田舎の近所付き合いは大変だと思ったエピソード9つ

悩む女性

50歳。女性。

三人の息子のシングルマザーで、心理カウンセラーをしています。

 

波乱万丈な半生を経て、整体師からカウンセラーに。

あらゆる人間関係の悩みも体験。

経験から、「人との付き合いは、腹八分がちょうどいい」と学びました。

 

 

近所付き合いが大変な田舎のエピソード1.何時に起きて、何時に寝るかまで知られている

仰天する女性

 

田舎に引っ越して、10年。

都会とは違って、人のことをよく見たり、生活の時間帯まで把握されていることに驚きました。

 

私は早朝に起きたり、逆に休み前などは、夜中まで起きていることがよくあります。

しかし、驚くことに、トイレに行くときなどにチェックしているのか、何時に寝て、何時に起きているかまで、よく知っているのです。

それも隣だけではなく、お向かいや隣の隣まで!

 

外で顔を合わせると、こう言われます。

「昨夜は遅かったね」とか、「普段は、かなり早く起きるんだね」と。

まるで、詮索されているようで、嫌な気分になりました。

 

近所付き合いが大変な田舎のエピソード2.草むしりをそれとなく要求される

草むしり

 

私が住んでいた家は庭が広かったのですが、その分雑草もたくさん生えてくるので、草むしりが大変でした。

二週間起きくらいには、するようにしていた私。

しかし、ある夏のこと、体調が優れなくて仕事するのが精いっぱいで、草むしりどころではなくなってしまい、一気に雑草が増加。

 

私自身も気になってはいたのですが、仕方ないことなので、そのままにしておきました。

「回復してれからやればいい」と、自分に言い聞かせていたのです。

 

ところが、庭で洗濯を干しているときに隣のおばさんから、「草は臭うし、虫がたかるよね~。蚊も増えるし」と嫌味を言われました。

「さりげなく、草むしりを要求しているんだな」と気づき、休みの朝、四時間かけて草むしり。

そのこともあって、毎回毎回、草むしりをする日常になってしまいました。

 

雑草を生やしておいても、さほど迷惑をかけてはいません。

そもそも、その方はほとんど庭には出ません。洗濯も二階のベランダに干していたので、あまり関係ないと思うのです。

 

これをきっかけに、干渉されるのが嫌になって、また都会に戻ることを考えはじめました。

 

近所付き合いが大変な田舎のエピソード3.割引を要求されたり、時間を守らない

値引きを要求する女性

 

家で整体の仕事をしていた私。

お友だちなどを紹介してくれることは助かりますが、その分、値引きを要求されるので困りました。

かなり安くやっていたにも関わらず、「さらに、1000円引いて欲しい」と言われたのです。

 

一人にそうしたら、全員にしなければならないので断りました。

ですが、図々しいというか、「近所だから」と、馴れ合いになるのが嫌になりましたね。

 

また、午前は10時からと決まっているにも関わらず、朝6時に電話がきて「8時からお願いしたい」と言ってくる方もいました。

 

近所付き合いが大変な田舎のエピソード4.雑談が長い

面倒に思う女性

 

外で顔を合わせると、雑談が長くて困りました。

そして、いろいろなことを根掘り葉掘り聞かれるのが、嫌でたまらなかったです。

 

子どものことから、私の結婚していたころのことまで、関係ないのに聞いてくるご近所さん。

暇なんだと思いますが、こちらが休みだと、なかなか切りあげられなくて大変。

外出するときに、外に誰もいないか確認してから、出かけることも多々ありましたね。

 

急いでいたり、誰とも話したくないときもあるので、いちいち立ち話しないといけないのが、私には苦痛でした。

 

近所付き合いが大変な田舎のエピソード5.地域の役員を二年連続でやらされた

PTA

 

地域の役員は順番で回ってきます。

そのため、必ずやらなければいけないわけですが、なかには、なんだかんだと言いわけして、やらない家もありました。

 

そのため、あとが見つからず、仕方なく二年連続でやったことがあったのです。

「これも田舎ならではの、馴れ合いのせいではないか」と思いました。

さらに、二年連続でやっていることに、口出ししてくる人もちらほら……。

 

私としては好きで受けたわけではないので、「人が良すぎる」だのなんだのと、事情もよくわからずに、好きに言われることが嫌でした。

 

 

近所付き合いが大変な田舎のエピソード6.雪かきを朝早くから、近所の分までしなければならなかった

雪かき

 

雪が積もると、家の前の私道が凍って危ないので、雪かきをするひつようがありました。

近所の方は早朝6時前からはじめるため、家のなかにいるわけにもいかず、時間帯を合わせなければなりません。

 

また、男の人たちのほうが力はあるはずなのに、簡単に済む自分の家周りしかやらないのです。

そのため、道路のほとんどを女だけでやらなければならなく、ご近所の家の前まで手伝いました。

 

終わるまでに、何時間もかかる雪かき。

都会であれば除雪車がきますし、まず積もることはほとんどないので、慣れていないこともあって大変でした。

 

近所付き合いが大変な田舎のエピソード7.子どもの様子までチェックされる

田舎に住む子供

 

子どもの批評までする人がいました。

朝、挨拶したか、しないかをいちいち報告。

「誰々が一番いい子」だとか、「誰々はお母さんには優しくても外面が悪い」などと言うのです。

 

逆にいえば、そういう人だから、息子も挨拶すらしないわけですが、自分ではわからないようで……。

都会であれば、いちいち思ったことを口にしたり、人の子どもの毎朝の様子まで気にしませんから、「めんどくさいな」と思いました。

 

近所付き合いが大変な田舎のエピソード8.買い物に行くと必ず誰かしらに会う

買い物

 

スーパーに行くと、必ず誰かしらに会うのが苦痛でした。

話しかけられるので、急いでいるときはとても困るのです。

 

また、カゴのなかまで見るので、デリカシーのなさに呆れたこともありました。

 

近所付き合いが大変な田舎のエピソード9.一番頭にきたこと噂好きで野次馬

救急車

 

息子が倒れて、救急車で運ばれたことがありました。

そのとき私は用事があり、遠くまで出かけていたので、弟が発見して連絡をくれ、付き添いもしてくれたのです。

 

幸い点滴だけで退院できましたが、その数日後、近所の方が外にいて私を見つけて、駆けよってきました。

その人と、仲のいいご近所さんも一緒です。

 

そばまでくると「数日前のことを見ていた」と話し、さらに「なんで、お母さんがいないのか?」と、文句というか責めるような言い方で、言われました。

私は「用事があって、たまたまいなかった」と話しました。

ですが、延々とぐちぐち言われて、危うくキレかけるところでしたね。

 

近くから見ていただけで、なにもしてくれないにも関わらず、ガタガタと干渉だけしてくることに腹が立ちました。

また息子が運ばれたのは夜遅くでしたから、わざわざ救急車のサイレンに反応して、外に出たのだと思います。

そして、救急車が到着して走り出すまで、ずっと見ていたようです。

 

多分、あちこちに言いふらしたりもしたのでしょう。

その後、何人からか「お兄ちゃん大丈夫?」と聞かれました。

呆れ果てたと同時に、また「都会に戻ろう」と強く思ったものです。

 

まとめ

田舎には田舎なりのいいところがあるのですが、どうも私には合っていなかったようです。

そのため、今では田舎での生活をあきらめ、都会暮らしに戻りました。

私には、都会暮らしが合っていたようです。