私の黒歴史。うつ病を利用して仮病を使ってしまった3つのエピソード

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40歳女性。サービス業勤務。昔からサービス業のアルバイトをいろいろ経験し、結婚をしてからはパートとしてサービス業で働いています。人と接するのが好きなので、この先もずっとサービス業一筋です。趣味は自分磨きのためのヨガと散歩を満喫中。

 

 

うつ病を仮病に使ったエピソード1.仕事で大きなミスをしたとき

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私がうつ病を利用したのは、仕事で大きなミスをしてしまったときでした。

発注を間違えてしてしまい、会社の大きな存在を与えてしまったのです。

 

当時、上司がとてもきびしい人で、アルバイトだったので怒られるか辞めさせられると思っていました。

ずっとそのことばかりを考えていると、自然と元気がなくなり、まわりのスタッフからも相当心配されました。

 

「ミスをするのは誰でもあることだし、あまり深刻に考えすぎると、うつ病になるよ」と言われました。

私はその言葉を聞いたときに、うつ病にでもなれば怒られずにすむと思ったのです。

 

私は別の上司にうつ病のことを相談しました。

「うつ病の兆候があるので、どこかいい病院はないですか」と相談し、いろいろと話を聞いてもらいました。

その上司は当然ほかの上司にも状況を伝えるので、私の嫌いな上司にも話が入りました。

 

そのタイミングをねらって私が仕事でミスをしたことを伝えると、普段怒鳴り散らしていいた上司が怒ることなく黙っていたのです。

当然怒られるものだと思っていましたが、なぜミスをしたのか、次にミスをしないように防止策を考えろとだけ注意されて終わりました。

 

私がうつ病かもしれないという話が上司にも伝わったことで、怒鳴れなくなったのだと思いました。

ある程度、怒られるのは覚悟していましたが、ここまで効果があるとは思っていませんでした。

仕事でミスをしたときに、うつ病だということに甘えてしまいましたが、効果が大きいほどうつ病が怖い病気だということが分かりました。

 

うつ病を仮病に使ったエピソード2.理不尽な上司に対してうつ病を利用した

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私がサービス業のアルバイトをしていたときに、とにかく理不尽な社員がいました。

自分はなにもやらないのに、人に対しては怒ったり嫌味を言う人で、全員から嫌われているような人でした。

 

毎日、なにかにつけて怒られるので、私をふくめて全員が悩んでいたのは事実です。

ほかの社員に相談しても、その社員の方が立場がうえなので、なにも言えないとのことでした。

 

私はその社員に対して、なんとか仕返しをしたいと思ったので、うつ病を利用することを思いつきました。

私は仕事終わりに事務所に行き、店長にうつ病の兆候があると相談しました。

原因が過度なストレスによるものなので、環境を変えるように言われたと伝えたのです。

 

店長はスタッフを大切にしてくれる人だったので、あらためてスタッフ全員に対して聞き取り調査をおこなってくれました。

そこで多くのスタッフから出た意見が、社員の横暴さについてでした。

 

店長が社員に話をしてくれたおかげで、それ以降は、怒鳴られることなく仕事をすることができるようになりました。

しかも、私はうつ病だということもあり、社員全員からよく声をかけられて心配されるようになりました。

 

怒鳴っていた社員は、ほかの仕事に回されたので、私たちスタッフにとっては、とてもよかったと思っています。

私がうつ病いうこともあり、仕事内容も店長から簡単な物にするように指示が入っていました。

私も甘えて簡単な仕事ばかりをしていましたが、これほどうつ病に対しては配慮しなければならない、ということを実感しました。

 

 

うつ病を仮病に使ったエピソード3.仕事に行きたくないと思ったとき

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私がうつ病を使ってなまけてしまったのが、仕事に行きたくないと思ったときでした。

私がうつ病だということは社員全員していました。

もちろんうつ病は嘘ですが、一度うつ病かもしれないと相談したことによって、うつ病だということになってしましました。

 

仕事も楽になりましたし人当たりも良くなったので、私としては良いことばかりでした。

そんなときに、前の日にお酒を飲んだことによって、二日酔いになってしまいました。

 

二日酔いで会社を休むのは社会人としては失格ですが、そのときの気持ち悪さや頭痛は本人にしか分からないことです。

私は久しぶりに二日酔いになったので、なんとか会社を休めないか考えました。

そのとき、うつ病を利用すれば、休めるかもしれないと思ったのです。

 

会社に電話をしたときに「うつ病の兆候が出てきたので、病院に行きたいから休む」と伝えました。

すると簡単に仕事を休むことができたのです。

うつ病を使って休むのははじめてでしたが、こんなに簡単に休めるとは思っていませんでした。

 

お昼くらいには体調もよくなり、急な休みの日を満喫することができました。

もう一日くらい休めると思いましたが、そこまで甘えるのは気が引けてしまいまいた。

 

それでも次も同じ手が使えると思うと、なんだか得をしている気分になりました。

そのあとも、なんどかうつ病を利用して休んだことがありましたが、だんだんと罪悪感を覚えるようになって最後は止めるようになりました。

 

まとめ

私はうつ病だということを使って甘えたり怠けたりしましたが、今は罪悪感でいっぱいです。

病気を理由にすること自体、やってはいけないことです。

うつ病のことを理解するほど、仮病に使ってはいけないと分かりました。