天罰はくだる!いじめっ子の因果応報エピソード3つ

天罰

32歳、女性。結婚後は専業主婦。学生時代はまじめな委員長キャラ。いじめはやるでもやられるでもなく全力で止めるほう。ある意味空気がまったく読めていなかった様子。大人になった今は、読書が趣味のぼんやりとした女。

 

 

いじめっ子の因果応報1.スポーツ万能だったいじめっ子が足をケガ

怪我

 

私が、いじめっ子と同じクラスになったのは、中学生のころでした。

私自身は、いじめる側でもいじめられる側でもありませんでした。

 

ただ、どうでもいいことで、教室内を暗い雰囲気にするいじめっ子のことは、大嫌いだったんです。

私のクラスでは、男子にいじめっ子はおらず、いじめがあったのは女子のあいだだけでした。

 

いじめっ子のリーダーは女子で、彼女は運動は得意な子だったんです。

当時も、バスケ部に所属していて活躍していたようでした。

 

いじめられっ子のほうは、おっとりとした子で運動よりも勉強のほうが得意な子でした。

そういった意味でも、いじめっ子の気にさわっていたのかもしれません。

 

つい最近、いじめっ子の近況を聞く機会がありました。

彼女は、大学生のとき事故かなにかで、足にケガをして運動はできないのだそうです。

 

もう、中学生のときのように、運動ができないからといって、いじめられるようなこともないでしょう。

これも、因果応報というやつなんだろうなと感じました。

 

いじめっ子の因果応報2.自分の過去を隠しての子育てに苦労している

隠す

 

そんな、いじめっ子だった彼女ですが、今は地元で結婚し子どももいるそうです。

大学には行かなかったと、私は記憶しています。

 

そのためか、結婚もはやかったようで、子どもはもう中学生なのだそう。

あるとき、子どもに「いじめている人に、どう対処すればいいのか」と聞かれたそうです。

 

子どもさんのクラスで、今まさにいじめが起こっていて、それをやめさせようと奮闘しているのだといいます。

いじめっ子だった彼女は、いじめっ子側の気持ちはわかるのかもしれません。

 

だからといって、自分の子どもにいじめる側にまわってほしい親なんていませんよね。

自分がいじめをしていたのに、子どもに「いじめは、いけない」なんて、話をしても説得力がない。

 

おまけに万が一、自分が他人をいじめていた過去が子どもにばれてしまったら、軽蔑されてしまうでしょう。

いじめっ子の彼女が、よくそんなにまっすぐな性格の子どもを育てられたなとも感じます。

 

どれだけ反省していたとしても、過去はかえられません。

今さら後悔したところで、彼女ができることはなにもないのです。

 

 

いじめっ子の因果応報3.母親の老人ホームの職員がいじめられっ子だった

介護士

 

いじめっ子の彼女とは、大人になってから直接連絡をとったことはありません。

私も彼女が嫌いですし、彼女のほうも私のことを良くは思っていないはずです。

 

彼女の近況は、私の友だちが彼女と関わりがあるからです。

今、彼女と付き合いがある私の友だち、それは中学時代彼女がいじめていた子です。

 

いじめられっ子だった友だちは、今は老人ホームで働いています。

そこに、いじめっ子の母親が入居しているんです。

 

最初に、施設の職員としてその場にいるいじめられっ子の姿をみたとき、いじめっ子はどう思ったのでしょう。

急にニコニコしながら「久しぶり!」と、話しかけてきたそうです。

 

そして、聞いてもいない自分の近況をべらべらと話しはじめたといいます。

足が不自由なこと、子育てに苦労していること、母親が高齢で大変だということ。

 

いろいろ、いじめられっ子に話すそうです。

まるで「これだけ自分は今、不幸なんだから、昔のことは忘れて」と、言っているように聞こえたそうです。

 

もちろん友人は、昔いじめられていたからといって、彼女の母親になにかをするつもりはまったくありません。

だけど、きっといじめっ子からしたら、不安で仕方がないでしょうね。

 

自分がなにをしたかということは、自分が一番わかっているでしょうから。

友人は、いじめっ子に対してお母様への対応について、フォローするようなことはないも言っていないそうです。

 

それでも、きっといじめっ子だった彼女は、勝手に不安な日々をすごしていることでしょう。

いじめっ子に、直接なにかがおこったわけではありません。

 

だけど、「こういうのこそ、本当の因果応報というのだろう」と、なんだか考えてしまいました。

 

まとめ

子どものころは、因果応報なんてあるわけがないと思っていました。

悪い人も不幸な人も、世のなかにはたくさんいるからです。

 

だけど大人になってみて、自分がやったことは、かならず返ってくるということも身に染みてわかってきたんです。

いじめっ子だった彼女も、きっと今ごろ、それを実感しているのではないかと思います。