30歳女性、OLとして商社に勤務。人の運命は、生まれながらにしてある程度決まっているものということを痛感しており、これから自分にも良い運命が決まっていてほしいと願っている。趣味はショッピングと映画鑑賞。最近スノーボードをはじめる。
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運命は決まっていると感じたエピソード1.金持ちは連鎖する
大学時代のAちゃんは、父親がデザイナーで社長しており、根っからのお嬢様でした。
いっけんすると、普通の大学生に見えます。
でも、服はセレクトショップで数万円のものをきていたり、バックも作家さんの手づくりというものでした。
Aちゃんの持っているものは、センスが良く、金額を聞いた私は「これがそんなにするの?!」といつも驚いていました。
そんなAちゃんは、あまり男運がない人でした。
彼氏がいても、浮気をしたりAちゃんをほおって、自分だけ友だちと遊びに行ってしまうような奔放な人でした。
それでも、Aちゃんは彼のことが好きだったようです。
私としては、「そんな彼とは、わかれたほうがいいのに」と、思っていました。
お互い大学を卒業して、あまり連絡を取っていませんでした。
しかし、ある日Aちゃんから「結婚することになったの!」と、連絡がきました。
相手は別の人で、なんとお医者様で、実家が病院を経営されているとのことでした。
普通であれば、医者と結婚するなんて玉の輿です。
でも、そもそもAちゃんのお家が、がかなりのお金持ちなのでつり合いが取れたふたりなのです。
「生まれながらの金持ちは、ずっと金持ちなままなんだな」と、実感した平民の私でした。
運命は決まっていると感じたエピソード2.トンビはタカを生まない
うちの家庭は、両親共に普通の学校を出て、会社員として働いています。
決して悪い給料ではありませんが、豪邸を買えることもなく、普通の家庭で私は育ちました。
私は、小学生のとき通知表の評価が非常に良かったのです。
両親は「もしかすると、一流の大学に行けるのでは」と考え、中学から塾に行かせるようにもなりました。
その後、私は両親の期待を背負って、毎日のように塾に行ったり、深夜まで勉強をしていました。
正直、勉強はそれほど好きではありませんでしたが、両親の喜ぶ顔を見たくて頑張りました。
しかし、その努力はみのらず、普通ランクの高校、大学へと進学をしていったのでした。
近所の医者と国家公務員の子は、高校生になっても塾に行かずに、一流の国公立大学へと進学しました。
タカからタカは生まれるけれど、トンビは鷹を生まない。
努力をいくらしても、「生まれたときから、人の運命は決まっている」と、思ったエピソードでした。
運命は決まっていると感じたエピソード3.一生働かなくていい女
大学の友人Bちゃんは、とにかくのんびりとした子でした。
みんなで遊ぶにとき「今日はなにしたい?」と聞いても、「なんでもいいよ」と言うくらい、いつものほほんとしていました。
Bちゃんはひとりっ子で、両親から大変かわいがられ、お嬢様という印象の子でした。
バイトをしている人が、まわりに多かったのですが、「帰りが遅いと両親が心配するから」と、バイトもせずすごしていました。
大学3年になると、周囲が就活モードになります。
そんななか、「私働けるか自信ないな」と、大学卒業後は働かずに大学院に進むことにしたのです。
自分が、興味を持っている分野をさらに勉強するというのは素晴らしいことです。
でも、「働かないなんて、ずるいな」とも、私は思っていました。
Bちゃんは、大学院に進学したのちも「仕事したくないな」と、言っていたこともありました。
そんなBちゃんは大学院2年生で「私、結婚することになったよ!」と、報告してきたのです。
聞くところによると、お相手は公認会計士で、奥さんには家庭を守ってほしいタイプとのこと。
つまりBちゃんは、大学院まで進学していながら、一度も働かず結婚して家庭にはいるのです。
しかも相手は、将来安泰な人なので、今後も家計のために働く必要がないのです。
「わー!Bちゃんおめでとう!」と言いつつ、かなりうらやましかったです。
「Bちゃんの、のほほん人生は、すでに決まっていたことなんだな」と、痛感した私なのでした。
運命は決まっていると感じたエピソード4.初恋はみのる
バイトの先輩Cさんは、いつも彼氏が絶えない、モテモテな女性でした。
そんなCさんと、恋バナをしているときにいつも彼女が口にするのが、初恋の同級生A君の話でした。
中学時代から男にモテていたCさんでしたが、じつはずっとA君のことを好きだったそうです。
とくに性格が好きというわけでもないのに、なぜかずっとA君のことが気になり、目で追ってしまっていたそうです。
A君は、女子と付き合うどころか、話もしない硬派な人だったそうです。
Cさんも、なかなか仲を深めることができず、気づけばほかの人と付き合ってしまい、中学を卒業したそうです。
なぜか、自分のなかでずっと引っかかる男性だったようです。
社会人になり、フェイスブックをはじめたところ、なんとあのA君を発見したのです。
普段、自分からメッセージを送ったりすることはない人なのですが、意を決してA君にメッセージを送ったそうです。
その後、話は盛り上がり、デートを重ねていくうちに、お付き合いするようになりました。
その話を聞いた私は、自分のことのようにとってもうれしかったです。
詳しく話を聞くと、なんとA君も中学時代からCさんのことが好きだったとのこと。
ずっとふたりは、両思いだったのです。
そんなCさんは、めでたくA君と結婚することになりました。
ふたりは、最初から結ばれる運命で、決まっていたんだなと感動した私なのでした。
そんな素敵な出会いが、私にもあってほしいなと願うばかりです。
まとめ
「人生は、自分で切りひらいていくもの」とは言われていますが、ある程度の運命は最初から決まっているものです。
私自身にも、できるなら良い運命が決まっていてほしいと思います。