小学校での苦しすぎるイジメエピソード6編

小学生の女の子

35歳女性。医療職に就き病院勤務。

小学生のときにいじめにあい辛い経験をしたが、いじめに負けないよう、勉強に集中し進学。

医療系国家資格を取得する。

 

10年前に結婚し子どもにも恵まれ、子育て、家事、仕事をこなしながら趣味の読書で息抜きをしつつ、充実した生活を送っている。

 

 

小学校で苦しんだイジメエピソード1.いじめのはじまりはバレンタイン

バレンタインデー

 

私の実家はとても山奥で、全校生徒60人くらいの小さな小学校に通っていました。

私のクラスは9人。

 

あまりにも人数が少ないので1つ上の学年と複式学級というかたちで、クラス編成がされていました。

簡単にいうと、1つの教室で2つの学年が1人の先生から授業をうけるということです。

 

そこで私はいじめにあったのです。私は当時とても太っていました。

それでも学年が上がると好きな人ができ、太っているなりですが、身なりに気をつけるようになりました。

 

小学校4年生のときのバレンタインデー。

人数が少なかったので毎年バレンタインデーには男の子全員にチョコレートを渡していました。

しかし、4年生なったとき「想いを伝えよう」と思い、同じ教室で勉強していた1つ上の5年生の男の子に、本命チョコレートを渡したのです。

 

そこから私へのいじめがはじまりました。

 

小学校で苦しんだイジメエピソード2.歯ブラシ事件

歯ブラシ

 

チョコレートを渡したことを気に入らなかった女の子の1人から、嫌がらせがスタートし、段々エスカレートしていきました。

チョコレートを渡した日に男の子が周りからからかわれ、その女の子が「そんなの捨てちゃいなよ」と言っていたのが聞こえたのです。

帰りに玄関にある大きなゴミ箱に、私があげたチョコレートが捨ててありました。

 

次の日は私の歯ブラシが、チョコレートを渡した男の子の歯ブラシと毛先がくっついたような状態に、なっていて使えない状態に。

当時は先生に言うこともできずに困っていると、数人の女の子がクスクス笑っていました。

 

たった1日で、私に嫌がらせをしてきた女の子は、私を入れてクラスに5人しかいない女の子のうち3人を巻き込んで、私をいじめるようになったのです。

 

小学校で苦しんだイジメエピソード3.靴隠し事件

小学校の靴箱

 

歯ブラシの件ではさすがに男の子が怒って一度きりでしたが、私に対する仕打ちは段々ひどくなりました。

 

下校しようとすると靴がありません。

遠方から通学している生徒はバス下校だったので、バスに乗らないと帰れないのです。

 

唯一仲良くしてくれた幼馴染みの同級生と先生と必死で靴を探しました。

また陰でクスクス笑っている声が聞こえます。

「デブのくせにチョコレートなんて渡すな」とも聞こえてきました。

 

そのときは先生が女の子たちに靴を探すように言ったため、あっという間に見つかりましたが、隠した張本人なので、場所なんてすぐにわかりますよね。

汚れた靴をはいて惨めな気持ちで帰りました。

 

 

小学校で苦しんだイジメエピソード4.まだまだつづくいじめ

泣いている女の子

 

親にも先生にもばれてはいけないと思い、ひたすら我慢して学校に毎日登校。

教科書がなくなっていたり、机に「デブ」「ブス」と書かれていたこともありました。

「こんな漫画みたいないじめって本当にあるんだ」と思いましたね。

 

陰でコソコソしていましたが、人数が少ないので誰がなにをやっているか、周りの人はわかります。

見かねた男の子たちが、隠されたものを見つけてくれたり、隠される前に止めてくれたりしましたが、その行動が逆に悪い方向へと向かってしまったのです。

 

ある日下校前にトイレにいき戻ってくると、ランドセルがありません。

さっきまで机の上にあったのに、どこにもないのです。

 

帰りのバスの時間がせまってきています。

私は必死になって探しましたが、みつかりませんでした。

 

そのときばかりは泣きながら先生に話し、先生とクラスの子と探しましたが、今回は隠した女の子たちは教えてくれません。

やっと見つけた場所は、掃除用具入れの一番上の棚の中。

これにより先生が、いじめの実態をはじめて知ったのです。

 

もちろん私の両親にも連絡がきました。

学校で話し合いをし、女の子たちは謝ってきましたが、謝ったところでいじめがなくなるわけではありません。

 

小学校で苦しんだイジメエピソード5.終わらないいじめ

一生懸命に勉強をする女の子

 

目に見えるいじめはなくなりましたが、今度は無視です。

連絡事項を伝えても無視。

先生から言われると「そんなこと聞いていない」という始末でどうにもなりません。

 

今度は下の学年の子にさえも、私を無視するように話したようで、下の学年の女の子数人にも無視されるようになりました。

それはリーダー格の女の子が卒業するまで続いたのです。

 

私が4年生ときの2月のバレンタインデーからリーダー格の女の子が卒業するまでの約1年間。

長くつらい時間でした。

それでも学校は休まないと決めて勉強に集中。

 

リーダー格の女の子がいる中学校に私も通わなければなりません。

その恐怖もありましたが、中学校にいってみると人数が多いので、いじめはありませんでした。

 

小学校で苦しんだイジメエピソード6.無残ないじめっこ

見下す女性

 

年月を重ね、私は勉強した成果を発揮して進学をし、国家資格を取得して医療の現場に勤務。

結婚をして実家を出て子どもにも恵まれ、今は幸せに生活をしています。

 

帰省したときにとあるファミリーレストランに家族で入ったところ、私をいじめたあの女が働いていました。

私を見て気がついたかどうかはわかりません。

 

しかし、母に聞いたところ、35歳を過ぎてまだ結婚できず、仕事もファミリーレストランのアルバイトをしていると聞きました。

そのとき、私は「私の楽しく過ごすはずだった小学校生活を奪ったむくいだ」と思いましたね。

 

そう考えることで辛かった記憶を薄れさせようとしているのかもしれません。

 

まとめ

小学校時代に受けたいじめは、とても辛いものでした。

しかし、いじめられていながらもしっかりと勉強したおかげで、私をいじめていたあの女よりも、良い生活ができています。

あのとき、一生懸命に勉強して本当に良かったです。