39歳女性。
20代後半で、フランス人男性と結婚するが、約3年弱で離婚しました。
離婚を相手から切り出されて、なかなか決意ができなかったが、決定的な事件があり、離婚を受け入れることになる。
現在は、誠実な男性と出会い、再婚。
趣味は、ゲームです。
フランス人との離婚を決断した決め手1.一方的な離婚届提出
私と元夫は、国際結婚でした。
相手は、日本永住資格のあるフランス人。
日本で出会い、日本で結婚し、日本に住んでいたのですが、元夫の仕事の関係で、海外に赴任し、私もそれに同行していたのです。
大恋愛の末に結婚した私たちで、結婚後もとても仲がよく、ラブラブな二人。
子どもはおらず、二人だけで過ごす海外生活も、大変ながら、二人で乗り越えているつもりでした。
ですが、そんなときに突然、元夫が離婚を切り出します。
そして、これを機に、元夫のコントロールフリークと言葉の暴力がはじまりました。
予期せぬ離婚の言葉に、動揺とショックを受けすぎた私は、寝込んでしまうことに。
理由を聞いても、教えてくれない元夫。
一方的に、「別れたい、離婚して、ひとりになりたい」を繰り返します。
かと思えば、ある日は「絶対に別れたくない」と言い出したり。
日によって言うことの違う元夫に、とても振り回されましたね。
私は当然、離婚などしたくなく、別れることなど、考えられませんでした。
ですので、「離婚」という言葉を受け止めることが、なかなかできませんでしたね。
ですが、そんな不安定な状態で、夫婦2人が同じ場所にいることは耐えかねます。
ましてや、日によって「別れる」、「別れない」を口にする元夫。
ある日、私は元夫に一方的に「日本に帰れ!!」と、怒鳴られてしまい……。
スーツケースとともに、家を追い出されてしまったのです。
現金も渡されておらず、行くところがなかった私は、泣く泣く日本にいったん戻ることにします。
そして、日本に帰国後、元夫から「離婚する」、「離婚しない」のメッセージが頻繁に届くように。
私は、頭がおかしくなりそうでした。
ですが、ある日、地元の市役所から、1本の電話が入ります。
「離婚届が郵送されてきました。このまま受理します。異議がある場合は、後ほど裁判所で手続きを行ってください」
私は、離婚届に名前も書いていませんし、はんこも押していません。
ですが、元夫と「離婚」に関して、もめているときに、こう言っていたことを思い出します。
「離婚届に名前を書かないなら、こっちで勝手に書く!」と。
「勝手に書いたら偽造になるし、それはないだろう」
そう思っていたのですが、どうやら、本当にやってしまったようです。
しかも、海外赴任も長期ではない予定でしたので、住民票はそのまま日本に残してあります。
元夫も外国人ながら、永住者であったので、そのまま日本に住所を登録したままでした。
この状態ならば、たとえ海外からの郵送だろうと、離婚届は郵送でも、受理されてしまうようなのです。
私は、偽造された離婚届について、市役所の人にも言いました。
ですが、「その場合は、裁判所異議申し立てに言ってくれ」と、言われるだけ。
離婚届の私の署名は、「私の筆跡ではない」と、調べればわかるでしょう。
それに、異議を申し立てれば、おそらく受理は無効となっていたと思います。
ですが、もうここまでされたら、離婚の異議を唱えるパワーもなければ、「戻りたい」とも思いません。
ですので、異議はしませんでしたし、もうそのまま、受け止めました。
この事件が、離婚の決定的な決め手となったのは、言うまでもありません。
フランス人との離婚を決断した決め手2.祖母の遺言
この事件がある前から、私の大好きな祖母に言われていたことがあります。
元夫との関係がよくない状態で、私がひどい仕打ちをされていることを知った祖母が、「別れるべき」と言っていたんです。
結婚するときも、いろいろと相談に乗って、サポートしてくれた祖母。
そのため、おばあちゃん子だった私は、病気で寿命がわずかだった祖母が発したこの言葉を思い出し、覚悟を決めつつありました。
「離婚をすべきなんだろう」と。
ですが、その後祖母は、突然亡くなってしまったのです。
まだ私が、海外で元夫と離婚に対して、もめていた時期のこと。
その祖母の葬式に、私は海外から駆けつけ、元夫も私に同行しました。
泣き崩れる私とともに、元夫も一緒に悲しんでくれたのですが……。
後に、これが演技だったと判明します。
葬式後、私はしばらく実家にいましたが、元夫はすぐに「東京で仕事がある」と言って、去ってしまいました。
ですが、実は、東京の愛人の家に行っていたんです。
これは、元夫の行動を理解できずに怒っていた元夫の実弟から、後になって聞きました。
これも、離婚の決め手となりましたね。
フランス人との離婚を決断した決め手3.新しい女性の影
婚姻中、離婚を切り出された前後、元夫には、女性の影が見え隠れしていました。
本人は絶対認めませんでしたし、決定的な証拠もなく、結局はわからず終い。
ですが、元夫の実弟や家族の証言からも、新しい女性の存在があることは分かっていたのです。
また、「出張」と偽って、家を空けていた期間も、なぜか日本に戻っていたことが発覚。
元夫の書斎に隠されていた、パスポートの出国・入国記録によりわかりました。
そして、旅たつ前に、ブランドショップで、女性ものの財布やかばんを買っていたレシートも発見。
もちろん、私にくれたものではありません。
こういった不可解な行動から、女性の影を疑っていた私は、自分の勘を信じることに。
この件も、離婚届を勝手に出されたあとに、異議申し立てを行わず、離婚を受け入れた決め手の1つです。
まとめ
いかがでしたか?
離婚をするには、必ず決め手となることがあります。
そんな決め手になることは人それぞれで、皆さんそれぞれに、壮絶なストーリーがあるものです。
現在、離婚を迷っている方も、「これが決め手!」と思うようなことが、突如あらわれるかもしれません。