37歳女性。
現在は所有している薬剤師資格を活用し、ドラッグストアでの調剤担当として働いています。
22歳のときに、当時の同級生と結婚し、翌年には子どもを出産。
しかし、元主人との間の生活の不一致などから、26歳のときに、離婚をすることに。
以後、仕事と家庭を両立しながら、男の子を育てるシングルマザーとして活動中です。
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私が離婚後の不安を乗り切った方法1.趣味を率先して、ストレスを回避
離婚は、その前後の作業も、心身ともに多大なストレスを感じるものばかりですよね。
実際に、私も精神的に追い詰められたことがありました。
とくに、離婚したあとの自分の人生設計や将来への不安は、本当に大きくて……。
何度も夢でうなされたり、落ち着いて休むことさえできなかったりと、非常に苦しめられた経験があります。
そんな私が、実践した数ある方法のなかでも、とくに効果的だったのが、とにかく趣味に打ち込むというもの。
趣味といっても、なにかとお金が入り用になる、「離婚後」という特殊な状況です。
なので、旅行にいったりなど、お金が必要になる趣味をわざわざ行う必要はありません。
たとえば、本を読むのが大好きな方であれば、雑誌や書籍をひたすら読んで、文学の世界に逃避してもいいと思います。
実際に私が打ち込んだのが、学生時代から大好きだった、「身体を動かす」という手法でした。
とくに熱心にやったのが、毎朝のウォーキングと、自宅近くで開催されている、カルチャースクールでのヨガ。
ヨガは、心身ともに鍛えることができるので、すごくいい趣味だったと思います。
実際、離婚したことで、金銭的にも非常に追い詰められた時期があった私。
その結果、毎日の食事さえも、ままならないような状況になったり、一時的に借金をして、生活費に充てたりなど、苦しい時期もありました。
そんなとき、近くの公園や遊歩道を歩くウォーキング。
このウォーキングなら、お金もかからないし、身体も鍛えられるし、本当にいいことづくめでした。
あと、歩くという方法に焦点を当てて、「ウィンドウショッピング」という方法も、よかったですね。
私のなかの不安を解消してくれる、有効な方法になってくれました。
実際に、お金を使ってお買い物する必要はありません。
ショーウィンドウに飾られている洋服やアクセサリを見ているだけでも、心が満たされます。
そのうえ、シンママとして働くと、どうしても疎くなりがちな流行もちゃんと掴めるのです。
ウィンドウショッピングは、一石二鳥的な方法として、よく実践していました。
私が離婚後の不安を乗り切った方法2.とにかく仕事に打ち込んで、身体を疲れさせる
離婚前と比べると、離婚後は自分自身が世帯主として、活動しないといけません。
そういう経験がない人ほど、不安ですよね。
私自身もそうだったんですが、実際に世帯主になってみると、不安は何倍も膨らみます。
「小さな子どもを持つシンママとして、しっかりと生きていけるだろうか」と。
そんな状況のなかで、離婚後の不安を少しでも解消し、考えないようにする方法として、私が実践したこと。
それは、「仕事に打ち込む」というものでした。
とはいっても、兼業主婦として、最後まで活動していたわけではありません。
なので、簡単に仕事は、見つからないものです。
ですから、私の場合、最初のうちは、子育てとの両立を図るため、軽い仕事からはじめることにしました。
1日3時間程度のパートタイマーや、派遣社員として働くなど、仕事自体も決して、重労働というわけではなかったです。
そのおかげか、なにかほかのことに、一時的に打ち込む環境を手にすることができました。
その結果、離婚や今後の生活に対する不安も、徐々になくなっていき、精神的に追い詰められるようなこともなかったです。
子どもが少しずつ、手のかからない状態になっていけば、自然と時間を増やして、さらにお金が稼げるような仕事に就くこともできます。
それに、仕事をしている間は、一社会人として、いろいろな作業を任せてもらえる、「責任感」も感じることができました。
そういう面でも、少しずつ仕事をはじめることができたのは、本当に助かりましたね。
私が離婚後の不安を乗り切った方法3.親しい友人に、不安をさらけだす
「自分のなかにある、不安や寂しさを心から解放できる存在がいる」
いつのころも、そういう存在は、本当に大きな助けになるものですよね。
とくに、親友と呼んでもいいくらいに、信頼できる存在は大きいものです。
自分のプライベートな感情や想いを、打ち明けることができますからね。
そういう存在がいれば、たとえ「離婚後」という大きな不安を抱えやすい状況でも、自分を見失わずに、頑張っていくことができます。
幸いにも、親友と呼べるくらいに、大切な友人がいた私。
実際に、「離婚後」という大変な時期には、よく電話やメールを使って、友人に不安を聞いてもらったり、励ましてもらったりしていました。
とくに、離婚する女性側が抱えやすい悩みといえば、やはり、収入面など経済的な要素。
当時は、安定した仕事を続けている男性側とは違って、専業主婦として仕事を辞め、家庭に入っていた状況です。
そのため、いざ「離婚」という結末に至ると、途端に収入源がなくなってしまい、不安定な生活になります。
そんなとき、親友に不安を吐露することで、励ましてもらったり、場合によっては、親友が私の子どもたちに、プレゼントを贈ってくれたりなど。
親友が、公私さまざまな場面で、支えてくれたのです。
結婚生活中は、一時期、親友との交流も希薄になっていました。
しかし、それでも、離婚という経験をすることで、親友との絆も、一気に深まったのが嬉しかったですね。
私が離婚後の不安を乗り切った方法4.今の自分の境遇を冷静に観察する
結婚という行為が、人生にとって最大級の幸せな瞬間であるのに対して、離婚は人生における不幸な瞬間といっても、過言ではないと思います。
実際、離婚することで、さまざまな負担や不安が、一気にのしかかってくることに。
そのうえ、自分の人生や選択自体に、猜疑心を持ってしまうこともしばしば。
結局、「そうした重責や不安を抱え込んでしまった結果、ストレスや鬱などの症状に陥ってしまった」という方も、少なくないと思います。
けれど、不幸な瞬間に陥っているからこそ、逆の発想で考えてみることをおすすめしたいですね。
なぜなら、離婚直後の状況って、ある意味では、「人生における、もっともどん底の瞬間」といってもいいからです。
そして、「どん底の状態にいるということは、そこからさらに、深みに落ちてしまうということがない」ということ。
逆にいえば、「なにをしても、今以上に、不幸や不安になることなんてない」。
だからこそ、あとは、そこから這いあがっていけば、いいだけですから。
私も、離婚直後に、多大な不安を抱えていました。
しかし、「今の自分が1番不幸なんだから」と、とにかく自分に言い聞かせるところから、スタートしたんです。
そうやって、今の自分の状況を冷静に観察すると、とても不思議なことがおきます。
自分でも意外なほど、落ち着いた気持ちを手に入れることができるようになったのです。
それに、冷静になることで、こう思えるように。
「自分と同じような境遇の人も、たくさんいるんだ」と。
そう思うことができれば、離婚後に感じがちな、孤独感や寂しさも減らせます。
なので、同じような不安を抱えている方には、ぜひ実践してほしいですね。
ただし、私自身も経験があるですが、1つだけ注意しておきたい点があります。
それは、他人と比べすぎないようにすること。
自分と同じように、離婚直後の不安を抱えている人がいること自体を、認識する行為はすごく大切です。
しかし、必要以上に周りの人を意識しすぎてしまうと、今度は周りの人の成功や不安からの脱出ばかりに、目が行ってしまい結果になります。
そうすると、自分が取り残されてしまうような意識になることがあるのです。
なので、あくまでも周りへの観察は、参考程度に留めておくのがポイントになります。
そういった意味も含めて、あくまでも、「冷静さ」を大切にするようにしてくださいね。
まとめ
それまで家庭を持っていた妻にとって、離婚というものは、人生最大の困難です。
しかし、前だけを向いて、少しずつ頑張っていけば、状況は必ずよくなります。
今回ご紹介したエピソードが、離婚した女性にとって、少しでも役に立てば、幸いです。