私の身近にいた、サボり魔のエピソード3つ

卒業

29歳、男性、クラウドワーカー。学生時代、親しかった同級生に怠惰な人間とかダメ人間が多く、自分自身もダメ人間の類である。「類は友を呼ぶ」だったのだろうかと長年思っている。
趣味は、自作PC、PCゲーム、音楽鑑賞、ファッション、美容。極度のインドア派。

 

 

サボり魔のエピソード1.度がすぎて退学になった元同級生

だめ

 

私は、中高一貫の男子校に通っていました。

当時の同級生のなかでも、一番ひどいサボり魔だった人物についてです。

 

彼は、サボり魔になる前から、かなりの変人でした。

サボり魔レベルになる以前も、試験勉強をいつもしない人でした。

 

ある意味、サボり魔の素質がある人間だったのは、間違いないと思えます。

当然、彼の成績はボロボロでした。

 

しかし、中学に留年はなく、高校までは自動で上がれると、彼自身も思っていたでしょう。

高校に進級する直前に、状況は一変します。

 

彼は、ある日を境に、学校にほとんど姿を現さなくなりました。

彼の家のインターネット回線が、光ファイバーになったことが原因でした。

 

彼は、その回線に取りつかれたかのように、学校をサボるのが日常になってしまったのです。

家では、インターネット三昧だったのでしょう

 

高校からは、単位や留年がありますし、さすがの彼も学校に出てくるだろうと思っていました。

しかし、その予想は大外れの結果になりました。

 

彼は、高校に進級してからも学校に姿を現さず、期末試験でさえもサボることもありました。

なぜか彼は、ときどき放課後に学校に来て、気の合う同級生たちと雑談を楽しんでいました。

 

当然、出席日数も単位も足りるはずがありません。

もうすでに、学校の授業に出るのが完全におっくうになったのでしょうか。

 

結局、彼は高2に進級できず、留年するという選択肢も捨てて、退学するにいたったのでした。

 

サボり魔のエピソード2.異端型サボり魔

風邪をひく

 

彼も、当時の同級生です。

彼は、授業には比較的しっかり出ていましたが、とにかくあらゆる行事をサボっていました。

 

合唱は、練習も本番も出ずに、体育祭も出席だけつけて、帰るか来ない。

忙しくなるはずの、学校の受験日の手伝いも当然のようにサボりです。

 

そんな、彼の特異な点は、強引にでも正当な理由をつくってサボることでした。

真冬に、水風呂に入って風邪をひき高熱を出したり、意図的に賞味期限切れのものを食べてお腹をこわしたり。

 

とにかく、無理矢理、体調不良になってでも行事をサボりぬく人間でした。

「サボりたいからって、そこまでするか?」と、思いました。

 

私だったら、単にサボるか、嘘をついてサボったと思います。

彼の賢いところは、行事、つまり単位とは関係ないところだけサボり抜いていたことです。

 

ずっとその調子でも、無事に高校を卒業していました。

ある種の、「知能犯型のサボり魔」だったのでしょう。

 

 

サボり魔のエピソード3.怠惰のきわみ系サボり魔

試験

 

彼もまた、当時の同級生ですが、彼も知能犯型でした。

最低限の単位、最低限の出席日数だけをクリアして進級、卒業する。

 

あきらかな、計画性を持っていました。

それも、少し多めに授業取っておいてすべて受けたあと、一番楽な組み合わせを選んでいたようです。

 

それ以外の授業は、すべてはやい段階で履修放棄。

ある意味「サボるための努力ならできる」人間、だったのかも知れません。

 

そして彼は当時、「俺の信条は、雨が降ったら自主休講だから」と、言っていました。

気持ちは、わからなくもないですが。

 

雨が降ったときのことを考えて、ある程度、出席日数を多めに確保していたようでもあります。

「徹底しているな」と、思いました。

 

遅刻は当たり前、行事に関しては「単位に関係ないし、やりたくないからやらない」と、言っていました。

合唱に関しては、くばられた楽譜をその場で捨てたあげく、練習にも本番にも出ません。

 

体育祭は、出席だけつけてすべて補欠に頼んで帰り、文化祭の準備も完全に不参加。

期末試験に関しても、「赤点さえ取らなければ、問題ない」という姿勢でした。

 

彼は「疲れるのが嫌」で、「楽なのが幸せ」という、価値観を持っていたようです。

学生時代の途中で、とくに大きな変化はなかったようです。

 

ようするに、なにかをきっかけに、サボり魔になったのではなく、元からサボり魔だったのです。

彼の知能犯型のサボり魔素質は、生まれついての「サボる才能」とさえ思えました。

 

まとめ

いかがでしたか。

すべて、学生時代の同級生の話ですが、ここまで、そう簡単には出てこないと思います。

 

その上、最初にあげた同級生以外は、しっかり高校まで卒業しているのも特徴的でしょう。

ある意味彼らは、要領よく生きているのかもしれません。

 

でも、「今ごろ、社内ニートになっているのでは」と、思わずにはいられません。