私がうつ病の時の寂しい気持ちを乗り越えた6つの方法

幸せそうな女性

28歳女性。大学在学中の21歳の頃にうつ病を発症し、約1年間の入院経験あり。
退院後約1年間の自宅療養を経て、ゆっくりと社会へ復帰。沢山の人に支えられながらうつ病を約4年で克服。
今では会社に勤め、恋もして人生を楽しんでいる。

 

 

私がうつ病のとき、寂しさを乗り越えた方法1.まずは受け入れた

 

大学在学中にうつ病になり約1年入院をしていた私が、退院をして自宅療養をはじめたときに、まず感じた寂しさ。

それは同級生達のSNSを見たときでした。

 

入院中は通信機器等を制限され面会も家族のみと、外からの情報を遮断された状態で治療を受けていました。

そう、いわば退院後の私は、浦島太郎状態だったのです。

 

1年ぶりに見る同級生達の近況は、大学を卒業し、新社会人として頑張って働いていました。

そのとき、私は同級生達から取り残された寂しさと焦りを感じ、ひどく落ち込みました。

しかし、私は、落ち込んでいても時間は戻らない、まずはこの寂しさを素直に受け入れました。

 

私がうつ病のとき、寂しさを乗り越えた方法2.寂しいという気持ちを文章・言葉にした

ペンを持つ手

 

受け入れたものの、寂しいという気持ちがなくなることはありませんし、見ないようにしようと思っても、気になって同級生達のSNSはチェックしていました。

どうしようもなく私は、そのときに感じた気持ちをノートに書きなぐりました。

 

人に見せるためのノートではないので、字は汚いし言葉も乱暴でした。

でも、とにかく自分が思っていることを言葉にして書いてみたのです。

 

すると頭の中で思っているよりも、「あ~私って今こんな気持ちなんだ」とか「こんなところで寂しいって思っていたのか」と客観的に、自分の考えを見返すことができたのです。

 

週に1回通院していたので、ノートに書いた言葉を自分なりにまとめて、担当の医師やカウンセラーに言葉にして伝えました。

自分が感じた寂しさを、自分の頭の中だけで処理しないようにしました。

その場で言葉にしていたわけではなく、事前にノートに書いて自分なりに寂しさを分析してから言葉にしていたので、伝わりやすかったです。

 

私がうつ病のとき、寂しさを乗り越えた方法3.なるべく外に出るようにした

すがすがしい公園風景

 

これは体調がいいとき、限定なのですが、部屋にこもってばかりではなく、なるべく外に出るようにしました。

5分でも10分でもいいのです。

家の近くを散歩してみたり、母親と一緒にスーパーへ買い物に行ったり。

 

部屋の中にこもっていると、自分対自分の会話しかできません。

いつも、自分で自分に問いかけて、自分を責めたりして落ち込む、という悪循環でした。

なので、なるべく外に出て太陽の日を浴びる・すこしでも人と話すことを心がけていました。

 

私がうつ病のとき、寂しさを乗り越えた方法4.本を読んだ

たくさんの本

 

体調がいい日は、散歩がてら図書館に行くようにしました。

図書館は人も少ないですし、とても静かなので精神的にもしんどくなかったです。

 

そこで読めるかわからないけど、興味がある本を手当たりしだい借りるのです。

1回に借りれる本の数いっぱいを借りていました。

 

体調がいいときは、小説。

体調が優れないときは、写真集などを見たり、無理して読まない。

 

そんな感じでゆるゆると読んでいたのですが、本を読んでいる間は、本の世界に熱中できます。

1人ですごす時間に、寂しさで押しつぶされそうになっているときには、本はとてもいいものでした。

写真集なんかは目で見て楽しめるのでオススメです。

 

 

私がうつ病のとき、寂しさを乗り越えた方法5.猫を飼った

かわいい猫

 

退院してから数ヵ月後、猫を飼いはじめました。

捨て猫だったので、最初は500g程しかなく、ごはんのお世話からトイレのトレーニングから大変でした。

ですが、くるくると変わる表情、お腹いっぱになったらスヤスヤと眠る仔猫を見ていると、とても心が安らいだのです。

 

無邪気に遊んでみたり、いたずらをしたり、一生懸命鳴いたり。

今を一生懸命生きている仔猫とすごしているうちに、寂しいと思うことはあまりなくなっていたのです。

 

両親が仕事で家をあけている日中も、仔猫と一緒にお昼寝をしたり遊んだり。

うつうつと考え込む時間がなくなったことが、大きな理由だと思います。

 

猫が人間の気持ちがわかるのかは不明ですが、私が泣いていたら、そばにいてくれたり(笑)。

私は泣くときも一人じゃなくなりました。

 

私がうつ病のとき、寂しさを乗り越えた方法6.大学を辞めた

幸せそうな女性

 

当時私は大学を休学していました。

うつの症状がよくなったら復学しようと思っていたのです。

しかし、既に卒業した同級生の近状を知っては落ち込み、取り残されたと寂しくなっていました。

 

それに、私立大学だったので休学中もある程度のお金が掛かってしまうこと。

いつ復学できるかへの焦りがあったので、両親と話し合い、思いきって退学という選択をしました。

 

浦島太郎状態で勝手に感じていた寂しさを手放したかったのです。

実際とても悩みました。

一生懸命勉強して受かった大学でしたし、両親も頑張って通わせてくれていましたから。

 

でも私は、自分の体と精神衛生を大事にしようと思い、辞めることにしました。

同級生と比べることなんかない、私は私の人生をこれから生きていくんだ!と思うことに。

 

実際辞めてみると心がスッとしたのです。

大学を辞めたことは、もったいなかったかもしれませんが、後悔はしていません。

 

まとめ

このような方法で、私はうつ病のときの寂しさを乗り越えてきました。

症状が回復してくるときに、寂しさを感じることが多いと思います。

 

寂しいと思う自分を恥じたり責めたりしないでください。

辛いときは、信頼できる人に気持ちを吐き出してみてください。

いつかその寂しさを乗り越えて、あなたが思いきり笑える日がきますように。