からは不審がられることがなかったのが意外でした。

これが人間心理なのかと勉強になりましたね。

アルバイトの報酬は良かった

浮気調査にしても、素行調査にしても依頼する料金は高いです。

依頼料に比例して、1日あたりの報酬は1万円を超える金額になったたので、とても効率良く稼げるアルバイトでした。

私自身、失業期間中のアルバイトだったので、とても助かりました。

もし将来再び失業するようなことがあれば、探偵のアルバイトをしても良いと思っています。

探偵バイトのデメリット

調査時間が長いとトイレにも行けない

例えば、浮気調査を依頼された場合は、調査をする仕事の時間帯は、会社が終わる夕方の18時から浮気行為が終了すると予想される深夜の0時や1時までとなります。

時間が決まっているわけではないので、調査対象となる人が朝帰りをするのであれば、勤務時間は早朝までとなることもあります。

その間、調査対象の人物をずっと尾行をしているわけですから、トイレに行けませんし、食事をとることもできません。

ポケットに入れておいたお菓子を少しずつつまみ食いすることはできますから空腹をごまかすことはできるのですが、トイレに行くわけにはいきませんので、ずっと我慢しなければならなかったのは辛かったです。

調査対象人物がどのような行動をとるか読めない

調査業務の基本は、「対象人物の尾行」です。

たまに対象人物がまったく予想外の行動をとられ、慌てふためくことがあります。

実際の例をあげてみます。

木曜日の夜18時からおおよそ0時までという前提で浮気調査をしたことがありました。

ところが、浮気調査の対象人物が会社をでるとまっすぐ東京駅に向かい、東京駅から東北新幹線に乗ってしまいました。行き先は、東京から遥かに移動した仙台です。

私も追いかけないわけにはいきません。このときは大変でした。

慌てて東北新幹線の自由席特急券を買いました。

どの駅で対象人物が降りるかわかりませんけれども、途中で見失うわけにはいきませんから、新青森駅までの特急券を買って乗車しました。

そして相手は指定席の座席に座ったので、私は自由席に座るわけにいきません。車両同士をつなぐデッキにずっと立っていました。

冬の季節だったので、すきま風が絶えず入ってきて寒かったのは辛かったです。

新幹線が走行している間はたまに対象人物がいるか確認して、あとはずっと外を眺めていました。

ただ、このときはトイレに行けますから、大宮駅を出てから宇都宮駅に着くまでの間にトイレを済ませることができたのは良かったです。

結局このときは対象人物は仙台駅でおりて、仙台駅前で浮気相手と待ち合わせをしており、そのままホテルに直行したのでした。

ホテルに入っていく写真と、ホテルから出てきた写真を撮影して、翌日の始発の新幹線で帰京したので、眠いし寒いし大変でした。

良心の呵責を感じてしまう

浮気調査にしても、素行調査にしても、依頼主は私たちが作成する調査結果レポートを受け取ったあと、対象人物に対して不利益となる行動をとる確率がかなり高いです。

訴訟に持ち込まれるケースもかなりあります。

対象人物を尾行しながら、たまに「彼の人生はどうなっていくのだろうか」などと心配してしまったり、その人に関わった人たちの人生を壊そうとしているのかもしれないと思うと、良心の呵責に悩まされることもありました。

また、ここまでプライバシーを侵害するのが果たして許されるのだろうかと悩んだこともあります。

まとめ

探偵業の仕事は、政府からも認められているビジネスです。

この仕事をしていても良心の呵責を感じる必要はありません。

依頼主の立場を法律的な観点で守るために、探偵業は存在するのです。

ただし、尾行調査をするときは対象人物の行動がまったく読めないときがありますから、臨機応変な対応力が必要です。