田舎でニートになり復活したエピソード4編

昼寝をする女性

28歳女性。事務職。

人間不審ぎみで、難しい性格。

 

ちょっとコミュ障なところあり。

人一倍、周りの目を気にするほうなので、ニートのときは精神的にまいっていた。

 

仕事をクビになったことに打ちひしがれ、そのままニートへ!

しかし、田舎生活が暇すぎて、社会復活を果たす。

 

現在、事務職員として勤務中。

 

 

田舎でニートになり復活したエピソード1.コミュ障のせいでうまく職場に溶け込めず、ニートへ

医療事務

 

私は専門学校卒業後、田舎の実家から職場に通っていました。

医療事務の学校へ通っていたこともあり、そのまま医療事務の職場に勤めたのです。

 

しかし、この仕事が思うようにできなかった私。

ただ毎日毎日、同じ仕事を繰り返すだけなのに、これができなかったんです。

 

会計当番のときは、レジのお金が合わなくて、泣きそうになっていました。

仕事もぽんこつでしたが、一番救いようのないのがコミュ障なこの性格です。

 

田舎というのは、すごく職員同士の結束が高くて、仲がよい人間関係が特徴。

そんな職員の間に溶け込むのが、本当に難しくて難しくて、うまくみんなの会話に入って行けないことが辛かったです。

 

そうやってコミュ障を発揮して、段々と孤立。

このせいで、最終的にほとんどクビのような形でやめることになりました。

事務長に「自主退職にしたほうがいい」と言われてそうしたけど、実際はほぼクビです。

 

このショックのせいで、私は家に引きこもりニートになりました。

自分が可哀想で、情けなくて仕方なかったです。

 

田舎でニートになり復活したエピソード2.田舎なせいで、近所にあっという間に噂が広まる

噂話

 

私がニートになってから数週間後、本当にあっという間に、ニートをしているという噂は周りの人に広まったのです。

それは当然のことで、医療事務として働いていた職場には、近所の人も複数通っていました。

 

私が辞めていなくなったあとに、「あの子どうしたの?」とおそらく聞いたのでしょうね。

仕事を辞めたと聞いて、一気に私がニートをしているという噂が、近所中に広まったのです。

 

このせいで、恥ずかしくて、恥ずかしくて、私は外に出られない生活が続きました。

出たとしても、買い物や祖父母の家に行くくらいで、ほかの場所には一切行かないように。

 

それでも、用事があり、家にやってくる人はいます。

そのたびに母や父は「子どもは今なにをしてるの?」と、わざわざ近所の人に探りを入れられたそうです。

 

田舎って、こういうことがすぐに噂になるから、嫌なんですよね。

都会と違って、田舎は近所同士のコミュニティーがしっかりつながっています。

ニートになってすごく辛かったのは、このご近所の目があったというのが大きかったです。

 

このせいで、精神的にまいりました。

 

 

田舎でニートになり復活したエピソード3.母の知り合いからしつこくとあるA病院に誘われる

勧誘する男性

 

それから、私がニートだと噂を聞きつけた母の知り合いに、しつこい勧誘に遭いました。

「医療事務として、働かないか?」というお誘いです。

 

普通だったら、すぐに働いていたかもしれません。

しかし、私は一度職場をクビになったことで、医療事務はこりごりだったので、これを断っていたのです。

 

でも、本当にしつこく誘われましたね。

最後のほうでは、「数ヶ月お試しでもいいから」なんて勧誘されて驚きました。

 

しかし、このA病院は精神科でしたし、ハローワークを見たら、いつも求人が出ている問題のありそうな職場だったのです。

いい噂はまったく聞かないし、悪い噂をよく耳にします。

だから、頑として誘いに乗りませんでした。

 

田舎というのは自分の情報が周りに漏れてしまうことは嫌だけど、周りの情報もじゃんじゃん入ってくるので、そこは安心します。

A病院に悪い噂がなかったら、もしかしたらそこに行っていたかもしれません。

あとで聞くと、相当人間関係に問題がある職場らしかったので、「行かなくて正解だったな」と、胸をなで下ろしました。

 

コミュ障で悩んでいる私はそんなところに行っても、心を病んで、また仕事を辞める未来しか思い浮かびません。

だから、行かなくて良かったです。

 

田舎でニートになり復活したエピソード4.田舎生活が暇すぎて、ニートから社会復帰

デスクワーク

 

私は一時期は本気で人間不審になっていて、働く意思がまったくありませんでした。

ニート生活を楽しんでいたころもあります。

だから、暇つぶしができる都会に住んでいたら、もっと長くニート生活を続けていたかもしれません。

 

それだったら、今ごろもっとダメ人間になっていましたね。

そう考えると、田舎で住んでいて良かったのかもしれないです。

 

働かなくなって、数ヶ月経過して、段々家ですることがなくなった私。

外に出ると人目が気になったので、あまり外出できないし、外出できたとして田舎です。

グダグダと暇をつぶせる、娯楽施設がほとんどありませんでした。

 

お金もないですしね。

こんな状況が続くと、暇すぎてだんだんと、このニート生活に嫌気がさしてきたのです。

 

こうして、私はつまらない生活に飽き飽きして、「もう一度働こう」と思い、社会復帰する道を選びました。

田舎でニートをすると、私のように暇すぎて、社会復帰する人が出てくると思います。

それくらいに、娯楽施設がないんです。

 

幸か不幸か、私はこのような理由からニートを卒業しました。

現在は事務職で書類の作成や雑用、電話対応などのデスクワーク作業を頑張っています。

「なんだかんだ、社会復帰できて良かったな」と思いますね。

 

まとめ

田舎でニート生活がはじまったときは、親に迷惑をかけまくりでした。

あのときは近所の人や知人や祖父母に、私の様子を聞かれて、父も母もさぞ辛かったことでしょう。

 

今はひたすら仕事を頑張って、親孝行したいです。

いつか臨時から正職員になって、親を安心させたいと思います。