26歳、女性。
日々仕事に明け暮れながら、今年で5歳になる息子に育てている、シングルマザーです。
やっと生活が安定してきたことから、少しばかり自信を持ち、「ひとり親だからといって、できないことはない!」がモットー。
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離婚で、苦しい思いをしたエピソード1.離婚をするまでの、労力の消費が激しかった
さまざまな理由から、子どもが生後半年のころに離婚。
「子どもがいない」となると、話は別ですが、そうではないので、何度も思いとどまることもありました。
ですが、「2人で生きていく道のほうが、はるかに幸せになれる!」、そう感じて、行動に移した次第です。
ですが、最初は、元旦那が離婚に、なかなか応じてくれませんでした。
「まずは別居をしなければ」と思い、乳児を抱えて、職と家を探します。
離婚調停も、なんとか言いくるめる形で、サインをもらいました。
そして、その日のうちに、子どもを抱えて区役所に走り、離婚届けを受理してもらった日は、今でも忘れられません。
逃れるために、必死でしたね。
だからこそ、ズルズルと引き伸ばしにされる日々が、とてつもなく苦痛でした。
何度も何度も涙し、ときには後悔もしそうになりながらも、毎日の生活に耐えた私。
元旦那は、仕事は続かない挙句、暴力にパワーハラスメントと、散々な人でした。
ですが、子どもへの愛は、感じられるところもあったのです。
なので、そこを引き離してしまうということに対して、少しばかり、後ろめたさも感じたことがあったのも事実。
それでも、いつも口ばかりで、なにひとつも変わらない元旦那との生涯は、まっぴらごめんです。
「旦那に、子どもを任せられない」
そう思い、1人で育てながら、生きていく決心自体は、固かったです。
「元旦那と子どもの間に、関係性ができるまでに、離れなければ」
そういった、ズルイ思いもあったことは確かです。
離婚で、苦しい思いをしたエピソード2.離婚の原因はなんであれ、「結婚を失敗した人」に変わらない
「世間の目は、まだ離婚に寛容的ではないな」と、感じることが、この数年で何度もありました。
数こそ増えてきているものの、私は20代です。
なので、周りで離婚を経験した人は、まだまだ少数。
「1人で生きていけるだなんて、すごい!」
そんなふうに、薄っぺらい賞賛をされるたびに、このように言われているような気がします。
「わたしはそうなりたくない」と。
「子どもが可哀想」なんて言われると、ぐうの音も出ません。
だからといって、離婚した経緯をこと細かに話す気にもなれませんし、同情してほしいわけでもなく、共感してほしくもないのです。
ただ、「結婚に失敗した」という事実に、変わりありません。
これはエゴでもあるのですが、子どもがいるので、全否定だけはしたくないのです。
「ただただ、面白半分で関心を持って欲しくない」、それだけでした。
子ども以外の人と、話すことが嫌になっていたのも、このころです。
離婚で、苦しい思いをしたエピソード3.友だちの幸せそうな姿を見るのが辛い
同世代から結婚式の招待状が届くようになり、本当に仲のいい友だちだと、「出席しよう」となるのですが……。
「離婚をした身で、本当に参加していいのか?」と、自分自身をいましめてしまいました。
「縁起が悪いのでは?」と、思うことも。
被害妄想的な思考はとどまることを知らず、どんどん自分を追い込んでしまいます。
それでも、今まで、数回の結婚式に参加してきた私。
しかし、どれも大切な友人だというのに、「晴れ姿」や「幸せそうな表情」を見ると、どことなく、心が痛くなってしまい……。
喜べない自分が嫌で、仕方ありませんでした。
「羨ましい」、そんな気持ちがあったことも確かです。
「離婚を経験していなかったら、心から祝福できていたのだろうか?」
こんな気持ちになる理由の1つが、「離婚」と感じつつ、「どこまで私は、小さな人間なんだろう」と辛くなってしまいます。
「自分自身に呪いのようなものをたくさんかけては、自分の首を絞めている」
今でも、そのように感じている私です。
離婚で、苦しい思いをしたエピソード4.結婚生活がトラウマ化している
再婚を勧められることが、それはもう、週1ペースといっても過言ではないくらいあります。
再婚に関しては、一切考えていません。
「子どもとの2人の生活が、安定しているから」、という理由もあります。
ですが、結婚生活自体にトラウマを抱いているので、上手くいく気がしないのです。
ここからまた恋愛をはじめるという、イメージすら湧きませんし、それ自体がいい歳をして怖いです。
「子どもがいるから」、というのも大きいですが、同じ過ちを二度と繰り返したくありません。
「これ以上、戸籍も汚したくない」、そんな思いもありますね。
なんにしても、再婚について、ポジティブに物事を考えられない私。
それだけ、いまだにダメージが残っているのだと感じます。
「本当にいい人があらわれたら、変わる」とも、周りから言われますが……。
「本当にいい人」の定義がわかりません。
「人を安易に信用できなくなってしまった」ということが、かなり大きいと思います。
そんなトラウマに縛られることなく、いつか子どもが巣立ったあとにでも、第二の人生を進められればいいのですが……。
でもやっぱり今は、考えられませんね。
まとめ
離婚とは人生において、大きな転機です。
「その選択は、最善であったかどうか」
そう言われると、揺るがない決心だったとはいえ、言葉を濁してしまいそうになります。
ですが、人生において、最善の道なんて、誰にもわかりません。
「今いる場所で、どう生きていくか」
そこを大切に、これからも日々歩んでいきたいと思っています。