黒歴史。うつ病と嘘をついて利用してしまったエピソード3つ

39歳男性。自営業。自営業の前は会社に勤めていましたが、ミスをすると怒られることが当たり前の会社で働いていました。現在は会社員時代のストレスが嫌で、自営業でストレスフリーの生活をしています。趣味はヨガと散歩。

 

 

うつ病と嘘をついたエピソード1.ネット情報をうのみにしてしまった

思い込み

 

私がうつ病だと嘘をついた理由は、自分の体調不良がうつ病ではないかと勝手に思い込んでしまったからです。

体がだるくて疲れやすいと感じた私は、ネットで自分の体調不良の原因を調べました。

 

すると簡易診断をすると、うつ病の可能性大という審査結果がでたことで、自分はうつ病かもしれないと思うようになりました。

その後も、うつ病の症状を調べていくうちに、ますます自分がその症状に当てはまっていくので、自分は完全にうつ病なんだと思い込んでしまったのです。

 

それからまわりの人に、体調を心配されたときには、「うつ病だから」と言うとまわりの人もそっとしてくれます。

心配してもらえるし、そっとしておいてもらえるので、私はその状況に慣れてしまいました。

 

それからほどなくして会社の健康診断を受けたときに、検査結果を見た先生から「栄養不足と運動不足」と言われました。

私はうつ病だから仕方がないと思いつつも、先生の言うとおりに生活改善をしていきました。

 

すると今までだるかった症状などがじょじょに回復し、健康そのものになっていったのです。

自分でも明らかに体調がよくなったのが実感できましたが、まわりの人には「うつ病だ」と言ってしまっています。

私はその後も、体調が悪いフリをして嘘をついて生活をしていました。

 

うつ病だと言うと今までミスをして怒られていたのが、一向に怒られる気配もなくなったので、私は今のままがいいと思い、うつ病だと嘘をつき通すようになっていきました。

 

うつ病と嘘をついたエピソード2.会社でミスをして怒られた

うつ伏せの男性

 

私が会社で働いていたときに、なにかにつけて社員に怒る上司がいました。

私だけでなく社員全員に怒っているので、誰も文句を言えない状況だったのです。

 

あるとき、私が仕事で大きなミスをしたことをきっかけにして、私に集中的に怒り続ける日々が続きました。

まわりの人も当然助けられないので、誰もが見て見ぬふりをするしかありません。

その状況で私は耐えられなくなって、会社を3日間休んでしまいました。

 

会社にはカゼで休むと初日に伝えて、そのまま3日間会社を欠勤してしまったのです。

そのときはどうしても会社に行きたくないと思い、家でずっとすごしていました。

 

会社のクビを覚悟で4日目に出勤をしたときに、私は当然怒られるものだと思っていました。

ところが上司は「仕事はちゃんとやれ」とだけ言って、怒られることはありませんでした。

 

理由は私が今まで会社を休んだこともなかったですし、上司に怒られ続けたあとに、いきなり3日間休んだことで、うつ病になったとうわさが広まっていたのです。

仲のいい同僚からそのうわさを聞いたときに、うつ病ならば怒られることがなくなるかもしれないと思い、うつ病だということにしました。

 

そのあとは、上司は誰に対しても怒ることも少なくなり、平穏なまま仕事をすることができるようになりました。

私がうつ病になったといううわさは上層部にまで話が伝わり、上司がかなり上からしぼられたようです。

私は会社を退社するまで、うつ病のままつき通しました。

 

 

うつ病と嘘をついたエピソード3.彼女にフラれてたときに同情を誘った

嘘

 

私が当時、4年間付き合っていた彼女がいましたが、突然彼女にフラれてしまいました。

理由は私よりも好きな人ができたとのことで、私に悪いと思い、別れる決意をしたとのことです。

 

もちろん私は納得できませんでしたし、彼女と話し合っていると、私のことはまだ好きでしたが、それよりも片思いをしている人がいるので、別れたいとのことでした。

私はまだチャンスがあると思い、彼女の気を引くために体調を崩したような演技をするようになりました。

 

彼女との電話でも口数を少なくし、さも諦めたかのように彼女のことを応援するようにしました。

彼女は私の急な態度の変化に違和感を覚えて、共通の知人を連れて会いにきました。

 

彼女と2人ならばもう一度アタックしましたが、知人がいたので体調が悪いフリをしていました。

すると、その様子を見た知人が、「うつ病になったのか」と言われました。

 

私は病院には行ってないから分からないけど、「うつ病の症状が出てるから、彼女とは連絡を取らない方がいいと思った」と言いました。

その後、知人の話によると、私がそこまで彼女のことを好きだとは思っていなかったらしく、私がうつ病になったことに対して責任を感じているとのことでした。

 

その話を聞いてからは、うつ病が嘘だったとは言いだせなくなり、そのまま彼女にはうつ病で病院にかよっていると伝えました。

このことが原因かどうかは分かりませんが、彼女は片思いの人とうまくいかずに、結局私の元へ戻ってきました。

私は再度、付き合ったあとも、うつ病が嘘だったとは言わずに、病院に行って完治したと伝えています。

 

まとめ

うつ病は身近な病気でありますが、どう対処していいかまだよく分からない人も多い病気です。

うつ病と嘘をつくのは気が引けますが、まわりの人の態度が一変するのは実感できました。

うつ病で苦しんでいる人もいるので、病気を引き合いにして嘘をつくのは止めたいと思います。