弱者の反撃!いじめに反撃したときのエピソード3編

決意する女性

毎日、掃除や洗濯、料理の献立に悩む、波乱万丈な生活とは無縁で、平凡な生活を送っている42歳の主婦です。

学生時代のいじめの経験から、人とつき合うときは「広く浅く」を心がけてきました。

 

そのお陰で、ママ友トラブルもなく、ほどよい距離感を保てています。

 

 

いじめに反撃したときのエピソード1 .ふとしたきっかけでいじめられるようになる

中学校の教室

 

中学3年のときに女子グループ6人で仲良くしていました。

しかし、 ふとしたきっかけで、仲間外れにされるようになったのです。

 

その5人のメンバーのリーダー格の子と、同じ筆箱を持っていたのが気に入らず、無視されるようになりました。

最初は移動するとき、いつも6人で行動していたのが、だんだん声をかけられなくなって、気がつくとひとりに。

 

無視されるようになってからは、 図書室で好きでもない本読んだり、教室でひとりでぼーっとしてみたりして、昼休みを過ごしていました。

そのときはクラスの女子も、その5人のメンバーに関わるのが嫌で、私と口もきいてくれません。

本当に悲しくて涙が出ていました。

 

なんども仲間に入れてもらおうと思いましたが、こちらを見てヒソヒソ話をして、いつも文句を言われる日々。

それがつらくてつらくて、耐えられませんでした。

 

1番つらかったのは、ときどきトイレに呼び出されて、少しのことでも責め立てられたことです。

たとえば、体育のときに跳び箱を飛んで、そのあとにみんな拍手をしていたのですが、5人のメンバーのうちの1人だけのときに、「拍手しなかったでしょう」と責め立てられたりしました。

 

たまたま拍手しなかっただけなのに、 トイレに呼ばれ、5人に囲まれて、1人1人に次々責め立てられる私。

まったく悪くもないのに、「Aちゃんに謝れ謝れ」と強い口調で言われ、黙っていると、トイレのドアを蹴り、「謝れ謝れ」と口々に言われました。

やっとの思いで「ごめんなさい」と言うと「ニヤッ」としてその場を立ち去るのです。

 

いじめを受けながらも、どうにか 頑張れたのは、どうして自分がこんな目にあうのか納得いかないこと。

そして、その5人にいつか仕返ししてやるという気持ちがあったからです。

 

いじめに反撃したときのエピソード2.反撃を決意

決意する女性

 

私への いじめもだんだん飽きてきたのか、以前よりはトイレにも呼び出されなくなりました。

そのころからクラスの女子も、少しずつ話をしてくれるようになってくれたのです。

 

そのうち、5人のメンバーがときどきもめることがあって、おたがいの悪口を言うのを知っていました。

私はそのとき、こう思ったのです。「チャンスかも」と。

 

このままいけば、いつかこの5人の関係は崩れるだろうと思っていました。

そして、そのチャンスがくるのをずっと待っていると、ついにそのときがきたのです。

 

5人のメンバーの1人が、4人のなかの1人のお気に入りの男子と、仲良く喋っていました。

それに腹を立てたメンバーのリーダー格の子が、その自分のお気に入りの男子と喋っていたメンバーを無視しはじめたのです。

明らかにいじめのターゲットが、私からそのメンバー1人に。

 

今まで仲良くしていた5人のメンバーは 4対1となりました。

その1人になっていたメンバーは無視されたり、ヒソヒソと文句を言われるようになったり、シューズを隠されたりするようになったのです。

 

 

いじめに反撃したときのエピソード3.反撃のチャンス

知らんふりをする人

 

そしてついに反撃のチャンスがきました。

無視されていたメンバーが、私に謝ってきたのです。

しかも泣きながら、今までのことをすべて謝り、「私を許してほしい」と言って土下座。

 

私はすぐに悟りました。

このころ、私にも一緒にいてくれる友だちが1人いました。

私に許してもらって、私が今仲良くしている友だちのなかに混ぜて欲しいのだと。

 

でも、私は決して許しませんでした。

謝まったことに対しても、返事もせず聞こえないふりをしたのです。

土下座までして、少しかわいそうに思いましたが、私がされてきた仕打ちを考えたら、これくらいなんてことありません。

 

そしてこのことがあってから、ほかの4人のメンバーもクラスでトラブルメーカーとして、みんなから煙たがられはじめていました。

そして一番大きなできごとが起きたのです。

 

それは、その5人のメンバーを分裂させるきっかけとなったお気に入りの男子に 、リーダー格の女の子が告白。

しかし、木っ端微塵に振られ、クラス全員の前でその男子から「俺はブスは嫌いだ」と言われたのです。

そのときの、リーダー格の子の恥ずかしそうな顔といったら、言うことありませんでした。

 

「クスクス」と笑い声が響く教室。

私は、このとき思わず涙が出てしまいそうなくらい、うれしくて、その男子に心から「ありがとう」と思いました。

 

それからというものの、この5人はこのクラスから、完全にいじめっことして孤立するようになり、皆から嫌われていったのです。

 

まとめ

学生にとって、いじめはとても辛いものです。

本当に逃げ出したくても、逃げ出せない暗いトンネルにずっといるような気持ちでした。

 

しかし、このことがあって、私はなにか辛いことがあっても「これに比べたら辛くない、乗り越えられる」と思い、いろいろなことを頑張ってこられたのです。

ですので、この経験は自分の人生において、いろいろな困難を乗り越えるとてもいい経験になったと、今では思えるようになりました。